- ウイスキーフェスティバル2025in東京
- 参加費
- 試飲した銘柄紹介
- 1杯目:ベンロマック21年
- 2杯目:新潟亀田 セカンドリリース
- 3杯目:新潟亀田 シェリーオロロソミズナラカスクフィニッシュ
- 4杯目:新潟亀田 VIN10
- 5杯目:新潟亀田 MB15
- 6杯目:モルトヤマ ベンロマック 2014 11年
- 7杯目:T&T TOYAMA シークレットアイラ 1991 30年
- 8杯目:Rudder ボウモア 1997 25年
- 9杯目:Rudder ダルユーイン 1995 30年
- 10杯目:CLUB QING インチガワー 1998 26年
- 11本目:信濃屋 ジャポニズム ストラスアイラ 1989 35年
- 12本目:信濃屋 キルダルトン 2003 22年
- 13本目:井川蒸溜所 シングルモルト デッサンシリーズ フローラ2025
- 14杯目:ワイルドターキー マスターズキープ トライアンフ
- 15杯目:ワイルドターキー マスターズキープ ビーコン
- 16杯目:中国ウイスキー
- 17杯目:中国ウイスキー シェリー
- 18杯目:シルバーシール 秩父 2016-2024
- 19杯目:麻屋商店 ハイランドシングルモルト 2011 14年 1stフィルアモンティリャードクォーターカスク
- 20杯目:グレンファークラス ファミリーカスク 1977
- 21杯目:グレンファークラス ファミリーカスク 1982
- 22杯目:吉田電材 セカンドリリース
- 23杯目:吉田電材 シングルバレル ライ
- 感想
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ウイスキーフェスティバル2025in東京
2025年12月6日(土)・7日(日)に開催された『ウイスキーフェスティバル2025in東京』に参加してきましたので、その時の様子をご紹介していきます。

- 第1部:12/7(土) 10:00 – 13:30
- 第2部:12/7(土) 14:30 – 18:00
- 第3部:12/8(日) 10:00 – 13:30
- 第4部:12/8(土) 14:30 – 18:00
各日2部ずつ開催され、今回私は第3部に参加してきました。
何部と分けられているイベントの場合は、一番遅い部だと売り切れで飲めない・買えない銘柄がありますので、都合が合えばなるべく早い部に参加することをおすすめします。
ただし、限定ボトルなどを求める方などで、特に第1部は殺伐として雰囲気になることもありますので、ゆったり楽しみたいなら、あえて遅い部で参加するというのも手ではあります。
昨年も参加しており、そのときの様子は『こちら』。

参加費
チケットは発売開始から2週間程度で完売となりました。
おそらく次回開催も早々に売り切れることが予想されるので、とりあえず行く気があるなら、チケットは購入しておくことをおすすめします。
試飲した銘柄紹介
10:00開場のところ、寝坊してしまい10:30頃に会場入りをしました。
それでは今回試飲した銘柄をご紹介していきます。
1杯目:ベンロマック21年
トロピカルな要素と焦げっぽいピートを感じ、余韻にナッツがあります。
価格としては35,000円前後での販売されているところが多いかと思います。
個人的にはもう1万~2万をプラスしてシングルカスクを買った方が、よりトロピカルとピートを感じることができて好みかなと思います。
2杯目:新潟亀田 セカンドリリース
画像中央(ラベルに本が記載されているボトル)
2025年12月に発売される新潟亀田のシングルモルトのセカンドリリースです。
第1弾はノンピートでしたが、第2弾はピートです。
口当たりはトロピカルな要素があり、中盤にかけてピート、余韻にバナナとピートで焼きバナナっぽいニュアンスがあります。
新興蒸溜所のシングルモルトはニューポッティさが目立つボトルが多いのですが、新潟亀田に関しては第1弾もそうでしたが、今回もニューポッティさをあまり感じません。
私は新潟出身で新潟亀田が推し蒸溜所なのですが、その忖度を抜きにしてもこれは美味しいリリースだと言うことができます。
3杯目:新潟亀田 シェリーオロロソミズナラカスクフィニッシュ
画像右のボトル
各部5本試験的に販売されたボトルです。
早々に売り切れとなってしまったようで、私は有料試飲だけお願いしました。
