あそらの茶屋
伊勢神宮の外宮参拝後はすぐ目の前にある『あそらの茶屋』を訪問します。

こちらでは朝食としておかゆを頂くことができます。
8:50頃に訪問し、1Fにあるタブレットで受付を済ませます。
1Fは『伊勢せきや』となっており、鮑の加工品やご飯の素などを販売しています。
飲食する場所自体は2Fになっています。
1Fの店内をふらふらしつつ、呼ばれるのを待ちます。
30分ほど待って順番が来て、2Fへと案内されました。
受付後は店内にいる必要があるので、結構手持ちぶたさになります。
金曜日ではありますが、これだけの待ち時間ですので土日となるともっとひどくなりそうですね。。
御饌(みけ)の朝かゆ 鮑
7:30~10:00の朝の時間で『御饌(みけ)の朝かゆ』を頂くことができます。
メニューとしては、さざえ、鮑、鯛、伊勢海老などのがあり、その中から『御饌(みけ)の朝かゆ 鮑 (2,500円)』を選択しました。
注文してから5分程度で到着しました。
基本的な構成としては以下のようになっています。
別盛:蒸しあわび
小鉢:季節の小鉢、温泉玉子
珍味:せきや厳選珍味、子持しぐれ、他
酢の物:季節の酢の物
焼魚:地の干物
ご飯:おかゆ(秘伝のたれ)
椀:赤だし
香り物:地のお漬物
ひと口:ぜんざい
提供時に店員さんにお願いすれば各料理を簡易的に説明してくれます。
それでは頂いていきましょう。
食前酒:梅無酒(ノンアルコール)
食前酒なので最初に頂いていきます。
ノンアルコールとのことですが、しっかりと梅酒の味がします。
もともと梅酒自体アルコールを感じにくいですが、ノンアルコールでこの味を再現できるなら梅酒はノンアルコールでいいじゃんと思うほどでした。
別盛:蒸しあわび
あわび自体はめちゃくちゃ柔らかく、噛んでいると旨味と磯の風味をしっかりと感じます。
めちゃくちゃ酒が飲みたくなる味わいです。
別盛の部分がさざえ、鮑、鯛、伊勢海老などの種類ごとに異なっています。
別盛のないデフォルトの『御饌(みけ)の朝かゆ(1,500円)』もあります。
別盛で提供されるだけで、鮑かゆになるというわけではないので、美味しいのでがう正直別盛はなくてもいいかなと思います。。
小鉢:季節の小鉢、温泉玉子
小鉢は海老と昆布の煮物でした。
味わいとしては普通ですね。
海老は殻が付いているので、手が汚れるのでやや食べにくさがあります。
写真の右の方に映っていますが、温泉玉子もあります。
こちらも普通の温泉玉子です。
珍味:せきや厳選珍味、子持しぐれ、他
まずは『子持しぐれ』です。
赤西貝の貝の旨みが美味しいです。
魚卵や昆布の食感も良いです。
写真左が『福寿』で、茎わかめと魚卵を和えたものです。
よりコリッとした食感を味わうことができます。
写真右が『あおさのり椎茸』で、椎茸とあおさ海苔が和えられています。
椎茸の旨味とあおさの旨味がマッチしていて美味しかったです。
ちなみにこの3つは1Fで購入することが可能なようです。
酢の物:季節の酢の物
個別写真は撮り忘れました。。
全体写真の右側にあるレモンが入っているものです。
季節の酢の物はもずく酢でした。
適度な酸味とコリッとした食感をしっかりと感じ、普通に美味しいもずく酢でした。
焼魚:地の干物
地の干物はめざしでした。
肝のほろ苦さもありつつ旨味の詰まった1品でした。
ご飯:おかゆ(秘伝のたれ)
汁が多い印象で、おかゆというより重湯のように感じました。
味付けは全くされていないので、秘伝のたれやおかずと一緒に食べるのが良いかと思います。
秘伝のたれは昆布系の旨味をしっかりと感じます。
塩味というよりは旨味系の味わいなので、結構多めにかけても濃くなりません。
おかゆと秘伝のたれはおかわり自由です。
この後内宮の方に移動して食べ歩く予定なので今回おかわりはしませんでした。
お椀:赤だし
味噌の風味は感じますが、鮨屋の最後に飲むような赤だしと比較すると出汁感が弱い印象でした。
香り物:地のお漬物
漬物は菜っ葉と大根、梅干しでした。
特別感はあまり感じず、普通に塩味が適度に効いた漬物でした。
ひと口:ぜんざい
あずき100%で適度にしつこくない甘さが印象でした。
感想
メインはおかゆなのでシンプルではありますが、それを彩るおかず達が豊富で、かなり豪華な朝食となりました。
変に脂っこくないですし、かといってあっさりし過ぎていない、朝食にはちょうどいいボリューム感と味わいだと思います。
ボリューム的に物足りない方はおかゆをおかわりすることで調整が効きますし、どうせこの後食べ歩くことになるので問題ないと思います。
少食の方はこれだけで満足する量かと思いますので、食べ歩くなら控えた方がいいかもしれません。
混雑覚悟ではありますが、伊勢での朝食におすすめです。



