移動〜到着
早朝から移動し池袋にやってきました。
すぐさま池袋から特急ラビューに乗り込みます。
池袋から約80分ほどで西武秩父に到着です。
タイトルでおわかりの通り、今回は秩父ウイスキー祭2024に参加すべく秩父にやってきました。
本日は2月17日(土)と、秩父ウイスキー祭の前日です。
前日ではありますが、セミナーの開催や前夜祭とも言える、みやのかわナイトバザールの開催など、秩父ウイスキー祭はもう始まっています。
私は前日の土曜日に秩父入りしましたが、海外の方やガチ勢は木曜日あたりから秩父に来て、秩父のバーなどを満喫するそうですね。。
今回は運良く秩父にホテルをとることができましたので、まずはホテルに荷物を預けます。
今回お世話になるのは『ルートインホテル 西武秩父駅前』です。
荷物を預けたあとは『珍達そば』で昼食を頂いていきます。
その後はセミナー受講のため、イベントの会場である秩父駅方面に向かいます。
ウイスキーイベントは北は北海道から南は沖縄まで毎月のように各地で行われています。
多くのウイスキーイベントはウイスキーに興味ない方からすればなんかイベントやってんなーぐらいしか思わないかと思います。
ですが、この秩父ウイスキー祭は違います。
秩父の街全体が盛り上がりを見せています。
このように電車のヘッドマークにも掲載されるぐらいです。
会場周辺に到着しましたが、まだ時間があるので秩父神社を参拝します。
セミナー:モルト侍vs世界の北梶2024祭ボトルを斬る
秩父神社を参拝した後は『モルト侍vs世界の北梶2024祭ボトルを斬る』というセミナーに参加しました。
本来であればモルト侍こと池袋J’s barの蓮村さんが担当される予定でしたが、残念なことに先日お亡くなりになられまして、代わりにカスクアンドスティルの川本さんが担当されておりました。
御冥福を心よりお祈り申し上げます。
今年の祭ボトルは8本で、スコッチが5本、ジャパニーズが3本でした。
このセミナーではこの8本をすべてテイスティングすることができます。
では、飲んだ順番にご紹介していきます
ブレンデッドスコッチ 1996 27年 ホグスヘッド バンドラベル
ブレンデッドウイスキーで27年熟成の1本です。
バンドラベルはブレンデッドモルトでリリースされることが多かったのですが、今年はブレンデッドスコッチということでグレーンウイスキーも使用されています。
長熟グレーンの土台を感じる、バター、塩、バニラ、クリーム、杏仁豆腐を感じました。
構成原酒はすべてハイランドで構成されているとのことで、グレーンはインバーゴードン、モルトはおそらくクライヌリッシュがメインと使われているだろうとのことでした。
リンドーズ 2019-2023 4年 フレッシュバーボンバレル
バーボンバレルで4年熟成の1本です。
牧草、獣っぽさ、バニラ、ウッディさ、バナナと甘さを感じました。
個々のフレーバーを探すよりも一歩引いて俯瞰するように飲むといいとのことでした。
美味しさもそうですが、シングルカスク・カスクストレングスが1万円という安さとしても魅力がありますよね。
ドーノッホ 2019-2024 5年 ショートリフィルライカスク
トンプソンブラザーズというボトラーズ会社が運営しているハイランドの蒸溜所です。
ショートリフィルライカスクで5年熟成の1本です。
ショートリフィルという聞き慣れない単語がありますが、一度別のボトラーズ会社などに半年程度樽を使ってもらうそうで、その後その樽をドーノッホ用に使用するとのことでした。
クミン、革、ハチミツレモン、ジンジャー、ラドラー、余韻にはっきりパッションフルーツという感じでかなり面白い1本でした。
ビール作りに使用した後のエール酵母を使用して7日間発酵しているからこその味わいだそうです。
グレンロセス 1998 25年 1stフィルオロロソシェリークォーターカスク
オロロソクオーターで25年熟成の1本です。
リアルシェリーが使用されていますので、コーヒーとかチョコを思わせるしっかりとしたシェリー、余韻に土っぽさを感じました。
美味しいけど4万か。。
シークレットアイラ 2007 15年 シェリーホグスヘッド ハンドライティング
シェリーホグスヘッドで15年熟成の1本で、シークレットアイラですが、去年と同じく南アイラの人気蒸溜所とのことです。
まぁラガヴーリンですね。
重厚感、ヨード、ベリー系のフルーティさ、余韻にレーズンを感じました。
昨年末に発売されたサイレンスバーさんの35周年記念のシークレットアイラに近しい印象でした。
つまり美味いというわけです。
安積 2019-2024 カベルネ・ソーヴィニヨンカスク
カベルネ・ソーヴィニヨンカスクですので赤ワインの樽で2019年蒸溜で2024年ボトリングの1本です。
カスタード、バニラ、ほんのりタンニン、ベリー、クリーム、オレンジ、柑橘系のわた、酸っぱいクランベリーを感じました。
赤ワイン樽ですが少しタンニンを感じるくらいで、そこまで嫌な要素は感じない1本でした。
嘉之介 2018-2024 リチャードカスク
焼酎で使用された樽で熟成を行ったリチャードカスクで2018年蒸溜、2024年熟成の1本です。
ハチミツ、スパイス、メロン!
