- ウイスキーフェスティバル2024in東京
- 参加費
- 入場待機列
- 試飲した銘柄紹介
- 1杯目:信濃屋 インペリアル 1995 24年 バレル for SHINANOYA
- 2杯目:信濃屋 アンティーク ブレンデッド 1976 47年 for SANSIBAR × SHINANOYA JAPONISM
- 3杯目:モルトヤマ スキャパ 2001 22年 1stフィルバーボンバレル for モルトヤマ11周年記念
- 4杯目:Rudder 百世不魔 三郎丸シングルカスク FOR THE ULTIMATE SPIRITS
- 5杯目:Rudder 百世不磨 BLENDED MALT BY 三郎丸蒸溜所 “LESS IS MORE”
- 6杯目:シングルモルト 嘉之助 The Mellow Bar Reserve
- 7杯目:嘉之助 DOUBLE DISTILLERY The Mellow Bar Reserve
- 8杯目:嘉之助 HIOKI POT STILL The Mellow Bar Reserve
- 9杯目:ラガヴーリン ディアジオスペシャルリリース2024
- 10杯目:新潟亀田 2021 3年
- 11杯目:メーカーズマーク プライベートセレクション Ken’s Choice × Y’sCask
- 12杯目:新道蒸溜所 ニューボーン バーボン樽
- 13杯目:新道蒸溜所 ニューボーン ミズナラ樽
- 14杯目:安積 郡山 EDITION Ⅰ
- 15杯目:安積 カベルネ・ソーヴィニヨンカスク リザーブ
- 16杯目:THE YUZA ライオンラベル
- 17杯目:Myaoi GIN Embrasse-moi
- 18杯目:Myaoi GIN Hatsukoi
- 19杯目:Myaoi GIN The First Encounter
- 20杯目:グレンアラヒー18年
- 21杯目:ペンダーリン シングルカスク
- 22杯目:Ethical Spirits エシカルジン LAST ELYSIUM
- 23杯目:Ethical Spirits エシカルジン LAST ELEGANT
- 24杯目:酒ジン オリジナル
- 25杯目:酒ジン コーラ
- 26杯目:新潟亀田 構成原酒 PXシェリー
- 27杯目:信濃屋 カロニ 1997 22年 バレル for SHINANOYA
- イベントの感想
- おわりに
- YouTube
ウイスキーフェスティバル2024in東京
2024年12月7日(土)、8日(日)に開催された『ウイスキーフェスティバル2024in東京』に参加してきました。
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- 第1部:12/7(土) 10:00 – 13:30
- 第2部:12/7(土) 14:30 – 18:00
- 第3部:12/8(日) 10:00 – 13:30
- 第4部:12/8(土) 14:30 – 18:00
各日2部ずつ開催され、今回私は第3部に参加してきました。
何部と分けられているイベントの場合は、一番遅い部だと売り切れで飲めない・買えない銘柄がありますので、都合が合えばなるべく早い部に参加することをおすすめします。
ただし、限定ボトルなどを求める方などで、特に第1部は殺伐として雰囲気になることもありますので、ゆったり楽しみたいなら、あえて遅い部で参加するというのも手ではあります。
昨年も参加しており、そのときの様子は『こちら』。
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参加費
チケットは発売開始から2週間程度で完売となりました。
おそらく次回開催も早々に売り切れることが予想されるので、とりあえず行く気があるなら、チケットは購入しておくことをおすすめします。
入場待機列
開場時間が10:00のところ9:30頃に到着しました。
この時点で、目視による適当カウントですが200人以上の方が並んでいる状況でした。
各ブースで先着順でイベント限定ボトルが販売されることがあります。
確実に欲しいという方はもっと早く並ぶ必要がありそうですね。。
試飲した銘柄紹介
