- ウイスキーハーバー神戸2024
- 参加費
- 試飲した銘柄紹介
- 1杯目:頃末商店×信濃屋PB プルトニー 19年 2003
- 2杯目:ウイスキーハーバー神戸イベント限定 KFWS プルトニー 2010
- 3杯目:KFWS あかし 2017
- 4杯目:ハリーズ金沢PB ベンロマック 2013 9年
- 5杯目:rudder シークレットローランド 2013 9年
- 6杯目:モルトマン ブナハーブン 2014 8年
- 7杯目:UNCHRTED WHISKY キャメロンブリッジ 2003 20年
- 8杯目:麻屋商店×信濃屋PB ウィリアムソン 2006 17年
- 9杯目:山鹿蒸溜所 YAMAGA NEW BORN 2023年構成原酒
- 10杯目:吉田電材蒸溜所 ニューポット カラム2
- 11杯目:吉田電材蒸溜所 カラム2 1年熟成
- 12杯目:井川蒸溜所 ニューボーン シェリー
- 13杯目:静岡蒸溜所 静岡クラフトビール&ウイスキーフェア2023限定
- 14杯目:神戸英国展向け グレンキース 1998 22年
- 15杯目:あかしPXシェリー5年 ヘビリーピーテッド
- 16杯目:ラッキーキャット
- 17杯目:津貫2024Edition
- 18杯目:クライドサイド
- 19杯目:嘉之助 Double Distillery
- 20・21杯目:グレンドーワン
- 22杯目:安積 桜カスク
- 23杯目:久住蒸溜所 ニューボーン バーボン ノンピート
- 24杯目:久住蒸溜所 ニューボーン PXシェリー
- 25杯目:飛騨高山蒸溜所 ワールドブレンデッド スウィート&シェリー
- 26杯目:飛騨高山蒸溜所 ワールドブレンデッド モルティ&ソルティ
- 27杯目:秩父レッドワインカスク2023
- 28杯目:SRV5 ブレンデッドモルト
- 29杯目:新道蒸溜所 ニューボーン バーボン
- 30杯目:駒ヶ岳カスクサンプル
- 31杯目:津貫カスクサンプル
- 32杯目:菱田蒸溜所 ニューメイク モルト
- 33杯目:菱田蒸溜所 ニューボーン グレーン
- イベントの感想
- 購入品紹介
- おわりに
- YouTube
ウイスキーハーバー神戸2024
2024年4月21日(日)に開催されたウイスキーイベント『ウイスキーハーバー神戸2024』に参加してきました。
開場はKIITOデザイン・クリエイティブセンター神戸で、11:00~17:00の通しで開催されました。
参加費
オリジナルグラス・ストラップ付き入場券:5,000円
一般販売はイープラスで販売され、兵庫県のバーや飲食店では先行販売も行われていました。
様々なイベントに参加しているとグラスもストラップも溜まってきますので、グラスの有無を選べるのはいいですね。
今回は前売り券のみの販売で、当日券の販売はありませんでした。
オリジナルグラス・ストラップ付き入場券は発売され即完売しており、入場券のみの方は開催日近くに完売となり、その後追加販売が行われていました。
チケットは都合がつき次第早めに購入されることをおすすめします。
試飲した銘柄紹介
それでは、今回試飲した全銘柄をご紹介していきます。
1杯目:頃末商店×信濃屋PB プルトニー 19年 2003
神戸の有名な酒屋さんの頃末商店さんと信濃屋さんのPBでプルトニーで19年熟成の1本です。
りんご、麦感、塩っぽさも感じて、後半にはナッツの要素がありました。
美味しいのですが、値段が4万円近くするのがかなり気になるところではあります。
2杯目:ウイスキーハーバー神戸イベント限定 KFWS プルトニー 2010
今回のウイスキーハーバー神戸2024のイベント限定ボトルです。
Kyoto Fine Wine and Spiritsさんのプルトニーで13年熟成の1本です。
個人的にはプルトニーっぽくない印象を感じました。
梅感とアルコールアタックが強めで、ブラインドで出されたら新興ジャパニーズと答えるような印象でした。
3杯目:KFWS あかし 2017
