- ウイスキーラバーズ名古屋2024
- 参加費
- 試飲した銘柄紹介
- 1杯目:Rudder アードナムルッカン シングルカスク
- 2杯目:尾鈴モルト 栗カスク
- 3杯目:尾鈴モルト 杉カスク
- 4杯目:ニセコ蒸溜所 ライスウイスキー
- 5杯目:御岳蒸溜所 ニューポット モルト
- 6杯目:御岳蒸溜所 ニューポット グレーン
- 7杯目:ePower ブナハーブン12年
- 8杯目:麻屋商店PB カリラ
- 9杯目:信濃屋PB あかし カサーシャカスクフィニッシュ
- 10杯目:信濃屋PB あかし レッドワインバリック
- 11杯目:信濃屋PB BBR ベンリネス
- 12杯目:吉田電材蒸溜所 1年熟成
- 13杯目:富士シングルブレンデッド 50th Anniversary Edition
- 14杯目:バリンチ&マレット カリラ 2007 15年
- 15杯目:桜尾シングルモルト
- 16杯目:アイル・オブ・ラッセイ
- 17杯目:ベンダーリン シェリーウッド
- 18杯目:ペンダーリン シングルカスク
- 19杯目:グレンフィディック
- 20杯目:コマスピ ロングモーン1998
- 21杯目:アードベッグ1972
- イベントの感想
- 購入品紹介
- おわりに
- YouTube
ウイスキーラバーズ名古屋2024
2024年1月21日(日)に開催された『ウイスキーラバーズ名古屋2024』に参加してきました。
開場は吹上ホールで、11:00~17:00の通しで開催されました。
参加費
一般販売はイープラスで販売されていました。
名古屋周辺のバーでは先行販売もされていました。
今回は前売り券の販売のみで当日券の販売はないとのことでした。
発売された瞬間に売り切れるということはないと思いますが、都合がつき次第の早めに入手されることをおすすめします。
試飲した銘柄紹介
それでは、今回試飲した全銘柄をご紹介していきます。
1杯目:Rudder アードナムルッカン シングルカスク
2024年2月にRudderさんから発売予定のアードナムルッカンのシングルカスクを先行試飲させてもらいました。
草やビターさがあってこれまでにないアードナムルッカンを感じました。
アードナムルッカン好きとしてはぜひとも欲しい1本でした。
2杯目:尾鈴モルト 栗カスク
写真中央右です。
熟成年数3年ということで、結構若さを感じて、ウイスキーというよりもジンなどに近い印象を感じてしまいました。
3杯目:尾鈴モルト 杉カスク
上の写真の中央左です。
杉の樽感が強い印象でした。
栗カスクも杉カスクもどちらも新樽ということで、樽感の強さ・木のトゲトゲしい印象を感じたので、飲むならハイボールかなと思いました。
4杯目:ニセコ蒸溜所 ライスウイスキー
大麦を使用して作られたウイスキーがモルトウイスキーで、大麦以外の穀物を使用して作られるのがグレーンウイスキーです。
グレーンウイスキーに用いられる穀物はとうもろこしやライ麦、小麦が主となりますが、日本では米を主原料としたライスウイスキーが作られています。
その代表格がニセコ蒸溜所です。
ニセコ蒸溜所自体は北海道にありますが、母体は日本酒の八海山でおなじみの八海醸造ですので、ライス(米)という点に納得するものがあるかと思います。
2024年春にライスウイスキーとして発売予定とのことですが、サンプル品を試飲することができました。
こういった製品化前のウイスキーを試飲することができるのはイベントならではかと思います。
味わいとしては、最初に来るのはグレーンウイスキーっぽい穀物の甘さとチョコ、余韻にかけて日本酒みたいに米っぽさが広がる感じがありました。
米だとこうなるんだなと思いましたね。
5杯目:御岳蒸溜所 ニューポット モルト
写真右の透明の方です。
ニューポット(熟成されていないウイスキー)甘すぎると思うぐらいに甘く、ふくよかな印象でした。
6杯目:御岳蒸溜所 ニューポット グレーン
上の写真の左側、少し黄色みがかっている方です。
アルコール感が強烈すぎて、消毒液を飲んでいるかの印象でした。
余韻に少しグレーンの甘さを感じますが、第一印象のアルコールアタックが強烈すぎました。。
7杯目:ePower ブナハーブン12年
蒸溜所としてはブナハーブンですが、ピート感があったので名称としてはストイーシャの扱いになるかと思います。
重厚なボディも感じて良かったですね。
8杯目:麻屋商店PB カリラ
写真撮り忘れのため、画像は麻屋商店さんの『公式X』より引用しています。
パロ・コルタドという珍しいシェリー樽でフィニッシュをかけた1本です。
