湯らっくす
熊本のサウナと言えば『湯らっくす』で、『西の聖地』と呼ばれるほどのサウナ施設です。
また、ドラマ『サ道』の11話と12話(最終回)にも登場したということでも有名かと思います。
今回はそんな『湯らっくす』のドミトリーに宿泊して利用してきましたのでレビューしていきます!
サウナ
サウナは3種類あります。
- クラシックサウナ
- メディテーションサウナ
- 大噴火瞑想サウナ 大阿蘇
この他に劇場型サウナのサウナシアターもあります。
最近アウフグース+エンターテイメント形式のサウナが増えてきていて、男女混合で館内着を着て受けるタイプが多かったりします。
個人的にこういったものは否定派で、普通に裸でロウリュ+アウフグースを受けて、その後はすぐに水風呂と休憩をしたいと思います。。
なので、今回は利用しませんでしたし、ここでもこれ以上は触れません。。
クラシックサウナ
一番広いメインのサウナです。
以前はTVが付いていましたが、現在はTVが常時OFFになっていました。
扉を背にして右側にはサウナストーブが、左側にはサウナヒーターがあります。
アウフグース時はサウナストーブ側、通常時はサウナヒーター側だとアツアツを体感することができるかと思います。
アウフグース
クラシックサウナでは12:00、13:00、・・・、25:00の間の22:00を除く1時間ごとにアウフグースが開催されています。
ゲリラで早朝アウフグースの開催もあるようです。
今回は2回アウフグースを受けましたが、どちらもかなり熱く、しっかりと蒸されました。
アウフグース後休憩していると、担当されていた熱波師?アウフギーサー?の方が仰いで風を送ってくれるので、アウターケアもばっちりです。
アウフグースは人気なので、お気に入りの場所を確保するには10分ほど前からサウナ室内に入っている必要があるように感じました。
アウフグースの開始前に体調不良で倒れる方が多いので無理をなさらずという注意がありましたが、これが原因じゃ。。と思っていると、このようなアナウンスがありました。
<混雑時のアウフグースについて>
本日より、
お客さまに「安全」にサウナをご利用いただくため、
土日祝の男性メインサウナ室でのアウフグース時に、
抽選制を試験導入いたします。アウフグース開始10分前に一度全員退室していただき、
メインサウナ室前で抽選を行います。
ご協力をお願いします。— 湯らっくす@公式 (@InfoYulax) June 8, 2024
ちなみに体調不良の方はもちろんのこと、お酒を飲んだ方の参加もNGとのことです。
湯らっくすを訪れる前に『紅蘭亭 下通本店』でビールを飲んでしまいましたが。。
アウフグースを受けたタイミングでは飲んでから3時間以上経っているので大丈夫でしょう。。
メディテーションサウナ
セルフロウリュができる暗めのサウナです。
夜だと人がいるのがわからないぐらいに暗いです。
暗い分サウナに集中することができますが、一応会話は禁止と張り紙がありますが会話をする人、鼻水をすすったり、汗をピチャピチャする人がいると、かなり音が気になる印象でした。
早朝などの人が少ないタイミングですといいサウナですが、夜などの混雑する時間帯は人に左右されるかと思います。
大噴火瞑想サウナ 大阿蘇
スチームサウナです。
サウナ室内には塩もありますので、塩サウナとしても楽しむことができます。
朝などの体慣らしにちょうどいいと思います。
水風呂
水風呂で注目すべきはなんといっても『MAD MAXボタン』です。
常時滝のように水が流れていますが、ボタンを押すことで流れる水量が何倍にもなります。
まさに滝行です。
また、水風呂の水深もかなりあって、一番深いところで171cmとなっています。
一番深いところは縄を掴みながら入り、その他のところでも150cmくらいはあるので、基本的には立って水風呂に入ることになります。
水風呂自体はそこまで広くないのですが、立って入るので、10名程度であれば同時に入ることができるのではないでしょうか。
水温は14℃前後といい具合の温度となっています。
休憩スポット
休憩スポットは潤沢にあり、ととのい椅子よりもしっかり背にもたれることができる椅子が15脚以上あっかと思います。
ロウリュ後は混雑して風呂のふちなどしか座れないこともありますが、通常時はどこかしらに座ることができると思います。
お風呂
天然温泉となっています!