Kyoto Fine Wine and Spiritsさんのあかしで、10PPMのライトリーピーテッドタイプです。
10PPMの割にはピートをしっかりと感じて、コゲや苦みの要素も感じました。
4杯目:ハリーズ金沢PB ベンロマック 2013 9年
写真左から2番目
ハリーズ金沢さんのPBでベンロマックです。
若干黄色いフルーツの要素とピートを感じました。
最近アイラが高くなってきているので、ベンロマックはピート系の代替案の候補と考えています。
5杯目:rudder シークレットローランド 2013 9年
写真左
今度Rudderさんから発売される1本で、先行試飲することができました。
シークレットローランド表記ですが、中身はグレンキンチーとのことです。
蜜を飲んでいるかのような甘さを感じました。
これは買いですね。
6杯目:モルトマン ブナハーブン 2014 8年
上の写真右
ブナハーブン表記ですが、ピートが効いていますので、ストイーシャの扱いになるかと思います。
ピートと海藻を感じました。
ヨードとは違う独特なスモーキーさでした。
7杯目:UNCHRTED WHISKY キャメロンブリッジ 2003 20年
私が苦手とする昆布感を若干感じました。
あとは接着剤っぽさや甘さなどのグレーンっぽさはありました。
8杯目:麻屋商店×信濃屋PB ウィリアムソン 2006 17年
ウィリアムソンとはラフロイグのことです。
通常ウィリアムソンはラフロイグにティースプーン1杯だけ他の蒸留所の原酒を混ぜたティースプーンモルト、ブレンデッドモルトウイスキー扱いです。
途中までラフロイグ名義がOKだっだようですが、結局NGとなりウィリアムソン名義となったようで、中身は100%ラフロイグだそうです。
1ポンド180円の時に買ったそうで、今後はもっと値上がりするとのことですね。
短熟のラフロイグのしっかりとしたピートと、長熟にラフロイグの黄色いフルーツの要素の両方を感じることができます。
値段だけ見たらラフロイグ17年で55,000円は高いのですが、これは買いですね。
9杯目:山鹿蒸溜所 YAMAGA NEW BORN 2023年構成原酒
すでに販売されています『YAMAGA NEW BORN 2023』の構成原酒とのことです。
梅とナッツを感じました。
10杯目:吉田電材蒸溜所 ニューポット カラム2
グレーンっぽい甘さとやや梅感も感じました。
11杯目:吉田電材蒸溜所 カラム2 1年熟成
チャーした感じが出ていてスモーキーさもあり、梅感もあるという、先程のニューボーンを熟成したらこうなるんだとわかる1杯でした。
12杯目:井川蒸溜所 ニューボーン シェリー
梅感とほのかに甘いシェリーっぽさがあるという印象でした。
13杯目:静岡蒸溜所 静岡クラフトビール&ウイスキーフェア2023限定
5月に開催されます静岡クラフトビール&ウイスキーフェアというイベントの昨年の限定ボトルです。
ピート、後半にじんわり甘くなるという印象でした。
14杯目:神戸英国展向け グレンキース 1998 22年
4月10日~16日まで神戸阪急で開催されていました英国展向けの限定ボトルです。
青リンゴのガムという感じで青リンゴ満載という感じ美味しかったです。
なんでウイスキーハーバー神戸と合わせて開催してくれないんですかね。。
15杯目:あかしPXシェリー5年 ヘビリーピーテッド
ヘビリーピーテッド表記ですが、そこまでピートは感じませんでした。
シェリーと麦感を感じれる1杯でした。
16杯目:ラッキーキャット
写真右
サントリーっぽさってあると思いますが、ラッキーキャットにはマルスっぽさを感じると思います。
後半にはりんごを感じました。
17杯目:津貫2024Edition
上の写真左
なんだかんだ今年の津貫2024Editionはまだ購入していないんですよね。
そして今回初めて飲みましたが、ピート、ガム、じんわりうまい系だと感じました。
18杯目:クライドサイド
写真左から2本目
麦感とやや青リンゴを感じました。
19杯目:嘉之助 Double Distillery
