- 八王子ウイスキーストリート2025
- 参加費
- 試飲した銘柄紹介
- 1杯目:ACORN 安積 2020-2025
- 2杯目:信濃屋 グレンキース 1993-2023 29年
- 3杯目:Rudder シークレットスペイサイド 1999 25年 Art Session Gold
- 4杯目:麻屋商店 キャンベルタウンブレンデッドモルト 2017-2025 8年
- 5杯目:たまにわ酒店PB ベンリアック 2007 16年
- 6杯目:御岳2025
- 7杯目:信濃屋 新道 2022-2025 3年
- 8杯目:富士 シングルグレーン 50th Anniversary Edition
- 9杯目:M’s Tasting Room ブレンデッドウイスキー
- 10杯目:モルトマン アードベッグ 2007 16年 スコッチモルト販売45周年記念ボトル
- 11杯目:井川蒸溜所 ピートシェリーカスク 2年1ヶ月
- 12杯目:ボローニュ
- 13杯目:馬追蒸溜所 Myaoi Gin Very Bery
- 14杯目:馬追蒸溜所 Gatto Libero Very Berry Gin Liqueur
- 15杯目:馬追蒸溜所 根本商店PB Myaoi Gin wannabe
- 16杯目:シングルキャスク ミルトンダフ 2009 15年
- 感想
- おわりに
- YouTube
八王子ウイスキーストリート2025
2025年9月23日(火)、秋分の日に開催された『八王子ウイスキーストリート2025』に参加してきました。

『八王子ウイスキーストリート』自体には2023年以来の参加となりますので、約2年ぶりの参加となります。

参加費
前売り券はイープラスから購入することができました。
当日券の販売も行われました。
受付でグラス・グラスホルダー・500mlのペットボトルの水、バウチャー6枚との引き換えを行います。
試飲した銘柄紹介
11:30開場のところ、11:30頃に到着し待機列に並びます。
11:40頃に会場に入ることができましたが、12:00から試飲開始なので、20分くらい持て余しました。。
試飲時間となりましたので、さっそく飲んでいきましょう。
前回の八王子ウイスキーストリート2024からバウチャー制となっており、試飲の際にバウチャー(チケット)を1枚と1杯を交換します。
追加のバウチャーは6枚1,000円で追加購入することができます。
1杯目:ACORN 安積 2020-2025
これからリリース予定のでACRONさんのどんぐりラベルの安積です。
先日開催されたウイスキーコレクション郡山で初お披露目となり、八王子ウイスキーストリートでも先行予約というか先行抽選申し込みが可能でした。
アルコールアタックはあるものの、蜜、パイン、パッションフルーツとフルーティーな安積らしさがある1本で、3年~5年以上寝かせたら美味いと思いました。
とりあえず抽選には申し込んでおきました。
2杯目:信濃屋 グレンキース 1993-2023 29年
先日リリースされた信濃屋さんのグレンキースです。
青りんごと良く言えば少し熟したフルーツ感、茶葉を感じますが、悪く言えば樽感と渋みという印象を受けます。
青りんごを感じられるキースらしいいいボトルだとは思いますが、個人的な好みとはそれる1本かなと思いました。
3杯目:Rudder シークレットスペイサイド 1999 25年 Art Session Gold
Rudderさんからの新シリーズでArt Session Goldからの1本です。
もともとArt Sessionシリーズはありますが、そのワンランク上の価格帯・美味しさを狙ったシリーズとのことです。
第一弾はシークレットスペイサイド表記ですが、中身はグレンリベットとのことです。
黒糖というか熟した果実という長熟というか18年オーバーくらいのリベットの味がありました。
オフィシャル12年のリベットは正直苦手なのですが18年を超えてくると好きな味わいになり、こちらも好きな味わいです。
ただ、これぐらいのリベットって結構リリースがあるんですよね。。
4杯目:麻屋商店 キャンベルタウンブレンデッドモルト 2017-2025 8年
麻屋商店さんと高知県のバーSHANTY TOWNさん、BEYONDさん、樹香(じゅか)さん選定の1本です。
キャンベルタウンブレンデッドモルトなので、グレンスコシアベースのティースプーンモルトかと思います。
甘さ、柑橘、潮をほんのり感じつつ、クリームっぽさもある1本でした。
8年の割に熟成感もあってキャンベルタウンブレンデッドとしては美味しい1本なのですが、結構こういうリリースってあるんですよね。。
グレンスコシアベースなのでグレンスコシアのシングルカスクやキャンベルタウンブレンデッドを持っていないなら方なら買ってもいいと思います。
ただ、個人的には似たようなのを持っているので、今回はスルーさせて頂きました。。
5杯目:たまにわ酒店PB ベンリアック 2007 16年
愛知県にありますたまにわ酒店さんの4周年を記念したPBです。
最初は線が太く、出汁や煮干しっぽい印象を受けました。
少しスワリングをしてあげると柑橘の皮、パパイヤ、茶葉や醤油っぽさを拾ってフルーティーな味わいを感じるようになりました。
16年熟成で17,000円なので、お買い得感はあります。
買って2〜3年寝かせたら美味いんじゃないかなと思います。
6杯目:御岳2025
クリームとチョコ、レーズンを感じ甘さがありつつも酸味も感じる1本でした。
シェリーの樽の味と言われたそうなのですが、ここまで綺麗に出せるのはすごいですね。
