2025年2月購入したウイスキー紹介
今回は毎月恒例の2025年2月に購入したウイスキーをご紹介していきます。
2025年1月に購入したウイスキー紹介は『こちら』。

1本目:アードナムルッカン10年
2014年に稼働を開始したアードナムルッカン蒸留所が10年の時を経たということで、10周年記念としてアードナムルッカン10年がリリースされました。
2014年蒸溜の100%ノンピートタイプを使用し、100%バーボン樽、そのうちの半分はポール・ローノアのシャンパーニュ樽で1年間フィニッシュをかけているという構成になっています。
かなりフルーティーな要素がしっかりあり、オイリーでナッティというアードナムルッカンらしさが出ていて、10年という記念すべき節目のボトルとして完成度の高い味わいになっていると思います。
個人的にアードナムルッカンは好きで、特にノンピートタイプのものが好きです。
これまでシングルカスクだとノンピートタイプのものがありますが、オフィシャルはノンピートとピートが50%ずつとかのリリースが多いのですが、今回のものは100%ノンピートで思った通りの味わいでした。
おすすめできる1本ですし、今後もアードナムルッカンに注目していこうと思える1本でした。
2本目:クレラン ババル 2017 Exベンリアックカスク
ウイスキーではなくてラムです。
細かく言うとハイチのアグリコールラムで、製法が少し特殊となっており、さらにベンリアックの樽で熟成をかけている面白い1本です。
味わいとしてはラムが苦手とする人が感じるであろう接着剤・セメダイン臭が強烈なのですが、その奥にはしっかりとトロピカルな味わいと甘さがあって美味しいです。
お値段も税込み9000円弱と比較的買いやすい価格帯なのでコスパいいと言えるかなと思います。
最初は購入を見送っていましたが、バーで飲んで美味しかったので購入を決めました。
ラムの接着剤・セメダイン臭が嫌いでない方には刺さる1本かなと思います。
3本目:ニッカフロンティア
2025年4月から飲食店向けに変更になるとのことで、今後買えなくなる可能性がありますので買っておきました。
個人的には劣化版フロム・ザ・バレルに感じて刺さらなかった1本なのですが。。
こうやって色々講釈タレていますが、根本はミーハーなので買っておきました。
しばらくは倉庫に眠らせておこうと思います。
4本目:グレンアラヒー 2005 18年 PXシェリーパンチョン for 信濃屋95周年記念
信濃屋さんの95周年を記念してリリースされたグレンアラヒーです。
ビリーウォーカーセレクトですし、周年ボトルですし、PXなのでこの時点で美味しいという保険が3つかかっています。
お値段だけを見たら高いのですが、グレンアラヒー18年のシングルカスクとしては相場通りなので、アラヒー好きとしては買うしかないでしょという1本ですね。
『秩父ウイスキー祭2025』の際に試飲しましたが、ただのPX樽味というような近年のリリースとは違って、きれいなシェリーと出汁感だったり原酒の味もしっかりとありましたので、買って正解だったなと思うボトルでした。

アウトターンと値段的にまだ購入することができるかと思いますので、買わずともイベントやバーなどでとりあえず試飲してみてほしくあります。
5・6本目:富士御殿場蒸溜所 シングルカスク モルト・グレーン
2025年2月に『富士御殿場蒸溜所』に行ってきまして、そこで購入しました。