甘さや肉感を感じるカリラで面白みがありました。
9杯目:信濃屋PB あかし カサーシャカスクフィニッシュ
写真右、緑の方です。
カサーシャというブラジルの蒸溜酒の樽でカスクフィニッシュをかけた1本です。
アイラのような正露丸とは異なる薬っぽさというか、これまでに飲んだことがないような未知の味がしました。
10杯目:信濃屋PB あかし レッドワインバリック
上の写真の左、赤の方です。
こちらはアメリカ産の赤ワイン樽でカスクフィニッシュをかけています。
最初に来るのはワイン由来のぶどう系の果実感と甘さ、当日の体調の影響なのか後味には海苔っぽさを感じました。
11杯目:信濃屋PB BBR ベンリネス
青りんごの要素を感じるフルーティーな1本でした。
価格としては16,000円ですが、もう少し値段が安くて13,000円とかなら買っていたなという印象です。
12杯目:吉田電材蒸溜所 1年熟成
やはり感じるのはグレーンの穀物由来の甘さです。
その上に熟成香が乗っている感じで、梅や梅酒っぽい感じも拾いました。
モルトウイスキーの新興蒸溜所の若めのウイスキーには梅っぽさを感じることもありますが、グレーンでも感じるんですね。
13杯目:富士シングルブレンデッド 50th Anniversary Edition
視聴者さんとお会いしまして、その際に飲んだ1杯です。
しっかりとした長熟グレーンの土台を感じつつ、りんごっぽさも感じる複雑味のある1本です。
ウイスキーラバーズ名古屋の前日に『富士御殿場蒸溜所』を見学してきましたし、『ウイスキーフェスティバルin東京2023』の際にも試飲して美味しかったものを布教しておきました。
14杯目:バリンチ&マレット カリラ 2007 15年
黒糖を思わせるシェリーと、ほこりや枯れ感。
穏やかなピートも感じて、これを買わなかったことを後悔し、もう在庫切れということに嘆くレベルの1本でした。
これまでカリラはフィンラガンとオフィシャルの12年が一緒の系統なのでボトラーズも一緒だろうとあまり触れてきませんでした。
麻屋商店さんのカリラもですが、かなり違いがあるなと気付かされました。
カリラは結構ボトラーズリリースも多いですし、ちゃんと向き合ってみようと思います。
15杯目:桜尾シングルモルト
定番品の桜尾は初めて飲んだかもしれません。
ほんのりピートと塩っけ、あとは若さからくる草感はありましたが、全体的に飲みやすい印象で、ハイボールが良さそうな印象でした。
16杯目:アイル・オブ・ラッセイ
ウイスキー福袋のハズレ枠的な印象がついてしまっていますが、飲んでみると穀物と梅感があって、飲まず嫌いだったなと反省しました。
17杯目:ベンダーリン シェリーウッド
シェリーの要素もありましたが、噂通りに桃感を感じました
18杯目:ペンダーリン シングルカスク
少し濃すぎる印象を感じました
シェリーの軽い印象の方が個人的には好みでしたが、余韻に桃感はしっかりとありましたね。
19杯目:グレンフィディック
そろそろ〆に入っていきましょうか。
バーブースを攻め始めます。
青りんご感があって美味しいフィディックでした。
20杯目:コマスピ ロングモーン1998
海外限定のボトルや日本まだ輸入されてきていないボトルなどを扱う話題の酒屋さんから1本です。
黒糖と甘さという感じで嫌味がない、シェリー好きに飲んでほしい1本でした。
21杯目:アードベッグ1972
潮、ピート、肉とぶどうという複雑味を感じ、これは美味いと言わざるを得ない1本でした。
イベントの感想
2024年1発目のウイスキーイベントに相応しい盛り上がりを見せていたかと思います。
今回はバーブースの出店がかなり充実していて、ラインアップとしても凄まじいものが並んでいたかと思います。
72のアードベッグなどエグいものを頂きつつ、個人的に一番の収穫はペンダーリンが美味しかったことでした。
今度買ってみようと思います。
注意点①:電子チケットと紙チケット
今回チケットには電子チケットと紙チケットがありました。
電子チケットは開場時間である11時にならないと表示されないようで、前倒しで開場となった場合でも11時にならないと受付できなかったようです。
紙チケットは11時前でも受付することはできましたが、受付が完了するまでに時間がかかっていたようです。
限定ボトルを狙わない方からしたらどちらでもいいのですが、朝一で並んでイベント限定のボトルなどは本数が限られているもの狙う方はどちらのチケットにするか購入時には要注意です。
注意点②:水の販売がない
昨年参加したときは水の販売がありましたが、今年は水の販売がありませんでした。