オロロソシェリーでミズナラカスクフィニッシュを加えた少し変態スペックな1本です。
シェリーの甘さやプラムに似たような酸味に加えて、ミズナラのお香っぽさ、若干木の刺々しさ、ウッディさがあります。
濃い味なので海外受けしそうな印象です。
4杯目:新潟亀田 VIN10
画像左のボトル
構成原酒というか有料試飲用のシングルモルトです。
個人的に苦手とする昆布感と樽感が強めな印象を受けました。
5杯目:新潟亀田 MB15
画像右の黒いボトル
こちらも構成原酒というか有料試飲用のシングルモルトです。
見た目は完全にシェリー樽なのですが実はバーボン樽です。
表面の炭が溶け出してこの色になっているようです。
炭っぽさ、少し昆布感と、甘さを感じます。
見た目のインパクトはありますが、味としてはインパクトに欠けるものがありました。
6杯目:モルトヤマ ベンロマック 2014 11年
柑橘っぽさとスモーキーさを感じ、力強いスモーキーさが印象に残ります。
個人的にはもう少しフルーツっぽさが強い方が好みではります。
7杯目:T&T TOYAMA シークレットアイラ 1991 30年
一応シークレットアイラですが、中身はラフロイグと言われています。
トロピカル、黄色いフルーツ、ほんのりとピートがあり、クリームっぽさも感じます。
今年は91ラフのリリースが多く何本か飲んだものと比較すると、トロピカル具合と黄色いフルーツ感はやや薄め、ピートも弱めでした。
ただ、クリームっぽさは他のボトルにはなかったので、ここが特徴かなと思います。
味の意味で買うかと言われたら悩むところではありますが、91ラフがこの値段で今後値上がりすることを考えるとありなのかなとは思います。
8杯目:Rudder ボウモア 1997 25年
97年蒸溜の当たり年と呼ばれるボウモアです。
力強いピートがまだ残っており、フルーツ感と乳酸感があります。
美味しいボトルではありますが、買うかと言われると13万というのがネック過ぎて買えないですね。。
9杯目:Rudder ダルユーイン 1995 30年
アートセッションシリーズの1つ上、アートセッションゴールドシリーズからの1本です。
95年蒸溜、30年熟成のダルユーインです。
メロンや瓜、蜂蜜や甘さをしっかりと感じる1本です。
美味しいですが、1本6万というのがネックですね。。
相場的には高すぎるわけではないですが、個人的には信濃屋さんの和ダルユーインの方が好みで、今年こっちを買ったのでスルー濃厚ですね。
10杯目:CLUB QING インチガワー 1998 26年
98年蒸溜、26年熟成のインチガワーです。
ワクシーでケミカルなトロピカルフルーツ、瓜っぽさを感じます。
評判が良かったボトルですが、たしかに美味しいですね。
お値段的にも5万円を切るので買ってもよかったなと思う1本でした。
11本目:信濃屋 ジャポニズム ストラスアイラ 1989 35年
毎年年末にリリースされるジャポニズムですが、今年は89蒸溜、35年熟成のストラスアイラです。
枯葉、茶葉、トロピカル、特にパイナップルを感じます。
フルーツティーのような印象を受け、美味しい1本であることは間違いないですね。
ネックとなるのは1本12万というお値段ですね。。
12本目:信濃屋 キルダルトン 2003 22年
乾杯会さんとのコラボボトルです。
中身はキルダルトンとあるようにアードベッグです。
パインをしっかりと感じつつ、乳酸、ピートは弱くいるという味わいでした。
アードベッグっぽいかと言われるとそうじゃないよね。。というのが正直な感想です。
13本目:井川蒸溜所 シングルモルト デッサンシリーズ フローラ2025
井川蒸溜所の第3弾のシングルモルトです。
ニューポッティさはありますが、シェリー由来の甘さと渋さがアクセントしていることがはっきりとわかる味わいがありました。
14杯目:ワイルドターキー マスターズキープ トライアンフ
画像左のボトル
1本3万円オーバーのボトルがなんと無料で頂くことができました。
バニラやクリームっぽさ、高級バーボンに感じるグレープ感をしっかりと感じます。
お値段に見合うかはさておき、美味しい1本であることは間違いありません。
15杯目:ワイルドターキー マスターズキープ ビーコン
画像右のボトル
バニラと黒糖のような甘さを強く感じます。
基本的にバーボンは苦手なのですが、さすがにこのクラスになると美味しいですね。
こちらは1本4万円オーバーなので、無料で頂けるのはありがたい限りです。