それでは、今回試飲した全銘柄をご紹介していきます。
1杯目:信濃屋 インペリアル 1995 24年 バレル for SHINANOYA
まずは酔っていないうちに有料試飲でいいボトルを試していきます。
インペリアルは2005年に閉鎖された、閉鎖蒸溜所です。
長熟のインペリアルの特徴である桃感をしっかりと感じ、少しウッディさが強いかなという印象でしたが、美味しいと思います。
1本約5万円と、価格だけ見たら高いのですが、他のボトラーズなどからのリリースは10万円前後するので、それらと比較すると安いのかなと思います。
今後値上がりもすることでしょうし、今のうちに1本持っておきたいものです。
ちなみに後日抽選が行われまして、残念ながら外れました。
2杯目:信濃屋 アンティーク ブレンデッド 1976 47年 for SANSIBAR × SHINANOYA JAPONISM
当たり年が76のハイランドのティースプーンモルトです。
中身はシークレットハイランドなので、トマーティンかグレンモーレンジィのどちらかという論争があり、個人的にはトマーティンなんじゃないかなと思います。
非常にフルーティーで、ライチとまではいかないですが白いフルーツのニュアンスを感じました。
試飲なのでサクッと飲んでしまいましたが、時間を置いたり、ボトルが減ってから飲むとまたニュアンスが変わるんじゃないかなと思います。
3杯目:モルトヤマ スキャパ 2001 22年 1stフィルバーボンバレル for モルトヤマ11周年記念
シトラスなどの爽やかさとりんごのジューシーさが印象的で美味しかったです。
こちらも試飲なのでサクッと飲んでしまいましたが、時間を置きつつ、ボトルが減ってから飲むのがいいんじゃないかなと思います。
4杯目:Rudder 百世不魔 三郎丸シングルカスク FOR THE ULTIMATE SPIRITS
画像右
シングルモルト・シングルカスクの三郎丸です。
ピートがっつりで、りんごなどの赤いフルーツのニュアンスを感じました。
これまで三郎丸は黄色いフルーツのニュアンスを感じていたので、これまでに味わったことのない感じでした違う一面を見れたと思います。
5杯目:Rudder 百世不磨 BLENDED MALT BY 三郎丸蒸溜所 “LESS IS MORE”
上の画像左
ブレンデッドの三郎丸です。
おだやかなピートと黒糖系の甘さを感じました。
個人的にはブレンデッドの方が好みでした。
両方抽選に申し込み忘れたのはやらかしましたね。。
6杯目:シングルモルト 嘉之助 The Mellow Bar Reserve
画像手前
11月中旬頃に免税店向けに発売された、嘉之助のシングルモルトです。
全国販売されているものはアルコール度数が48%に対して、こちらは55%となっています。
さらには、ミズナラ樽の原酒もヴァッティングされているということで、豪華な原酒が使用されているとのことです。
味わいとしてはりんご系のニュアンスを感じて、ミズナラっぽさが香るという印象を持ちました。
こちらは美味しかったので、海外などに行く機会があれば買いたいですね。
7杯目:嘉之助 DOUBLE DISTILLERY The Mellow Bar Reserve
上の画像真ん中
免税店向けは3本発売されており、続いてはDOUBLE DISTILLERYDD(通称:DD)です
DDなので嘉之助蒸溜所と日置蒸溜蔵の原酒がヴァッティングされています。
こちらはアルコール度数が58%となっており、同じくミズナラ樽原酒も使用されています。
黒糖と個人的に苦手とする昆布感を感じてしまい、個人的には刺さらなかったですね。。
8杯目:嘉之助 HIOKI POT STILL The Mellow Bar Reserve
上の画像奥
免税店向けの最後は日置蒸溜蔵です。
アルコール度数が61%と3本の中で最も高いです。
日置自体はバーボンやアイリッシュウイスキーのシングルポットスティルを参考にしているのですが、個人的にバーボンもシングルポットスティルも苦手なんですよね。。
その苦手とする香味を全開に感じてしまいました。。
最近は苦手を克服しつつあると思ったのですが、まだ練習が必要なようでした。。
9杯目:ラガヴーリン ディアジオスペシャルリリース2024
