THE NIKKA NINE DECADES
ニッカウヰスキーが1934年に創業し、今年2024年で90周年を迎えました。
90周年を記念してリリースされたのが、『THE NIKKA NINE DECADES』です。
種類としてはブレンデッドウイスキーになり、構成原酒は余市、宮城峡はもちろんのこと、ベンネヴィスなどもブレンドされた豪華な内容となっています。
『公式サイト』の抜粋↓↓
古くは1945年の余市モルトや設立間もない宮城峡蒸溜所で生まれたモルトから、
未来を担う門司工場・さつま司蒸溜蔵のグレーンまで。
スコットランドとの深く長い絆を物語るベン・ネヴィスモルトや
世界に誇るカフェグレーン・カフェモルト、
かつて「ディスカバリーシリーズ」で驚きをもって迎えられた
アロマティックイーストモルトなどを、まとめあげました。
豪華なだけあってお値段も『300,000円(税込み330,000円)』とかなり高額となっています。
そして、7月発売分は2,000本、10月にも2,000本が発売される予定で、合計4,000本限定となっています。
基本的にはバーなどの飲食店向けに卸されるとのことでしたが、残念ながら転売も見受けられ、相場的には50万~70万くらいでオークション・フリマサイトに出品されているようです。(2024年7月現在)
コレクターの方など転売価格でも買う個人の方はいらっしゃるでしょうし、高額なので入荷を見送るバーもあると思いますので、もしかしたら10月分の出荷では個人での購入も可能になるかもしれませんね。
こういう限定とか歴史的なものは色々な方がシェアして楽しむべきだと思いますので、少なくとも転売されずになるべく多くのバーなどの飲食店に卸されることを祈っています。
リカーマウンテン銀座777店
買わずともなんとか飲めないかなと思っていましたが、どうやら私の行きつけのバーでは入荷はないようです。
余市・宮城峡蒸溜所であれば有料試飲を行っているとのことで、2024年8月に余市蒸溜所に行く予定なので、そこまで待つしかないか。。
と思っていたところ、『リカーマウンテン銀座777店』の七夕のイベントで試飲を行っていましたので、早速飲んできました。
ちなみにお値段は10mlで10,000円です。
値段だけ見たら10mlの液体に1万円は高いのですが、これは蒸溜所と同じ価格ですので、決して高いわけではありません。
むしろ格安です。
テイスティングノート
味:レーズン、アプリコット、ぶどう、ライチっぽいみずみずしいフルーツ、樽の苦み、果実のわた、ほこり、微ピート
フィニッシュ:ナッツ、黒糖
香りはよくある長熟ブレンデッドという感じで、やや硬い印象を受けました。
味は色々とそれっぽいことを書いてみましたが、最初はフルーツ、途中で苦みとピート、後半はナッツという感じです。
これと言った強いフレーバーはないのですが、時間をかけて飲むと色々な味わいを感じます。
今回は試飲なので、立って飲みますし、酒屋さんなのでそこまで長居することもできません。
バーなどで飲むと高いとは思いますが、できれば1ショット30mlで腰を据えて時間をかけてじっくりと飲みたいなと思う1本でした。