まさにベリーメロンという印象でした。
焼酎で使用された樽で5年以上熟成することで、このフルーティーさが出るとのことです。
焼酎はアルコール度数40%程度で樽詰めされるので、アルコール度数の低いため樽の力もしっかりと残っているからこそ、この味が出るのでは?とのことでした。
YA
構成は複雑で駒ケ岳と津貫をブレンドし、そこにすでにブレンドされた駒ケ岳と津貫を少量加え、その後に加水をしているとのことでした。
バナナ、青っぽいフルーツ、ピート、フルーツオレを感じました。
銭湯で風呂上がり飲むフルーツオレ、これをすごく感じて面白い1本です。
美味しいのですが、気になるのはお値段です。。
同じく加水されて50%のオフィシャルが9,000円程度に対して、その倍の18,000円ぐらいします。
スモールバッチ扱いだからでしょうか。。?
セミナーの感想
今年の祭ボトルはどれも美味しかったですが、個人的には特にドーノッホ、嘉之助、YAが気になりました。
どれか1本選べと言われたらドーノッホですかね。
色々勉強にもなりましたので、来年もチケットの争奪戦に勝つことができれば参加しようと思います。
Highlander Inn Chichibu(ハイランダー イン 秩父)
セミナー終了後は視聴者さんとお会いして、一緒に有名店のハイランダーイン秩父さんへ行きました。
運良く座ることができました。
プライベートボトルの秩父などなど色々なものを飲ませて頂きました。
麻屋商店
続いては秩父の有名な酒屋さんである麻屋商店さんを訪れました。
さすがの品揃えでした。
この日は荷物になるのも嫌だったので購入せず、また明日訪れて購入しようと思います。
Bar Craic(バー クラック)
麻屋商店さんの後は、秩父の有名なバーであるクラックさんを訪れました。
過去の秩父や最新のリリースのものなど色々飲ませて頂きました。
みやのかわナイトバザール
そろそろ秩父ウイスキー祭の前夜祭とも言える、みやのかわナイトバザールが開催されるので、会場へと向かいます。
ここでは明日のイベントでガラポンの抽選対象となる、秩父第一蒸溜所のシングルモルト、ワールドブレンデッド、秩父第二蒸溜所のシングルモルトを試飲することができます。
注目すべきは秩父第二蒸溜所のシングルモルトです。
第二蒸溜所のシングルモルトはこの秩父ウイスキー祭2024で初お披露目となっています。
明日のイベントではガラポン抽選のみ行われ、この3本は試飲することができません。
3本まとめて飲めるのはこの前夜祭か、後日入荷するバー、後日開催されるウイスキーイベントの秩父ウイスキー祭のブースなどしかないかと思います。
結構酔っていてテイスティングコメントが残せる感じではなかったのですが。。
第一蒸溜所は複雑味を感じました。
ワールドブレンデッドはそんなに印象に残らない感じでした。
第二蒸留所はシンプルで結構酔っている状態ですと一番美味しく感じました。
酔っていなかったら複雑味を感じる第一を美味しく感じたのかもしれません。。
今度入荷するバーでまた飲んでこようと思います。
改めてバーで飲んできました
後日改めてバーでこの3本を飲んできました。
感想としてはこの3本であれば第二蒸溜所が一番美味しかったので、結構酔っている状態の感想でも意外と当てになるなと思いました。
その後
この後はホテルに戻り即寝落ちしました。
秩父の有名なラーメンも食べることができましたし、視聴者さんにもお会いできて、有名な酒屋さん、バーも巡れることができました。
今回は前夜祭で限定ボトルも飲めましたし、大満足の1日でした。
心残りがあるとすれば、酔い過ぎて夕飯を食べれなかったことでしょうか。。
それでは次回は『イベント当日編』をご紹介していきます。
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