7杯目:信濃屋 新道 2022-2025 3年
10月に信濃屋さんからリリースされる新道を試飲することができました。
ピートと甘さ、黄色から赤っぽいフルーツを感じることができ、少しクリームや酸味も感じました。
度数は55%なのですが、樽に入れる前に加水を行っており、樽出し後に加水を行っていないのでカスクストレングス表記ができるようです。
面白い1本でした。
8杯目:富士 シングルグレーン 50th Anniversary Edition
昨年リリースされた富士の50周年を記念したシングルグレーンです。
過去にも飲んだことがありますが、美味しいのでもう1回飲んでおきました。
接着剤っぽさはありますが、ブドウや酸味強い南国系果実とフルーティーさを感じました。
9杯目:M’s Tasting Room ブレンデッドウイスキー
板橋にありますM’s Tasting Roomさんのブレンデッドウイスキーが出展されていましたので飲んできました。
りんごと蜜、甘さフルーティーさを感じて、美味しい1杯でした。
最近店舗にも行けていないので、今度訪れようと思います。
10杯目:モルトマン アードベッグ 2007 16年 スコッチモルト販売45周年記念ボトル
ジューシーなマスカット、ピート、甘さ、ナッツを感じて確かに美味いアードベッグでした。
ただボトル1本65,000円くらいするんですよね。。
最近のアードベッグのボトラーズは美味しいけど高過ぎるんですよね。。
飲むたびにバーボン系はTENでいいじゃん、シェリー系はウーガダールでいいじゃんと思います。
11杯目:井川蒸溜所 ピートシェリーカスク 2年1ヶ月
甘さとピートを感じますが、ニューポッティ感も全開に感じました。
まぁニューボーンなのでね。。
しょうがない部分はありますが。。
12杯目:ボローニュ
こちらはラムです。
穀物感、黒糖っぽさを感じますが、熟成が足らない感じを受けました。
13杯目:馬追蒸溜所 Myaoi Gin Very Bery
ジンラボジャパンさん向けの1本となっており、最近再販がかかりました。
マルカワのフーセンガムっぽい、ベリーやぶどう味のガムというような印象で美味しい1本でした。
14杯目:馬追蒸溜所 Gatto Libero Very Berry Gin Liqueur
同じくジンラボジャパンさん向けの1本ですが、今度はリキュールです。
ベリーの酸味とほのかに甘さを感じて、こちらはソーダやトニックと割って飲むのが良さそうな印象でした。
15杯目:馬追蒸溜所 根本商店PB Myaoi Gin wannabe
札幌にあります根本商店さん向けのPBで、カレー味のジンとなっています。
出汁とスパイス感があってスープカレーやカレーせんべいのようなニュアンスがあり、ジンって面白いなと思わせてくれる1本でした。
16杯目:シングルキャスク ミルトンダフ 2009 15年
甘さと樽感があり、濃い目の味わいを感じるミルトンダフでした。
ジンの後でしたので口がおかしくなってる状態で試飲してしまい、正確なものはわからなかったのはミスです。。
感想
色々と飲むことができて良かったのですが、比較的8月~11月中旬くらいまでは各社からのリリースが落ち着いている印象なので、そういう意味ではすごくささるボトルはなかったなという印象です。
気になった点①:バウチャー制
気になる点が2点ありまして、1点目はバウチャー制に変更されたことです。
2年前に参加した際はチケット代を払えば無料試飲に関しては飲み放題という他のウイスキーイベントと同様のシステムでした。
ただ、飲み放題にすることで泥酔者を多く排出することにもなり、そこが行政から指摘されたという噂があり、昨年2024年からバウチャー・チケット制に変更となっています。
バウチャーは定番銘柄やオフィシャルに対して利用することができ、基本的に1枚と1杯を交換することができます。
他のイベントなら試飲無料・飲み放題なので、新興蒸溜所や普段飲まないお酒にチャレンジしてみようかなとなりますが、バウチャー制だと色々なものを試すというよりは厳選してどれにチケットを使おうかなという感じがあります。
あとは、6枚単位なので追加で買ったら6杯飲まなければいけないので肝臓のキャパとの相談もあります。
イベント中どうバウチャーを使っていこうかなと常に考える必要がありましたね。。
気になった点②:ストリートではない
もう1点気になった点としてはストリート開催ではなくなったことです。
イベント名の八王子ウイスキーストリートの通り、2年前に参加した際は本当に道のど真ん中、ストリートで開催されていました。
昨年2024年からは会場内と言いますか、ホールでの開催となっていますので、ストリートではなくなりました。
ストリートだと参加者なのか参加していない方なのかの見分けがつかないなどの問題もあるかとは思いますが、ホール開催だとこの点は回避できますが、ストリートという特徴がなくなったなという印象ですね。。
出展数としても少ないわけじゃないですが、普通の中規模なウイスキーイベントになったなという印象です。
今回も天気が良かったのですが、青空の下、外で飲むハイボールが良かったんですけどね。。
おわりに
この2点が気になるところで、運営や参加者側の民度の問題もあってしょうがないところではあると理解していますが。。
正直2年前のストリート開催の方が楽しかったことは否めませんね。。
今回チケットは直前でも購入できたようで、当日券の販売もありましたので、来年は直前までチケットの購入を様子見して、気になるリリースがあれば参加するかたちにしたいなと思います。




