16杯目:中国ウイスキー
中国でもクラフトウイスキーの蒸溜所がいくつか出来始めており、蒸溜所単体ではなくいくつかの蒸溜所合同で出店されていました。
その中からおすすめという1本を頂きました。
カラメルっぽい甘さ、出汁を感じます。
多分樽がいいんでしょうね。
17杯目:中国ウイスキー シェリー
先程のものとは違う蒸溜所の中国ウイスキーで、今度はシェリー樽です。
シェリーの甘さと酸味をしっかりと感じます。
ウイスキーの味ではなく樽の味ではありますが、いい樽が使用されていることがわかります。
ウイスキー好きのお金持ちが趣味で蒸溜所を開くケースがあるらしく、資本は日本の蒸溜所よりも遥かに強いと思います。
樽の仕入れや価格競争面でもジャパニーズウイスキーは劣勢に立たされるかと思いますので、中国のウイスキーであったりその他の国のウイスキーの出方や情報に関しても、今後は注目せざるを得ないかと思います。
18杯目:シルバーシール 秩父 2016-2024
2016年蒸溜で2024年瓶詰め、2ndフィルのシェリーホグスヘッドで7年か8年熟成の秩父です。
シェリーの甘さ、アプリコット、クリームっぽさがあり、フルーツとシェリーの融合ではありますが、2ndフィルなのでそこまでシェリーが強すぎないといういい秩父でした。
19杯目:麻屋商店 ハイランドシングルモルト 2011 14年 1stフィルアモンティリャードクォーターカスク
ハイランドシングルモルトと名前は隠されていますが、中身はマッカランです。
通称ワッカランというやつですね。
味わいとしては毎度ラベルの通りですが、ベリーっぽさやチョコ、そこにジンジャーやシナモン系のスパイスという味わいです。
ワッカランかつこの味わいなら買いだと思います。
20杯目:グレンファークラス ファミリーカスク 1977
トロピカルで麦、余韻にナッツを感じます。
4thフィルのホグスヘッド表記ですが、おそらくシェリー樽かと思います。
ただ、4thフィルなのでがっつりシェリーらしい感じではなく、ほぼバーボン樽に近い印象です。
グレンファークラスのバーボン樽はトゲ感やアルコールアタックが強すぎて個人的に苦手なのですが、3rdフィルや4thフィルだとただのシェリーだけでなく麦と原酒っぽさを感じるボトルがあって個人的に好みです。
ちなみにボトル価格は小さく記載されていますが1本68万円だそうです。
10年前後熟成のファークラスですら3万~4万円の世界になってきていますが、ファミリーカスクも昨年あたりにグンとお値段が上がったようです。
21杯目:グレンファークラス ファミリーカスク 1982
こちらも4thフィルのホグスヘッド表記で、おそらくシェリー樽です。
トロピカルと麦というところまでは一緒ですが、バニラ感がしっかり出ていて、こちらの方が個人的には好みでした。
ちなみの1本82万円します。。
22杯目:吉田電材 セカンドリリース
ファーストリリースはチャーした焦げの印象が強かったですが、セカンドリリースは穀物感をしっかりと感じることができました。
23杯目:吉田電材 シングルバレル ライ
ぶどうっぽいニュアンスとラムに感じるような接着剤のようなエステリーさを感じます。
ここまでクセというか味わいがあればシングルバレルとしてリリースできるのだと思います。
通常リリースもそうですが、ブレンデッド用含めて今後に期待という蒸溜所です。
感想
ということで、ウイスキーフェスティバル2025in東京に参加してきました。
2025年年内最後のイベントで、特にボトラーズは年末商戦で色々とリリースがありましたので、それらを飲むことが中心になってしまったかなと思います。
新興蒸溜所であったり、ディアジオスペシャルリリースとかスコッチに関しても色々と飲みたいものがあったのですが手が回らずという感じでした。。
3時間半という時間はあっという間でしたので、来年は土日1部ずつ、合計2部参加してもいいかなと思いました。
いずれにしてもいいイベントだったかなと思います。
年内は最後ではありますが、来年1月はウイスキーラバーズ名古屋、2月は秩父ウイスキー祭があります。
この2つは予定があってどうしても行けないのですが、またウイスキーイベントに参加したらご紹介できればと思います。
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鋭意編集中につき少々お待ちください。




















