- 朝食〜イベント会場到着
- 1杯目:信濃屋 クライヌリッシュ 1996 24年 バーボンカスク
- 2杯目:スプリングバンク10年
- 3杯目:ヘーゼルバーン10年
- 4杯目:ケイデンヘッド エニグマ キャンベルタウン ブレンデッドモルト15年
- 5杯目:バーキッチンPB 嘉之助
- 6杯目:キングスバリー ロイヤルブラックラ
- 7杯目:エィコーン ウィリアムソン 2015-2022
- 8杯目:シングルキャスク レダイグ 1993 29年
- 9杯目:シングルキャスク トバモリー 1994 27年
- 昼休憩①:はなゆう
- 昼休憩②:秩父そば 御花畑駅店
- 10杯目:モルトヤマ ベンロマック 2011 10年 ファーストフィルバーボンバレル
- 11杯目:秩父レッドワインカスク2023
- 12杯目:秩父ちびダル13年
- 13杯目:秩父ちびダル9年 ヘビリーピーテッド
- 14杯目:駒ケ岳カスクサンプル
- 15杯目:津貫カスクサンプル
- 16杯目:【山岡さんセミナー】グレンファークラス?
- 17杯目:【山岡さんセミナー】トマーティン
- 18杯目:【山岡さんセミナー】カースブリッジ
- 19杯目:【山岡さんセミナー】ロングモーン
- 20杯目:【山岡さんセミナー】ベンリアック
- 21杯目:【山岡さんセミナー】シークレット
- 【山岡さんセミナー】感想
- 麻屋商店
- 猪汁
- 23杯目:Rudder駒ケ岳 2016-2023 7年
- 24杯目:信濃屋 静岡ノンピート
- 25杯目:信濃屋 静岡ピーテッド
- 26目:能登チャリティボトル フレンドシップブレンデッド 友情 36年
- 27杯目:山鹿 カスクサンプル ノンピート
- 28杯目:山鹿 カスクサンプル ピーテッド
- 29杯目:久住 ニューボーン カスクサンプル
- 祭の湯
- 秩父令和商会
- 帰宅
- イベントの感想
- 購入品紹介
- おわりに
- YouTube
朝食〜イベント会場到着
本日は秩父ウイスキー祭りイベント当日です。
前夜祭などの前日の様子は『前日編』として、別途投稿しておりますので、ぜひまだの方はそちらからご覧ください。
今回は『ルートインホテル 西武秩父駅前』に宿泊しております。
ルートインでは宿泊者全員が無料で朝食を利用することができますので頂いていきます。
朝食はバイキング形式で無料という枠を超えているラインナップでした。
イベントでたくさんウイスキーを飲むので、酔い防止のためにも多めに食べておきます。
昨日ウイスキーを結構飲んだこともあって、味噌汁がいつも以上に美味しく感じました。
食後はチェックアウトをして、徒歩でイベント会場である秩父駅周辺へと向かいます。
物販で絶対欲しいと思うようなものも特になかったので、ゆっくりと会場に向かい、10:30頃に到着しました。
到着して、まずびっくりしたのはグラスの引き換えでかなりの列になっていたことです。
グラスの引き換えだけで10分〜15分くらいはかかったと思います。
無事にグラスを引き換えて、少し前倒しで入場となり、イベントの開始です。
早速試飲していきます。
1杯目:信濃屋 クライヌリッシュ 1996 24年 バーボンカスク
話題の1本です。
シークレットハイランド表記だと外れが多いクライヌリッシュですが、クライヌリッシュ表記であれば味が保証されているかと思います。
早速飲んで見ましたが、例に漏れず美味しいクライヌリッシュでした。
蜜、りんご、余韻にはスパイスやハーブっぽいさわやかさを感じました。
2杯目:スプリングバンク10年
画像左です。
今回はスプリングバンク10年、ロングロウ、ヘーゼルバーン10年、キルケラン12年のオフィシャル定番銘柄の提供がありました。
かなりの行列で提供までに20分ぐらいは並んだかと思います。
