2024年下半期美味しかったウイスキー紹介
今回は2024年下半期美味しかったウイスキーの宅飲み編をご紹介してきます。
2024年7月~12月(下半期)の間に購入したボトル以外にも、過去に購入していて、この期間に飲んだというボトルも含まれますのでご了承ください。
オフィシャルから3本、ボトラーズから3本ご紹介してきます。
2024年上半期美味しかったウイスキー宅飲み編は『こちら』。

オフィシャル1本目:ブナハーブン12年
開栓したてにストレートで飲むとナッツ感をものすごく強く感じて、好みではないなと感じていました。
開栓して1年近くは経過していると思いますが、改めて飲んでみると青りんごなどの印象を拾うことができ、バランスがよくなってきたかなと思います。
ハイボールや加水をしてあげるとより青りんごの要素を拾いやすいかなと思います。
ここ最近ボトラーズでブナハーブンの10年~15年くらいのリリースがあって、ちょいちょい飲んでいますが、それらと比較してもオフィシャルボトルの完成度が高いなと思わせてくれます。
ブナハーブンの10~15年くらいのボトラーズですと15,000円以上が相場だとは思います。
オフィシャルなら12年で6,000円~7,000円くらいかと思いますので、オフィシャルでいいじゃんと思せてくれた1本です。
オフィシャル2本目:グレンマレイ12年
コスパ最強ウイスキーの1つと言えるグレンマレイ12年です。
シングルモルトの12年熟成を3,500円前後で購入できるという、値上げが多いこの昨今ではバグみたいな価格だと思っています。
味わいも安かろう悪かろうではなくちゃんと美味しいです。
ストレートですと麦感、ハイボールですと青りんごっぽさを味わえるので、1本持っておいて損はないと思います。
ボトラーズですと2007年や2008年が当たり年と言われていますが、ボトラーズとの比較も面白いです。
ボトラーズですカスクストレングスなだけあって、より麦感やフルーティーさ、あとは白い花っぽさを感じることができます。
このオフィシャル単品だけでもおすすめですし、なにか07か08あたりのグレンマレイを1本持っておくと楽しめると思います。
オフィシャル3本目:三郎丸Ⅴ
ピートと黄色いフルーツという味わいをシリーズ一貫して提供してくれています。
ジャパニーズウイスキーは正直微妙なリリースだったり、1年前のリリースとあまり変化がなかったりするものありますが、三郎丸は安定した美味しさと飲み比べして面白いと思う違いがあると思います。
こちらは加水タイプですが、カスクストレングスもあり、バーやウイスキーイベントでは飲み比べも可能だと思いますので、機会があれば試してみてください。
シリーズごとに違いがありますので、バーなどで飲み比べができる場合はぜひ試してみてください。
アウトターンは12,600本とリリースを重ねるたびに若干本数も増えてきていますので、まだ酒屋さんに行けば普通に買うことができるとまではいきませんが、入手することができる難易度も下がってきているのではないでしょうか。
買わずともぜひ飲んでみてほしい1本だと思います。
ボトラーズ1本目:ブレイブニュースピリッツ ブレア・アソール 2011 11年
おそらく今後当たり年と呼ばれるようになるであろう2011年蒸溜です。
バーボン樽で11年熟成、シングルカスク・カスクストレングス、アルコール度数は55.2%となっています。
味わいとしてはモルティさとバナナのような味わいと、少し酸味のあるような柑橘系のニュアンスもあるかと思います。
若いですけど、アルコールアタックなどの若い感じはなく、熟成感をしっかりと感じます。
11年熟成でお値段も約12,000円と、年数×1,000円のコスパいい部類になるかと思います。
まだ買うことができるようなので、予算と保管場所に余裕があればおすすめの1本です。
ボトラーズ2本目:麻屋商店×とーふ ミルトンダフ 2009 14年
秩父の名酒屋の麻屋商店さんととーふさんが選定したシングルキャスクのミルトンダフです。
ラベルのように非常に華やか、フローラルを感じる味わいです。
白い系の花のニュアンスは07とか08マレイに感じることはありますが、こちらのボトルはまさに花束というように、いろいろな花のフローラルな味わいです。
ここまでフローラルなウイスキーは初めて飲みましたね。
もう購入することは難しいと思いますし、リリースも半年くらい前なので、売り切れてしまったバーもあるかとは思いますが、もしバーやイベントで見かけたら飲んでみてほしい1本です。