2024年版のディアジオスペシャルリリースは海外だとすでに発売されて、日本にもようやく入ってきたかと思います。
ここ最近のディアジオスペシャルリリースはテキーラ樽とか変な樽が多かったのですが、今回は1stフィルとリフィルのバーボン樽を使用して、12年熟成、57.4%のカスクストレングスという、ようやくまともなリリースをしてくれました。
樽由来の少しスパイシーさもありつつ、ラガヴーリンのピート甘さ重厚感をしっかりと感じさせてくれますので、買いな1本だと思います。
10杯目:新潟亀田 2021 3年
今回のウイスキーフェスティバル2024in東京のイベント限定ボトルの新潟亀田の3年です。
初のシングルモルトとしてのリリースとなります。
個人的に推し蒸溜所なのですが、残念ながら抽選に外れてしまい購入することができませんでした。。
それならばせめても飲んでやろうということで、飲んできました。
濃厚な蜜っぽさ、ちょい苦手とする昆布感があり、スパイシーさ、若さ由来の若干のアルコールアタックがあり、余韻にりんごを感じました。
3年でこれならば十分美味しいですし、推し蒸溜所という忖度を除いても、今後に期待ができると思います。
来年2025年にはオフィシャルからシングルモルトのリリースがあるようなので、これからも追っかけたいと思います。
11杯目:メーカーズマーク プライベートセレクション Ken’s Choice × Y’sCask
ウッディさに全振りしたような味わいで、それが美味しかったです。
バーボン嫌いをやや克服しつつあるとはいえ、まだバーボンが苦手な私でも飲みやすい・美味しいと感じる1杯でした。
12杯目:新道蒸溜所 ニューボーン バーボン樽
福岡県朝倉市にある蒸溜所です。
26ヶ月熟成のバーボン樽原酒です。
バナナのニュアンスと砂糖のようなべちゃっとした甘さを感じ、甘いウイスキーとして美味しいと思います
13杯目:新道蒸溜所 ニューボーン ミズナラ樽
28ヶ月熟成のミズナラ樽原酒です。
若さ全開で木のトゲトゲしたニュアンスを感じ、個人的にはバーボン樽の方が好みでした。
14杯目:安積 郡山 EDITION Ⅰ
口当たりには梅っぽさを感じ、後半にはトロピカルな要素を感じました。
美味しいと話題になった1本ですが、その理由がわかる味わいでした。
15杯目:安積 カベルネ・ソーヴィニヨンカスク リザーブ
口当たりに梅っぽさを感じ、後半は赤ワインっぽさ、甘さと若干のタンニンがあり、人を選ぶかなと思います。
赤ワイン好きな方には刺さるんじゃないでしょうか。
16杯目:THE YUZA ライオンラベル
三越110周年を記念し遊佐蒸溜所の原酒が選定されました。
三越といえばライオンの像、ライオンは百獣の王、110周年という記念すべきボトルとのことです。
ミズナラ樽を使用しましたと言っても、途中まではバーボン樽で最後だけミズナラ樽を使用するカスクフィニッシュなどが多い中、全期間ミズナラ樽で熟成させたフルマチュアードとなっています。
ミズナラのニュアンスと遊佐の原酒自体のフルーティーさがいい具合にマッチしています。
これは美味しかったですね。
17杯目:Myaoi GIN Embrasse-moi
ウイスキーではなくてジンです。
ボタニカルに白桃を使用しているとのことで、しっかりと桃感を感じます。
そのままでも美味しいですが、トニックもいいですがソーダ割りが良さそうに感じました。
18杯目:Myaoi GIN Hatsukoi
こちらもウイスキーではなくてジンです。
金木犀をイメージしているとのことですが、確かに金木犀のような柑橘っぽいニュアンスを感じて美味しいです。
これは買いたいですね。
19杯目:Myaoi GIN The First Encounter
こちらもウイスキーではなくてジンです。
ペッパーなどを使用して、ドライに仕上げているとのことです。
確かにドライでソーダ割りが合う印象で、食事にも合うのではないでしょうか。
20杯目:グレンアラヒー18年
シェリー由来の黒糖っぽさとベリー系のフルーツっぽさがあります。
18年は新ラベルになって初めて飲みましたが、ありですね。
ただ値段が2.5万円Overというところがネックですね。。
21杯目:ペンダーリン シングルカスク