オフィシャルのみの提供でしたので、20分並ぶ価値があったかというと微妙なところではありますが、それぞれ、なかなか飲めない1本なのでいいでしょう。
3杯目:ヘーゼルバーン10年
上の画像右です。
ウイスキーを飲むようになって2年以上経ちますが、実はオフィシャルのヘーゼルバーン10年は初めて飲みます。
限定品やハンドフィルは飲んだことがありますが、定番の10年は意外と飲む機会がなかったんですよね。。
これを飲むために並んだまであります。
スプリングバンクと飲み比べた感想としてはヘーゼルバーンの方が好みでした。
甘さと潮っぽさ、いわゆるブリニーさを感じました。
4杯目:ケイデンヘッド エニグマ キャンベルタウン ブレンデッドモルト15年
以前バーで飲んだことがあり、美味しかったウイスキーです。
これが無料で飲めるのであれば飲むしかないでしょう。
中身はヘーゼルバーンとキルケランのブレンデッドモルトです。
こちらもキャンベルタウンらしいブリニーさがあって美味しいんですよね。
5杯目:バーキッチンPB 嘉之助
福岡の名店バーキッチンさんのプライベートボトルの嘉之助です。
シェリーがしっかりと効いている印象でした。
ピートタイプの嘉之助ですが、個人的に嘉之助はノンピートの方が好みではあります。
6杯目:キングスバリー ロイヤルブラックラ
オールドとか昔の年代に感じる、少し言語化するのが難しいのですが冷たい甘さ、全体的に嫌味がないきれいな印象でした
7杯目:エィコーン ウィリアムソン 2015-2022
2015年蒸溜と比較的若めのウィリアムソンです。
ウィリアムソンとはラフロイグのことです。
若いので力強いピートが効いていて美味しかったですね。
少しもったいない気もしますが、こういうバーボン樽の色が薄くて若い力強いピートが効いているものはハイボールにすると煙たい1杯で美味しいと思います。
8杯目:シングルキャスク レダイグ 1993 29年
画像左です。
ピートはそこまで強くなく、黄色いフルーツをしっかりと感じることができて美味しかったです。
9杯目:シングルキャスク トバモリー 1994 27年
上の画像右です。
きれいなシェリーで、レーズンっぽさを感じることができました。
昼休憩①:はなゆう
ここいらでお昼を取ることにします。
御花畑駅まで戻り、『はなゆう』で天ぷらそばを頂きました。
昼休憩②:秩父そば 御花畑駅店
育ち盛りのアラサーの胃袋は蕎麦1杯では満たされません。
ということで、近くにある『秩父そば 御花畑駅店』でも天ぷらそばを頂きました。
食後は試飲へと戻ります。
10杯目:モルトヤマ ベンロマック 2011 10年 ファーストフィルバーボンバレル
ピートも感じつつ、柑橘系の要素があるベンロマックでした。
お値段も安いですし今度買おうかなと思いました。
11杯目:秩父レッドワインカスク2023
行列でしたが秩父ウイスキー祭に参加したらベンチャーウイスキー、秩父蒸溜所のものは飲んでおかないとですね。
赤ワイン樽の嫌な要素がまったくない甘く美味い1本でした。
12杯目:秩父ちびダル13年
写真左です。
バナナの要素を感じました。
最近ジャパニーズにバナナの要素を感じることが多くなってきた気がします。
13杯目:秩父ちびダル9年 ヘビリーピーテッド
上の写真右です。
黄色いフルーツとピートを感じる1本でした
14杯目:駒ケ岳カスクサンプル
写真右です。
ナッティな感じと後半にはフルーツっぽさを感じました。
オフィシャルは柿の要素を感じますが、シングルカスクですと柿の要素がないものがあるのも面白いところです。
15杯目:津貫カスクサンプル
上の写真左です。
最近津貫にもバナナを感じるんですよね。
16杯目:【山岡さんセミナー】グレンファークラス?