一応参加したときに500mlのペットボトル1本が配られ、配布所でもう1本頂くことができますが、500mlのペットボトル2本では足らないですね。。
会場内に自販機があり水も売られていましたが、水に関しては午後には売り切れている状態でした。
会場近くにコンビニがありますが、ここまで買いに行くのは面倒くさいところです。。
一応水やソフトドリンクに関しては持ち込みOKなので、私はいつも1Lの水を事前に購入してから参加しています。
1日の参加となると個人的には2Lぐらいがちょうどいいかと思います。
酔い防止やグラスをすすいだりするので、水は多く使用しますので、来年は販売は再開してほしいところです。
購入品紹介
ウイスキーラバーズ名古屋2024で購入したものをご紹介していきます。
トートバッグ&グラス&ネックストラップ
チケットを提示して受付を済ませますと、トートバッグとグラス、ネックストラップを頂けます。
チケット代は5,000円でしたが、トートバッグが単体1,000円、グラスが500円で販売されているので、ネックストラップを合わせると2,000円分くらいの価値がありそうですね。
1本目:AMAHAGAN
イベント限定で長濱蒸溜所から販売されたAMAHAGANです。
今回はレッドワインカスクでした。
2本目:長濱シングルモルト
イベント限定で長濱蒸溜所から販売された長濱シングルモルトです。
今回はシェリークォーターカスクのノンピートでした。
3本目:辰巳蒸留所 洋梨ジン
こちらはイベント公式から販売されたイベント限定ボトルです。
ウイスキーではなくてジンです。
アルケミエ辰巳蒸留所というジンやアブサンを製造するかなり人気の蒸溜所の1本です。
個人的には山崎・白州を手に入れるよりも入手が難しいんじゃないかと思うほど人気な蒸溜所です。
ウイスキーラバーズ名古屋では毎回イベント限定ボトルとして購入することができますので、そりゃ買わざるを得ません。
4本目:桜尾シングルモルト ジャパニーズウイスキー IPAカスクフィニッシュ
今回イベント公式から販売されたボトルで3本だけ事前抽選が行われていました。
- 桜尾シングルモルト ジャパニーズウイスキー IPAカスクフィニッシュ
- 三郎丸ブレンドウイスキー グラッパカスクフィニッシュ
- 厚岸 ヴァッテッドモルトウイスキー
ということで、見事当選しました。
桜尾自体はイベントで何回か試飲をしたことはありますが、ボトルを購入したのは初です。
三郎丸はブレンデッドですし、厚岸はヴァッテッドと、桜尾が唯一のシングルカスクなので、この3本の中であれば桜尾が欲しいなと思っていたところ、見事当選となりました。
桜尾のIPAカスクは以前信濃屋さんから販売があり、そのカスクナンバーが#5536で、今回のボトルのカスクナンバーが#5535です。
このようにカスクナンバーが近いことをシスターカスクと呼び、蒸留した日が同じとか近いので、味わいも近しい傾向にあると言われています。
信濃屋さんのものが評判上々だったのようなので期待しています。
5本目:三郎丸ブレンドウイスキー グラッパカスクフィニッシュ
幸運なことにもう1本当選しました。
ブレンデッドウイスキーではありますが、アルコール度数が63%ですのでおそらくカスクストレングスかと思います。
グラッパというイタリアで作られるブドウの蒸留酒の樽でカスクフィニッシュをした1本です。
残念ながら厚岸に関してはハズレてしまいましたが、2本当選しましたので十分過ぎる結果だと思います。
今回から抽選方式に変更があって、事前抽選で当選したら事前決済をして当日開場で引き換えというやり方でした。
当日参加できない場合は郵送や返金対応もできないとのことでしたので、インフルエンザなど流行っている時期ですので、ここらへんは何かしらの補填がほしいなとは感じました。
あとは私のような東京から参加している方など、遠方から参加している方も多いかとは思います。
ボトル2本はありがたいのですが、約2kgを持ってイベントに参加し続けるのは大変ですし、持って帰るのも地味に辛いので、可能なら郵送にしてほしいなと思いました。
おわりに
ウイスキーラバーズ名古屋2024かなりの盛り上がりを見せておりました。
来年2025年は1月26日(日)に開催されるとのことですので、都合をつけて参加できればと思います。
今年2024年はできる限りウイスキーイベントには参加していこうと思いますので、また参加したらご紹介できればと思います。
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