バーボン樽のシングルカスクのペンダーリンです。
ケミカルなフルーツの印象を持っていましたが、こちらは本物のフルーティーさを感じました。
ペンダーリンはちゃんと触れられていないので、今度飲んでみようかなと思います。
ただ、飲み比べとかができるようなバーがないんですよね。。
22杯目:Ethical Spirits エシカルジン LAST ELYSIUM
東京の蔵前で作られるジンです。
ボタニカルに酒粕を用いるのが特徴で、他には柑橘系、生姜の葉、カモミールなどを使用しているとのことです。
ドライだけど華やかさもある印象です。
ソーダ割りが良さそうな印象でした。
23杯目:Ethical Spirits エシカルジン LAST ELEGANT
こちらもボタニカルに酒粕、ラベンダーやハイビスカスティーを使用しています。
かなり花を感じるフローラルな1杯で、この華やかさを出せるのがジンというような、らしい味わいを感じました。
24杯目:酒ジン オリジナル
清酒をベースに肉料理に合うスパイスをブレンドしているとのことです。
たしかに肉料理に合うようなスパイシーな印象で、バーベキューのときなどにソーダ割りで飲みたい印象でした。
25杯目:酒ジン コーラ
たしかにコーラっぽい甘さとスパイシーな印象があります。
こちらもソーダ割りが良いなと思いました。
26杯目:新潟亀田 構成原酒 PXシェリー
写真は取り忘れてしまいました。
PXなので樽の味わいという感じではありますが、原酒の蜜っぽい味も乗っていると思いますので、悪くないと思います。
27杯目:信濃屋 カロニ 1997 22年 バレル for SHINANOYA
ウイスキーではなくラムです。
口当たりと余韻はかなりトロピカルな印象で、ボディがやや弱い印象を受けましたが、全体的に美味しいと思います。
そして、閉鎖蒸溜所であるカロ二がこの値段で買えるのであれば買いでしょう。
イベントの感想
昨年も参加しましたが、昨年と変わらずの賑わいを見せていたかなと思います。
最近は山崎・白州・響や新興蒸溜所のウイスキーといった以前買えなかったウイスキーが若干買いやすくなったりしています。
そんなことからジャパニーズウイスキー、ウイスキーブームの終焉が近いと言われたりしますが、この人気をみるとまだまだ大丈夫なんじゃないでしょうか。
ジャパニーズの新興蒸溜所・大手、スコッチ、アイリッシュ、バーボンなどのオフィシャルが中心ですが、普段お目にかかれない数多くのラインナップがあります。
そして、その多くが無料、もしくは格安で試飲することできる良いイベントだったと思います。
注意点
楽天モバイルを使用している方向けの注意点です。
会場であるベルサール高田馬場の地下は楽天モバイルの電波が入りません。
フリーWi-Fiなどもないため、数時間圏外の状態となってしまいます。
会場内は電波が入りませんが、廊下などはかろうじて電波が入りますので、なにかやり取りの際は廊下まで移動してやり取りを行う必要があります。
また、決済面でも問題があり、SuicaやQUICPayなどの一部電子マネーは圏外の状態でも決済することができますが、PayPayなどのQRコード決済は圏外の状態で決済することができません。
2022年、2023年、2024年と改善されなかったので、おそらく今後も改善はされないのではないでしょうか。。
最近のスマホは物理もしくはeSIMでデュアルSIMに対応していますので、0円運用できるPovo(au回線)などをバックアップとして契約しておくのが良いかと思います。
おわりに
これで2024年のウイスキーイベントはこちらで最後となります。
新興蒸溜所の構成原酒を飲んで熟成とか完成度合いをチェックしたり、ボトラーズの新作チェックをしたり、ウイスキーイベントに参加しないとなかなかできないこともありますので、これからも参加していこうと思います。
また来年2025年1月下旬に開催されるウイスキーラバーズ名古屋を皮切りにどんどんウイスキーイベントが開催され、日本各地で大小様々なイベントが開催されていますので、来年も色々なイベントに参加していこうと思います。
YouTube
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