鮨いつつ
今回訪れるのは2023年4月、東銀座にオープンした『鮨いつつ』です。
カウンター鮨を堪能しようものなら1人3万円以上は当たり前の中、1人1万円(+税)でカウンター鮨が堪能できるといいます。
しかも銀座で。
嫁の誕生日などの記念日で1人3万円くらいするカウンター鮨に行ったことがありますが、3万円とお値段が高い分期待値のハードルが高くなります。
たしかに美味しいのですが値段相応というか、3万も出せばそりゃ美味しいよなとも思いました。
1万円なら幾分期待値のハードルが低くなりますので、気兼ねなく食べることができそうではあります。
果たして1万円の鮨はどんなものなのか。
今回堪能した全メニューをご紹介していきます。
1品目:わかめ
歯ごたえのあるわかめをポン酢でいただきます。
ちなみに食べ放題とのことです。
ガリ
握りはまだですが、わかめと一緒にガリも最初に提供されます。
ガリで酒が飲めるので、酒飲みとしてはありがたいですね。
ちなみにわかめと同様に食べ放題とのことです。
まぁ大抵のお店はガリがなくなったら追加で提供してくれますよね。
2品目:もずく酢
食感、歯ごたえがいいです。
明らかにスーパーで買うようなものとは違いますし、過去3万円クラスのカウンター鮨で提供されたものと遜色ないと思います。
3品目:汲み上げ豆腐、いくら、ウニ
汲み上げ豆腐はおぼろ豆腐のことらしいです。
ウニは正直ミョウバン臭かったですね。
いくらも小粒な感じではありました。
価格帯を考えるとしょうがないですが、無理に提供しなくてもいいのではと思います。
4品目:白海老
海老はねっとり濃厚で甘いです。
卵黄のソースが濃厚さをさらに演出して美味しいですね。
つまみの中ではこれが一番好みでした。
5品目:イサキ
これは3万円クラスのお店で出されてもわからないですね。
臭みはなく旨味をしっかりと感じます。
6品目:天ぷら(不明)
何の天ぷらなのかは聞き逃してしまいました。。
揚げ物も楽しめるのは嬉しいですね。
7品目:葉わさび
天ぷらを食べて少し脂っぽくなった口の中をリフレッシュしてくれます。
8品目:タコの柔らか煮
薄皮のねっとり感というか少し糸を引く感じが食感として嫌な印象でした。
ただ、味やタコの柔らかさは申し分ないです。
9品目:しいたけ
水分が溢れ出てくるほどジューシーです。
しいたけの出汁を飲んでいるのに近い感覚です。
10品目:車海老
しっかりと甘さがあります。
サイズが小さめなので呼称としては才巻海老とかになるんですかね。
11品目:漬物
べったら漬けとごぼうのたまり漬けです。
箸休め的に頂いていきます。
1貫目:鯖の棒寿司
棒寿司を1貫としてカウントして良いのかは毎回悩みます。
鯖の脂、旨味をしっかりと感じることができ、青魚特有のクセは全く感じません。
12品目:蛤酒蒸し
身はブリブリで、汁は出汁が滲み出ていて美味しいです。
13品目:キンキの焼物
脂がしっかりとあって美味しいです。
2貫目:ヒラメ
ここから本格的に握りのスタートです。
ねっとり食感で美味しいです。
3貫目:真鯛
皮目がコリコリとした食感です。
4貫目:イカ
何イカなのかはメモし忘れました。。
包丁もしっかりと入っていて、噛んでいるとシャリとよく混ざり合わさります。
5貫目:赤身漬け
水分が抜けていてマグロの味と酸味がよくわかります。
6貫目:大トロ
そこまで脂が強くないので食べやすいです。
7貫目:コハダ
大トロの後はコハダという定番な流れですね
いい酢の具合と脂も感じます。
7貫目:ボタンエビ
ねっとり食感で甘さを感じます。
サムネにもしていますが、握りの中で一番好みでした。
単にエビ好きってのもありますが。。
8貫目:ホタテ
甘さを感じます。
14品目:卵焼き
出汁巻き系の味わいです。
9貫目:トロタク
最初にマグロの旨味が来て、たくあんの食感としょっぱさ、噛んでいると混ざり合っていきます。
たくあんは硬めで食感としてもいいアクセントになります。
10貫目:金目鯛
脂があって旨味を感じれて美味しいです。
11貫目:穴子
ホロホロと溶けるような食感で、クセはまったくありません。
嫁がお腹いっぱいとのことなので、嫁の分の穴子を頂きました。
気を利かせて頂いて、塩とゆずで頂きます。
そこまで穴子に脂がのっていないので、味付けもあってか全体的にあっさりとしたとした印象です。
個人的にはツメの方が好みでした。
12貫目:干瓢
甘さ控えめで食感が結構ある干瓢でした。
お椀
魚の出汁がしっかりと出ています。
デザート
嫁曰く美味しいとのことでした。
お酒
鶴齢
私の地元新潟のお酒です。
磯自慢
言わずとしれた有名なお酒ですね。
日本酒の種類は5種類ぐらいと少なめな印象でしたが、飲んでも1~2銘柄なので選びやすいとも考えられます。
その他に瓶ビール1本、レモンサワー1杯を飲んでいます。
お会計
コース2人分(11,000円×2)+瓶ビール、レモンサワー、日本酒2合で、お会計は約25,000円でした。
コースは当然安いですし、飲み物も良心的な価格ですね。
感想
美味しいと感じるものもあれば、正直普通かなと思うものもありましたが、これはどこのお店でもありますし、なんせコース1万円なので何品か普通でもダメージはありません。
カウントの仕方にはご意見あるかもしれませんが、つまみ14品、にぎり12貫、お椀、デザートまでつきますので、ボリュームとしても大満足でした。
つまみで天ぷらまで提供されたのは驚きでしたね。
少食の嫁は途中から満腹になったようで、私が嫁の分も食べていました。
私は人と比べたら結構食べる方だと思いますが、嫁の分を食べなかったとしても満足いくボリュームだったかと思います。
では、3万円クラスのカウンター鮨と比べてどう感じたか。
3万円クラスのカウンター鮨は『量より質』で、今回の鮨いつつは『質より量』になるかと思います。
食べ比べたりちゃんと比較すれば味の面では1人3万円クラスのカウンター鮨には勝てないと思いますので、そういう意味での『質』です。
ちゃんと美味しいので『質』が低いわけではないので、誤解しないようにお願いします。
私は超美味しいものをそこそこ食べるよりも、美味しいものをたくさん食べたい『質より量』の考えなので、価格など含めてトータルで見れば、個人的には『もう、ここでいいじゃん』となりました。
普段遣いできるような財力はないですが、また今度訪問しようと思います。
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