泉質はさっぱりしていて、硫黄の香りなどもないので、温泉と言われないとわからないかと思います。
お風呂は1つですが、大きく、リクライニングチェアがあり寝ながら入ることができたり、ジェット、電気風呂のエリアがあります。
このようにエリアが分かれているので、壁にもたれながら普通にお風呂に入ることができる場所は少なめな印象でした。
ドミトリー
今回はドミトリーに宿泊しました。
ドミトリーは敷布団と枕カバー、毛布があります。
マットも適度な柔らかさがあります。
コンセントが1口あり、電気は手元のスイッチでOFF/ONすることができます。
ホテルタイプや、女性であれば半個室タイプもあるので、音やプライバシーなどが気になる方はこちらの方が良いかと思います。
ホテルタイプは別棟なので、浴室やレストランとの行き来は面倒な気がします。。
良い点:アメニティが豊富
アメニティがかなり豊富でした。
ドライヤーがダイソンだったり、化粧水類は無印良品で揃えられています。
また、水やお茶はもちろんのこと、挽きたてのコーヒーやデトックスウォーターなども飲み放題でした。
注意点①:騒音
一般的なサウナ施設ですと、カプセルルームがあるフロアがありますが、『湯らっくす』では普通のリクライニングチェアなどがある休憩室の付近にドミトリーがあります。
なので、移動する方などの足音が多少なりとも気になりますし、休憩室付近での話し声なども聞こえます。
また、ドミトリー・休憩室では結構いびきが聞こえますので、騒音に関しては結構聞こえてしまいます。
注意点②:通常のカプセルホテルよりも劣る
ドミトリーは言ってしまえば、連結された2段ベッドのようなものです。
先ほど申し上げた騒音の問題もありますし、他の方がドミトリーに入る際の振動なども感じます。
隣のドミトリーとは上の空間でつながっていますので、隣が電気を付けているのが分かります。
空調という意味ではカプセルホテルのように個々に分かれていないので、館内の空調が効いているので、ドミトリー内が暑いということはありませんでした。
総じて通常のカプセルホテルよりも劣悪な環境であると言わざるを得ません。
私は普通に眠ることができましたが、カプセルホテルだったらギリギリ止まることができるという方には難しかったり、覚悟しておいた方が良いと思います。
注意点③:浴室の清掃時間
浴室の清掃時間が8:00~10:00となっていて、この間浴室(サウナ・お風呂)を使用することができません。
早起きして清掃時間前に入るか、チェックアウトが11:00なので清掃時間後に入るかという感じで、絶妙に使いづらいですね。。
できれば利用者が少ない深夜とか早朝に清掃を行って欲しいですが、人件費の問題などあるから難しいんでしょうね。。
レストラン
レストランのクオリティはかなり高いです。
サウナ施設の中であれば、トップクラスのクオリティだと思います。
欠点を挙げるのであれば、飲み物・料理ともに値段が高めという点でしょうか。。
今回は夕食というか晩酌と、朝食で2回利用しました。
晩酌:瓶ビール+アジフライ
まずは瓶ビールから頂いていきます。
サウナ・アウフグース後のビールは最強に美味いです。
しっかりと冷えたグラスも提供してくれるの高ポイントです。
ただ、大瓶で1,000円オーバーなのはちょっと高いですかね。。
続いてアジフライの到着です。
個人的に一番美味しいと思うアジフライは、『湯らっくす』のアジフライです。
衣はサクッと身はフワッとしています。
味には塩コショウの下味がしっかりついていますので、そのままでも美味しいです。
タルタルソースを付ければそりゃ美味しいのですが、個人的には塩を軽くつける程度が好みでした。
ここで終わらないのが『湯らっくす』のアジフライです。
骨も骨せんべいとして提供してくれるので、アジを丸々と楽しむことができます。
今回は単品で注文しましたが、定食で注文することもできます。
ドラマ『サ道』にも登場した麻婆豆腐も名物ではありますが、さすがにお腹いっぱいでしたので、今回は諦めました。。
朝食:琴平名物ひとすじうどん
朝食に頂きました。
麺はかなりモチモチとしていて、讃岐などとは違うコシを感じるうどんでした。
肉もゴロゴロと入っています。
肉はしっかりと煮込まれていて、ホロホロと崩れます。
つゆは甘めで、カツオや昆布などの出汁感というよりも肉を煮込んだ汁という印象が強かったです。
付け合わせのネギとたっぷりの生姜もマッチしますので、お好みの具合で入れることをおすすめします。
客層
『湯らっくす』自体は都内にあるようなサウナ施設というよりも、スーパー銭湯に近いと思います。
お風呂のみの利用も可能なため、夜の浴室・サウナの客層としては、地元の高校生・大学生が多い印象です。
いわゆるドラクエだったり、浴室・サウナ室内で多少なりとも会話があったりしますので、客層は悪いと言わざるを得ません。
早朝の客層は基本的に宿泊客で、1人客が多いので、かなり快適に過ごすことができます。
ただ、宿泊客は40〜50代の方が多めですので、いびきなどの就寝時にはやや難があります。
総評
『湯らっくす』でサウナ、食事を堪能することができました。
温泉も楽しめて、サウナ・水風呂のクオリティはもちろんのこと、食事のクオリティも高いので、西の聖地と呼ばれる所以はわかります。
個人的に気になるのは客層でしょうか。。
夜は学生が多く浴室はうるさめで、宿泊客は40代~50代の方が多めで、ドミトリーの構造上いびきなどは聞こえてしまいます。。
個人的な最適解は平日日中帯(学生がいない時間帯)にフリーコースで利用して、サウナと食事を楽しんで、ホテルはバスターミナル近辺に取るのが良い気がします。。
また訪れるとは思いますが、次回は上に書いた最適解の通りに利用するかと思います。。
情報
■ホームページ
確実に宿泊したい場合は事前予約をしておくことをおすすめします。
公式サイトが最安で、料金はドミトリーの上段が4,700円~、下段の場合は+100円となっています。
『楽天トラベル』や『じゃらん』から予約することも可能で、公式サイトよりも100円高いです。
通常は公式サイトを利用した方がよいと思いますが、100円という価格差的にSPUを狙ったりやポイントを使用する場合には楽天トラベルから予約するのも許容範囲かと思います。
■アクセス
公共交通機関ではバスもしくはJR九州の豊肥本線の平成駅を利用することになるかと思います。