今回は2025年7月に買ったり、バーなどで飲んだりして美味しかったウイスキーをご紹介していきます。
1本目:ブティックウイスキー ジュラ バッチ3 20年 for SHINANOYA
信濃屋さん向けのジュラです。
1998年蒸溜で20年熟成の1本です。
乳酸っぽさを感じつつ、トロピカルの要素もあるいいジュラです。
あまりジュラの経験は少ないのですが、その中でもジュラらしさを感じつつ美味しいと思える1本でした。
2本目:WHISKY JURY ベンネヴィス 1996-2023 27年
アプリコットとフルーツ、少し還元的な野生味があります。
桃とは言えないけど近いものはあり、後半にオールドっぽいトロピカルがグッと強くなるという印象です。
フルーツよりではありますが、少し樽やスパイシーさも残すと96ネヴィスらしからぬところが面白かったです。
今年は当たり年と呼ばれる96年蒸溜のベンネヴィスのリリースが多いですね。。
お値段も1本6万~7万くらいなので、バーで飲むとハーフショット15mlは大体ボトル価格÷20くらいが相場なので、1杯3,000円~4,000円くらいでしょうか。
結構追っかけるのも大変だったりします。。(泣)
3本目:ドーノッホ 5年
ウイスキーミュウから販売が行われたドーノッホです。
5年にしてはフルーティで濃密な熟々した感じがあり、余韻にパッションフルーツを感じます。
これは発酵時間の長さからくるものであり、一般的なのは72時間(3日)などですが、ドーノッホはなんと200時間とのことです。
色々とお話を聞くとこれをウイスキーとして捉えていない人や現代型ウイスキーとして別枠として捉えている人もいて面白いところです。
個人的には普通にウイスキーとして捉えています。
4本目:トマーティン 1994 30年 Sealgair Nam Barrlaich
最初に感じるのはトロピカルですが、淡い印象で瓜っぽさや酸味なども感じます。
こういう素朴なウイスキーって結構好きなんですよね。
1本65,000円くらいですが、お金に余裕があれば購入したいところです。
5本目:アイラ シングルモルト 1993-2024 30年 for Bar Golden Promise AQUA VITAE×KIMURA×SHINANOYA
表記としてはアイラ シングルモルトですが、中身はラフロイグです。
フルーツをがっつりと感じてトロピカルな印象があります。
それでいてほんのりとピートがありナッツもある印象です。
1本11万くらいしますが、買えばよかったと思うほどの美味しさがありました。
6本目:WHISKY JURY アイラ シングルモルト 1993-2023 30年
こちらも表記としてはアイラ シングルモルトですが、中身はラフロイグです。
柑橘系のグレープフルーツ的なフルーツやシトラスを感じつつピートがしっかりとあります。
そして、こってりな甘さと少しコーヒーや果実のわたのような苦みを感じます。
フルーツとピートだけでも十分美味しいのですが、それでいて複雑味を感じることができるいいボトルだと思います。
今年は96ネヴィスのリリースも多いですが、91や93ラフのリリースも多いです。。
91や93ラフはボトル1本10万円オーバーなので、バーで飲んだら5,000円以上という印象です。
追っかけるのは大変ですが、今のうちに1本買っておきたいなとも思います。。
感想
2025年7月は1本5万円以上で30年熟成クラスの大型のリリースが続いたかなと思います。
お値段は張りますが、飲んでみると美味しいんですよね。
これまでは短熟やジャパニーズでも美味しいボトルを模索していましたが、最近は長熟派に移行しつつあります。
短熟やジャパニーズを購入しようとすると1本2万くらいしますので、それを3本我慢して5~6万円クラスの長熟を1本買った方がいいのでは?と思う今日このごろです。
ただ、1本2万でも外すのは嫌ですが、5万円以上となると余計に外すのが嫌なので、1杯3,000円以上払ってでもまずはバーなどで飲んでみるというわけです。
このペースで長熟の大型リリースが続くのはお財布的にキツいですが、まぁ適度に追っかけていこうと思います。