モルトはアメリカンホワイトオークバレルで、蒸溜が2014年5月で2024年12月瓶詰めなので10年熟成で、アルコール度数は49%です。
グレーンもアメリカンホワイトオークバレルで、蒸溜が2014年4月で2024年12月瓶詰めなので10年熟成でアルコール度数は61%です。
蒸溜所に行ったら確実に買えるというわけではないのですが、私が行ったときは両方売っていましたので当然両方買ってきました。
一応限定品ではありますが、無くなったら違う蒸溜年数やアルコール度数のものが補充されるかとは思います。
大手のシングルカスクを買えるというのは結構レアです。
都内からは御殿場駅まで高速バスがあって、そこからは蒸溜所のシャトルバスが出ていて結構行きやすいので、静岡や名古屋方面に用事があるときは寄り道をしてみることをおすすめします。
7本目:シークレットオークニー 2008-2023 15年
『秩父ウイスキー祭2025』のイベント限定ボトル、通称祭ボトルです。
その中からシークレットオークニーです。
中身はハイランドパークです。
味わいとしてはヘザーハニー感や甘さをしっかりと感じて、ブラインドで出されてもハイランドパークだなとわかる味わいで購入を決めました。
これは美味しいので、特にオフィシャルのハイランドパークにいい印象を持っていない方はバーなどで飲んで見てほしくあります。
8本目:バンドラベル キャンベルタウンブレンデッドモルト 2016 8年
こちらも『秩父ウイスキー祭2025』のイベント限定ボトルです。
キャンベルタウンブレンデッドで、中身はグレンスコシアのティースプーンモルトでティースプーン側はスプリングバンクとのことです。
オイリーでバターっぽさを感じつつ、フルーツと潮っぽさという、こちらもブラインドで出されてもとりあえずキャンベルタウンと答えることができるわかりやすさがある1本だと思います。
これはよくあるキャンベルタウンブレンデッドなので、絶対飲んで欲しいとは言わないですが、ブリニー系が好きな方には刺さる1本かと思います。
9本目:安積 2019-2025
こちらも『秩父ウイスキー祭2025』のイベント限定ボトルです。
公式のテイスティングコメントにあるピンクグレープフルーツをはっきりと感じる1本です。
こちらはすごくいいボトルで、個人的な安積シングルカスクを20種類以上飲んでいると思いますがTOP5には入るかなと思います。
安積好きな方はぜひどこかのバーで試して欲しい1本です。
10本目:津貫 2020-2024 ヴァイツェンリキッドイースト
こちらも『秩父ウイスキー祭2025』のイベント限定ボトルです。
通常ウイスキーの発酵の過程ではドライイースト、乾燥酵母を用いるのが一般的です。
こちらの津貫はリキッドイーストという液体酵母を使用した1本となっており、そのおかげで非常にフルーティーな味わいを楽しむことができます。
これは飲んで欲しいじゃなくて飲むべき・飲まなきゃいけないボトルだと思いますので、今すぐバーに行って飲むことをおすすめします。
それぐらいに衝撃的な1本でした。
11本目:嘉之助 2018-2025
こちらも『秩父ウイスキー祭2025』のイベント限定ボトルです。
ミディアムピーテッドで25ppmとなっています。
ビールとコーヒー、ピートで隠れていますがフルーツと柑橘はいるかなと思います。
個人的にはセミナーで試飲した際は好みではなかったのですが、開栓して少し経ってピートが弱まったときが飲み時で本来の味わいが出てくることを期待して購入しました。
まぁウイスキー好きで嘉之助のシングルカスクが買えるよと言われて買わないという人はいないと思いますが。。
ピーテッド自体の嘉之助がレアですし、ミディアムピーテッドというのはよりレアなので、嘉之助好きは飲んでみてください。
おわりに
2025年2月は全部で11本、合計購入金額は約16.5万円でした。
使い過ぎですが、祭ボトルが完全に悪いですね。
祭ボトルは通常抽選での購入となります。
しかし、祭ボトルのセミナー受講者向けの販売枠があり、これらを買えますよと言われたらウイスキー好きとしては買うしかないですよね。。
一応全部で10本ある中で5本まで厳選はしたのですが、祭ボトルだけで10万近くいっております。。
1月も同じくらい買っていまして、1月と2月のアクセルを踏みすぎた感はありますね。。
一応3月はウイスキーイベントには参加しない予定なので、購入金額は抑えられるかなと思っておりますが。。
なにか購入するかとは思いますので、またご紹介できればと思います。
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