ラーメン山岡家
『ラーメン山岡家』は茨城県の牛久(現在の牛久店)に創業して以来、北海道や関東などのロードサイドを中心に展開するラーメンチェーンです。
代表的なラーメンは豚骨醤油で、店名に家と付きますし、『硬め・濃いめ・多め』など麺・味の濃さ・脂の量をカスタマイズすることができる『家系ラーメン』の特徴を捉えているのですが、家系ラーメンではありません。
24時間営業の店舗も多く、朝メニューなどもあり、いつでも背徳の味を楽しめることで人気なチェーン店です。
ただ、都市部を避けてロードサイドに展開するため、東京住み&車なしの人間としては山岡家を訪れる機会はかなり少ないんですよね。。
以前は東京・池袋に店舗があったようですが、閉店してしまいました。。
北海道であればすすきの、仙台であれば国分町などの都市部にも店舗がありますので、ぜひとも東京23区にも再出店してほしいものです。。
個人的に山岡家は人生で2~3回食べたことがあり、脂普通でもギトギトの脂と、味濃いめにするととんでもなくしょっぱかったことが印象的です。
仕事や部活、運動などで肉体を酷使した後や飲み終わりで塩分を大量に欲しているときだと、かなりキマりそうな味わいだなと感じました。
ラーメン山岡家 醤油ラーメン
2024年9月16日(月)に『ラーメン山岡家 醤油ラーメン』というカップラーメンが発売されました。
全国の小売店で販売されており、今回はファミリーマートで発見しましたので購入してきました。
12個単位でしか購入できませんが、ネットからでも購入することができます。
価格は『328円(税込み354円)』となっており、カップラーメンとしてはまぁまぁなお値段がするかなと思います。
再現度が高ければ山岡家を訪れることができない人に朗報となりますので、淡い期待を頂きつつ食べていきましょう。
調理工程
ノンフライ麺です。
かやくにはチャーシュー・ほうれん草が入っており、あとは焼きのり、粉末スープ、液体スープです。
かやくだけ先入れで、他は後入れとなっています。
お湯を入れて5分待って、食べていきましょう。
スープ
豚骨の風味も醤油の風味も感じられるスープだと思います。
山岡家の再現度という観点では薄いと感じてしまいました。
豚骨と醤油の感じは確かにするのですが、脂が圧倒的に足りていない気がします。
また、もう少し塩分高めでも良かったのではないでしょうか。
麺
すする時も噛んでいても、小麦がすごく香ります。
豚骨醤油と一般的には濃い目の味付けのスープでも負けないくらいの味わいとなっています。
麺自体は良いと思いますが、店舗の再現という観点ではやはり違うなと思います。
店舗の麺はもっと太麺なので、麺の再現をカップラーメンでするのは無理なんじゃないかと思います。
チャーシュー
チープな印象です。
これならなくて、スープにコストをかけてほしいと思います。
感想
正直山岡家としての再現度は低いと思います。
あの脂の多さとビシビシに効いた塩分の再現は難しいというか、万人受けという観点で再現しなかったのかもしれません。。
ただ、家系ラーメンというか、豚骨醤油味のカップラーメンとして見たら、美味しいとは思います。
山岡家ではなく豚骨醤油ラーメンと見るのであれば、他のカップラーメンとの比較をせざるを得なくなります。
対抗馬として挙げるのであれば、ヤマダイ(ニュータッチ)の凄麺シリーズの『横浜とんこつ家 豚骨醤油味(255円 税込み275円)』でしょうか。
こちらの方が全体的にクオリティが高く、価格も100円近く安いので、個人的には豚骨醤油味のカップラーメンを食べるなら、こちらを選ぶかなと思います。
結論としては、山岡家の味を体験してみたいと思うのであれば一度は食べてみてもいんじゃないかと思います。
しかし、豚骨醤油のカップラーメンを食べたいのであれば、他のカップラーメンをおすすめします。