都そば 日比谷店
10月中旬に『都そば 日比谷店』が2024年10月31日(木)をもって閉店するという、衝撃的なニュースを耳にしました。
お店は地下鉄有楽町駅・日比谷駅直結の帝劇ビルの地下2階にありますが、帝劇ビルが隣接する国際ビルと共に2025年から建て替え工事が決まっており、このことが影響しての閉店となります。
いつかは訪れようと思っており、建て替え工事があることも知っていましたが、まさか閉店がこんなに早いとは。。と慌てて訪問してきました。
10月30日(水)の8:00頃に訪問しましたが、注文待ちで、10人弱の行列ができていました。
かき揚げ天そば(関西)
10分程度で順番が来て、オーダーは口頭で行い、お支払いは現金で行います。
オーダーの際はトッピングと『そばorうどん』、そしてこちらのお店の最大の特徴であるつゆが『関西or関東』から選べますので、お好みを伝えます。
今回は『かき揚げ天そば(関西)530円 』をオーダーしました。
テキパキと調理されており、オーダーから1分かからずの提供です。
席を確保して、それでは頂いていきましょう。
つゆ
関西風で出汁感は感じますが、全体的に薄味な印象でした。
関東で関西出汁を味わえるお店は少ないので貴重なお店がなくなりますね。。
5日、10日、15日、20日、25日、30日といわゆる五十日にはたまごを無料でトッピングしてくれるサービスがあります。
ありがたく頂戴しました。
蕎麦
蕎麦の粒は見えますが、蕎麦の風味は弱く感じてしまいました。
どちらかというと小麦を感じるうどんっぽさを感じました。
かき揚げ
玉ねぎ主体で赤いのは小エビです。
玉ねぎと油の甘さが目立つ印象でした。
感想
日比谷・有楽町エリアはビジネス街ではあるものの、ワンコインに近い価格で食べられる立ち食い蕎麦屋が少ないです。
有楽町駅直結と言ってもいい場所に『蕎麦や はないち』と、有楽町駅から徒歩1~2分の高架下に『よもだそば 有楽町店』の2店舗があるくらいでしょうか。
立ち食い蕎麦のような薄利多売の商売は、人件費や原材料の高騰から、新規のお店も増えにくい中、貴重なお店が失われたなとしみじみ感じます。
この閉店に伴い、関東から『都そば』はなくります。
ですが、『都そば』は発祥こそ東京ですが、現在は関西でチェーン展開にて営業しておりますので、ブランド自体は消えません。
味に関しては、特別美味しいかと言われると、正直普通の立ち食い蕎麦です。
通常チェーン店ではセントラルキッチンを採用して、どの店舗を訪れても近しい味を再現するのが一般的です。
しかし、『都そば』では各店舗ごとで出汁を取っているとのことで、同じ関西出汁でも以前神戸で食べた『都そば 北野坂店』とは全く違った味わいでした。
つまり、この味は2度と食べられなくなってしまうと思います。。
残された日数はあと1日ですが、思い入れのある方、気になる方はぜひ訪れてみてください。