嘉乃助のDDもまだ購入しておらず、飲んでから買おうと思って今回初めて飲みます。
後半に日置のグレーンが出てきて、日置感が強い印象でした。
20・21杯目:グレンドーワン
ストレートとハイボールで頂きました。
ストレートは甘さが目立つ印象で、ハイボールだと甘さに加えてスモーキーさが目立つ印象でした。
シェリー系でハイボールにして美味しいウイスキーが少ないと思うので、これは2,000円程度という値段的にもありですね。
22杯目:安積 桜カスク
和菓子やミントっぽさを拾いました
23杯目:久住蒸溜所 ニューボーン バーボン ノンピート
梅感と麦の甘さを感じました。
24杯目:久住蒸溜所 ニューボーン PXシェリー
バナナっぽさを拾いました。
井川、亀田などもうすぐシングルモルトのリリースがある蒸溜所の中で、シェリーに関しては久住が美味しい気がしますね。
25杯目:飛騨高山蒸溜所 ワールドブレンデッド スウィート&シェリー
写真左
シェリー由来の甘さと若干複雑味を感じました。
26杯目:飛騨高山蒸溜所 ワールドブレンデッド モルティ&ソルティ
上の写真右
麦由来の甘さを感じて、潮っぽさは控えめな印象でした。
27杯目:秩父レッドワインカスク2023
すでに構成原酒などのイベント限定提供のボトルは売り切れでした。
せっかく並んだということもあり、こちらをお願いしました。
ややバナナな要素も感じるようになってきた。
28杯目:SRV5 ブレンデッドモルト
ややフルーティで麦っぽい印象でした。
29杯目:新道蒸溜所 ニューボーン バーボン
バナナがあって良かった印象です。
飲み比べしなかったことが悔やまれます。
30杯目:駒ヶ岳カスクサンプル
写真中央の少なくなっているボトル
バニラとややフルーティという印象でした。
31杯目:津貫カスクサンプル
上の写真左
ピートとフルーツという印象で、2024Editionよりはっきりとした味わいなので、こっちのほうが好みでした。
32杯目:菱田蒸溜所 ニューメイク モルト
写真中央
ニューメイクの時点で結構甘い印象を受けました
33杯目:菱田蒸溜所 ニューボーン グレーン
上の写真左
グレーンのニューメイクも頂きましたが、こちらもグレーンらしい穀物を感じる甘さでした
同じグレーンの吉田電材と通ずるところはあるのかなと思います
イベントの感想
昨年2023年もウイスキーハーバー神戸に参加しましたが、昨年よりも出展のブース数が増えていました。
ブース数が増えると懸念されるのは混雑具合ですが、こちらも昨年よりも解消されていた印象です。
私は利用しなかったのですがフードの出展もあり、外にはキッチンカーも出展されていましたね。
天候が雨だったというところが可愛そうでしたね。。
注意点①:イベント会場の立地
イベント会場の立地にご注意ください。
まずアクセスですが、三宮駅から徒歩20分程度、最寄り駅はポートライナーの貿易センター駅で徒歩10分程度ですが、三宮駅からの乗車時間を考えると合計20分程度かかります。
バスは日曜日だと本数が少なめ、タクシーの場合は行きはいいですが、帰りは会場近くに流しはほぼ通っていない印象なので、アクセスが絶妙に悪いです。
晴れていれば神戸街並みを眺めながら歩くのも悪くないですが、雨の日はなかなか面倒な距離ではあります。
また、周りは倉庫街で近くにコンビニが1軒あるものの、飲食店は三宮方面に戻らないとありません。
神戸・三宮の地理はわかりませんが、もう少し三宮駅方面とかのアクセスのいい会場で開催してほしいところではあります。
注意点②:他イベントとの兼ね合い
神戸で開催される唯一のウイスキーイベントだとは思いますが、関西エリアで考えると『ウイスキーフェスティバルin大阪(6月29・30日開催)』、『リカマンウイスキーメッセ(9月29日開催)』、『ウイスキーヒストリー大阪(10月6日開催)』などが開催されます。
\ 2024年度開催決定!/
次回のリカマン ウイスキーメッセ in KYOTOは、2024年9月29日(日) 【みやこめっせ】にて開催します!
