鮨 一新
今回は関東ITソフトウェア健康保険組合(関東ITS)の被保険者でないと予約することができない、『鮨 一新』を訪れてきました。

大江戸
今回はおつまみと握りがが付く一番高価な『大江戸』コースでお願いしました。
コースの内容としては、先付・刺身3種・小付・蒸し物・焼物・小鉢・握り9貫・玉子・巻物・お椀・デザートです。
関東ITSの被保険者は6,600円、同伴者は9,900円、そこに飲み物代が加わります。
料理が不要で握りが食べたいという方は最安で被保険者2,200円、同伴者3,300円からありますので、様々なニーズに答えてくれると思います。
それでは今回頂いたものをご紹介していきます。
先付:白魚
白魚はねっとりとした食感で、甘みと旨味を感じます。
生姜やネギが少し入っているので、白魚特有のクセはほぼほぼ感じません。
ガリ
刺身のタイミングでガリが提供されました。
赤酢が効いていて、酸味を強めに感じるタイプです。
刺身1:ヒラメ
続いては刺身で、最初はヒラメが提供されました。
全部で3種類ありますが、1種類ずつ食べ終わったら次の種類が提供されます。
少しコリコリとした食感で、旨味が溢れる味わいです。
刺身2:メジマグロ
続いてはメジマグロの大トロです。
炙られているので香ばしさ、脂をしっかりと感じます。
刺身3:赤貝
刺身の最後は赤貝です。
瓜系の独特の風味があって美味しいです。
小付:磯つぶ貝
小付は磯つぶ貝です。
身はコリっとした食感で噛んでいると甘さを感じます。
肝は苦みこそありますが、臭みではなく苦み、つまり肝の美味しさを感じます。
蒸し物:蛤とフカヒレのお吸い物
蒸し物は蛤とフカヒレのお吸い物でした。
フカヒレはとろっとしていますが、繊維を感じます。
出汁は蛤ですが、ややすだちが強い印象で蛤の感じはあまり拾えませんでした。
焼物:銀鱈の西京焼き
焼物は銀鱈の西京焼きです。
脂しっかりで味付けも濃い目で、お酒が進む味わいです。
握り1:鰆
ここからは握りのスタートです。
鰆は香ばしさと脂を感じます。
シャリは適度に酸味があり、ネタの存在を立ててくれる味わいです。
主張がそこまで強くないので、白身からマグロまで全体的に相性が良い印象です。
握り2:アオリイカ
アオリイカはトロっとねっとりした食感で噛んでいると甘さを感じます。
握り3:赤身漬け
口に入れた瞬間にマグロの香りが広がります。
味わいというよりも香りが強い印象でした。
握り4:中トロ
中トロも味わいというよりも香りが強い印象です。
脂がしっかりとあるので、味わいのやや弱さも補填してくれています。
握り5:大トロ
大トロは先程の中トロの脂だけを強くした印象です。
ここまで脂が強くなるとしつこく感じてしまいました。
握り6:小肌
小肌は酸味がありつつも、小肌自体の脂も感じることができて美味しいです。
酸味だけ、もしくは酸味が弱くて青魚の臭みを感じてしまうお店もありますが、小肌の良さのいいところ取りをしている印象です。
握り7:平貝
平貝は炙られています。
香ばしさと平貝自体の甘み、海苔の磯感が良いです。
小鉢:ウニいくら丼
ウニはムラサキウニです。
ややウニ自体の味わいは弱めに感じました。
いくらは出汁が強い印象で、どちらも素材の味がそこまで感じられませんでした。
握り8:車海老
海老の味噌がありつつ、海老自体の甘さも感じます。
温度としてはほんのり温かいです。
握り9:穴子
フワフワの柔らかい食感です。
少し皮目にクセを感じましたが、許容範囲です。
追加:ぶり
追加オーダーすることも可能です。
1貫550円とかなり良心的なお値段です。
燻製されているので香り、ぶり自体の旨味もしっかりと感じます。
追加:しめ鯖
小肌同様に適度な酸味と鯖自体の脂をしっかりと感じます。
酢しめが上手というか、私の好みとがっちり合っている印象です。
巻物:鉄火巻
海苔の香りとマグロの旨味を感じます。
玉子
食感はプリンです。
適度な甘さがありつつも海老と山芋の風味も感じます。
赤だし
あおさが入っています。
魚の出汁が強いタイプではなく、味噌とあおさによる磯感が香る1杯でした。
デザート:ゆずシャーベット
ゆずシャーベット、そのままという味わいです。
飲み物:ブリュット ブラン・ド・ノワール
写真を撮り忘れましたが、乾杯にシャンパンのハーフボトルをお願いしました。
1本4,000円弱だったと思います。
酒屋さんで買ってもこれぐらいすると思います。
飲み物:九頭竜
まだ2月で寒いということで、嫁の希望で熱燗をお願いしました。
銘柄は九頭竜。
米の甘みと旨味、少しグラッシーさもありました。
日本酒は1合800円~1,500円前後なので、先程のシャンパンといい良心的な価格です。
飲み物:飛露喜
入手困難な銘柄の飛露喜もあるとのことなのでお願いしました。
かなり甘口で、日本酒単体で飲めば美味しいですが、料理とは合わせづらい印象ですね。
感想
お会計は大江戸コース(被保険者1名分:6,600円、同伴者1名分9,900円)+追加2貫+シャンパン ハーフボトル+日本酒2合で、お会計は約24,000円でした。
夫婦ともに被保険者ならさらに安くなりますし、私たちのように片方だけ被保険者という場合でもシャンパンを飲まなければ2万円くらいに収まると思います。
全体的に味わいも美味しいと思います。
銀座などにある1人3万~5万円もするようなお店と比較すればさすがに負けてしまうかと思いますが。。
ウニ・いくら・大トロなどの高級食材を一通り食べることができますので満足感はありますし、なによりこれらが2人で2万円で食べることができるのならこのお店でいいじゃんとなります。
人気の理由がわかりました。
また季節を変えて訪れてみたいと思います。
予約方法
予約は『Web』から申し込みを行います。
毎月1日の0:00に3ヶ月後の1ヶ月分の予約が開放されます。
2025年6月1日 0:00に2025年9月1日~30日分の予約が開放
予約開始後3分も経たずに特にカウンターは全て埋まるほどの人気っぷりとなっています。
0:00になった瞬間に申し込んでみることをおすすめします。
稀にキャンセル枠が発生することもありますので、定期的に予約を確認するのもよいかと思います。
席
カウンター席とテーブル席があります。
カウンター席は握った鮨を1貫ずつ提供してくれますので、2人程度であればカウンター席がおすすめです。
テーブル席の場合は数貫まとめての提供になりますので、乾いているとかはないと思いますが、握りたてではありません。
テーブル席であればお子さんもOKとのことなので、家族でいいお鮨を食べたいときにもいいのではないでしょうか。
アクセス
東京メトロ銀座線・南北線溜池山王駅から徒歩3分ほどです。
このあたりは駅が多くありますので、赤坂・赤坂見附・永田町からも徒歩で訪れることができます。
外観に看板はなく、関東ITソフトウェア健康保険組合 山王健保会館の建物に入ってようやく看板が現れます。