ボトラーズ3本目:ブティックウイスキー スペイサイド#4 24年 Batch1
スペイサイド#4表記ですが、中身はグレンリベットです。
個人的にグレンリベット12年には苦手です。
最初に蜜やりんごっぽいニュアンスを感じて、この部分は美味しいと思いますが、後半から昆布っぽいニュアンスを感じて、この香味が苦手で総じて苦手なウイスキーです。
今年発売されたグレンリベット200周年にも若干の昆布っぽさを感じ、苦手だと感じました。
ただ、グレンリベットが全部苦手かというとそうではありません。
オフィシャルの18年とか18年Overくらいの長熟のグレンリベットですと、蜜やりんごっぽさをしっかりと感じつつ、苦手とする昆布感をほぼ感じさせないものが多いので好きです。
こちらもグレンリベットの蜜やりんごといった良さだけを味わうことができる1本となっています。
あと注目したいのはブティックウイスキー自体でしょうか。
シングルカスクではなくてヴァッティングであることはマイナスとして捉える方もいらっしゃるかとは思いますが、ボトルが500mlでお値段もその分抑えられているという点はプラスかと思います。
こちらも24年熟成で約2万円、1.4倍の700ml換算しても2.8万円とといかに安いかが伝わるかと思います。
オフィシャルの値上げ発表も多いですし、ボトラーズも値上がっていますが、その中でも安い部類かと思いますので、救世主となりうるボトラーズメーカーになるかもしれません。
2024年宅飲みで美味しかったウイスキー オフィシャル編
2024年宅飲みで美味しかったウイスキー オフィシャル編を決めていきます。
- 【上半期】AMAHAGAN ウイスキートーク福岡2023 イベント限定ボトル
- 【上半期】駒ケ岳 モルトギャラリー
- 【上半期】安積ピーテッド2023
- 【下半期】ブナハーブン12年
- 【下半期】グレンマレイ12年
- 【下半期】三郎丸Ⅴ
上半期の3本・下半期の3本から、1本選ぶとすれば『ブナハーブン12年』が良かったなと思います
個人的な経験として、オフィシャルよりもボトラーズの方がシングルカスク・カスクストレングスであるという点から美味しいと感じたり、味わいがわかりやすいと思うボトルが多いと思います。
ただ、こちらのブナハーブン12年に関してはオフィシャルでいいじゃんと思わせてくれる完成度があったと思います。
開けたてだとナッツ感が強烈ではありますが、開けて少し経ってから飲んだり、開けたてでもグラスに注いで、少しスワリングを多めにしてあげると青りんごの要素を拾いやすくなるかと思います。
2024年宅飲みで美味しかったウイスキー ボトラーズ編
2024年宅飲みで美味しかったウイスキー ボトラーズ編を決めていきます。
- 【上半期】ロッホローモンド 2013 スリーテンチョー
- 【上半期】ウイスキースポンジ バルブレア 15年
- 【上半期】麻屋商店 ウィリアムソン 17年 バレル for ASAYA & SHINANOYA
- 【下半期】ブレイブニュースピリッツ ブレア・アソール 2011 11年
- 【下半期】麻屋商店×とーふ ミルトンダフ 2009 14年
- 【下半期】ブティックウイスキー スペイサイド#4 24年 Batch1
上半期の3本・下半期の3本から、1本選ぶとすれば『麻屋商店×とーふ ミルトンダフ 2009 14年』が良かったなと思います
フローラルさが衝撃的でした。
ウイスキー飲み始めの頃に、ウイスキーにスモーキーな味わいがあるのは知っていましたが、初めてフルーティーな味わいのウイスキーを飲んだときの、こんな味のウイスキーもあるんだという感動を覚えました。
ある程度ウイスキー飲むようになりましたが、まだまだ奥が深いなを思わせてくれた1本です。
おわりに
今年は1年を通して瓶底整理に忙しくて、あまり開栓できておりませんでした。
最近としては購入したら即開栓もいいですが、5年以上寝かせて瓶内熟成を行ってから開栓すべきなのではという考えにも変わりつつあります。
このようなあまり開栓できていない中でも、改めて飲んだらよかったとか、今年買って良かったなと思えるボトルを知る・出会うことができました。
適度に飲みつつ、適度に開栓しつつ2025年も宅飲みで美味しいボトルを見つけていきたいと思います。
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