詳細が決まり次第
HP、SNSにてお知らせしていきます✨
さらにパワーアップして
帰ってきますのでご期待ください!!▼ウイスキーメッセhttps://t.co/ki41JMs9WZ pic.twitter.com/mJTiHQ2j3Y
— リカマンウイスキーメッセ (@lm_whiskymesse) August 31, 2023
ウイスキーフェスティバルin大阪はウイスキー文化研究所主催のイベントですので、日本国内の大手から新興蒸溜所のほとんどが出展し、スコッチ・アイリッシュ・バーボンなどに関しても正規輸入代理店の多くが出展しますので、オフィシャルの銘柄に強い印象があります。
リカマンウイスキーメッセは、オフィシャルのラインナップも強いですが、ウイスキー福袋やイベント限定ボトルが数種類、さらにはブッカーズやスプリングバンクなどの入手困難な銘柄の販売などが行われます。
ウイスキーヒストリー大阪はバーブースの出展が多い印象で、過去にリリースされたレアな銘柄などを飲むことができるかと思います。
これらのイベントの比較すると、ウイスキーハーバー神戸はオフィシャルもバーブースもそこそこ、イベント限定ボトルも1本ですので、特徴がないとも言えるのかなと思います。
関東方面に住んでいる私としては神戸への旅行を兼ねて参加していますが、関西方面にお住まいの方からすると、目的に次第ではありますが、ウイスキーハーバー神戸に参加せずに他のイベントに参加した方が有意義なんじゃないかとも思えます。
購入品紹介
今回はグラスやストラップが付いていない入場券で参加しましたので、グラスやストラップはありません。
1本目:新潟亀田蒸溜所 NEW BORN No.20 CASK STRENGTH
イベント限定というわけではないのですが、イベントに新潟亀田蒸溜所が出展した場合でないと購入することができませんので、今回購入してきました。
ワールド・ウイスキー・アワード((WWA)2024でカテゴリーウィナーゴールドを受賞した1本です。
こちらの最大の特徴はコンテナ熟成です。
コンテナ内は高温多湿となりますので、熟成がより早く進むというわけです。
ニューボーンではありますが、かなり樽感がはっきりと強くでています。
ウッディ、バニラ、ビターな印象で、バーボンっぽいようなニュアンスも拾うことができるかと思います。
ちなみにコンテナ熟成はエンジェルシェアがめちゃくちゃ多いそうです。
2本目:新潟亀田蒸溜所 NEW BORN NONPEAT 2024Edition
No.20よりも弱いですが樽感はしっかりと感じます。
ニューボーンによく感じる梅感、ヨーグルトのような乳酸っぽさ、味に厚みがある印象でした。
3本目:新潟亀田蒸溜所 NEW BORN PEATED 2024Edtion
肉感にピートの要素も相まってベーコンっぽさを感じます。
4本目:新潟亀田蒸溜所 NEW BORN SWEET&PEATED
ピーテッドの原酒をメープルシロップの樽で熟成を行ったとのことです。
甘さとスモーキーさで、はちみつベーコンのようなニュアンスを感じることができます。
おわりに
昨年よりもブース数が増えたりなど進化していましたので、また来年も進化しているのではないでしょうか。
来年は2025年4月20日(日)開催ということで、また都合をつけて参加できればと思います。