写真一番左で、そこから順番にご紹介していきます。
今回はイベント当日に開催される山岡さんのセミナーも予約することができましたので、参加していきます
70年代のウイスキーを飲むことができるということで、それぞれ貴重な1杯を頂くことができました
おそらくグレンファークラスとの1本です
フルーティ、シナモン、ミルキー、少し酸味を感じました
色合い的にバーボンっぽく感じますが、正解はフィノシェリーとのことでした
17杯目:【山岡さんセミナー】トマーティン
濃いシェリー、コーヒーやチョコっぽさのある、いわゆるリアルシェリーの要素を感じました
18杯目:【山岡さんセミナー】カースブリッジ
グレーンウイスキーですが少し粘度のある甘さを感じました
おそらくセカンドフィルのシェリーホグスヘッドだろうとのことでした
19杯目:【山岡さんセミナー】ロングモーン
少し獣っぽさ、りんご、余韻にはトロピカルフルーツがいました
蒸溜所不明、おそらくベンリアックだろうとのこで、トロピカルフルーツの要素がありましたね
20杯目:【山岡さんセミナー】ベンリアック
めちゃくちゃトロピカルフルーツを感じました
これは人生TOP3に入る美味しさでしたね
21杯目:【山岡さんセミナー】シークレット
今後リリースがある1本です。
こちらもトロピカルフルーツな要素が少しありつつ、後半にはナッティさとトロピカルフルーツとは少し違うりんご系フルーツの要素を感じました。
【山岡さんセミナー】感想
ウイスキーは60年代が最もよく、70年代はまだ良いとのことでした。
70年代とそれ以降の違いは、フロアモルティングを行っているか、発酵時間の違い、使用している酵母の違い、リアルシェリーを使用しているかや蒸溜の温度や期間も関係しているとのことでした。
リアルシェリーなどの法律的に使用することができなくなったものもありますが、なぜ60年代・70年代の製法と現代の製法とは異なるのかというと、製造期間を短縮するように効率を求めた結果が現代の製法だからです。
例えば、60年代・70年代において、酵母はエール酵母が使用されていましたが、発酵に時間がかかってしまいます。
現代ではディスティラリー酵母が使用されており、発酵時間が大幅に短縮されています。
発酵時間を短くすることができれば、生産能力を高めることができます。
味わいが損なわれるという言い方は正確ではないのですが、複雑味やフルーツの要素は失われてしまう傾向にあることでした。
発酵時間の話で言うと、グレンカダムが発酵時間を短くしたことで味わいに影響があり、発酵時間を戻したという話を聞いたことがあります。
昨日セミナーで飲んだドーノッホがエール酵母を使用して7日間の発酵を行っているとのことで、5年熟成と比較的短熟ではあるものの、パッションフルーツの要素をはっきりと感じて美味しかったので、なるほどと腑に落ちました。
効率を求める一方で、発酵時間を長めに設定したり、フロアモルティングを再開する蒸溜所や、エール酵母を使用する蒸溜所やリアルシェリーを使用する蒸溜所などなど昔に回帰している蒸溜所もあるかと思います。
効率を求めた方が良いこととそうではない手間暇をかけた方がいいことがあると感じ、とても勉強になるセミナーでした。
もう金額が高くて買うのは無理だと思いますが、60年代、70年代のもの今後どこかで飲んでみたいものです。
麻屋商店
イベント後は酔い冷ましも兼ねて昨日も訪れましたが、『麻屋商店』さんを再度訪れました。
お話を聞くとおもしろいものがありましたので、いくつか購入させていただきました
猪汁
もう少し酔いを冷ますために、秩父グルメフードフェスで猪汁をいただきました。
その後はガラポン抽選に並びましたが、当然のごとく外れました。。
それでは試飲のラストスパートに戻ります。
23杯目:Rudder駒ケ岳 2016-2023 7年
バナナとジンジャーを感じました。
これまでの駒ケ岳とは少し違った印象を感じる1本でしたが、美味しかったですね。
24杯目:信濃屋 静岡ノンピート
写真右です。
しっかりとバナナを感じて、以前購入したウイスキープラスさんのプライベートボトルの静岡に近い印象を感じました。
25杯目:信濃屋 静岡ピーテッド
上の写真左です。
個人的に静岡はノンピートの方が好みです。
個人的にはピートが強すぎな印象でした。
26目:能登チャリティボトル フレンドシップブレンデッド 友情 36年
しっかりとしたレーズン系の甘さを感じました。
響、鶴とかその上位互換というような印象を受けました。
27杯目:山鹿 カスクサンプル ノンピート
新潟亀田、井川、久住といったニューボーンが評価されているところには梅の要素を感じますが、それが出てきたと思います。
28杯目:山鹿 カスクサンプル ピーテッド
ピーテッドもいい感じでしたが、個人的にはノンピートの方が好みでした。
29杯目:久住 ニューボーン カスクサンプル
若さからくる草感はありましたが、シェリーや樽のウッディさも感じました。
名残惜しいですが、そろそろ試飲提供終了時間ですのでこれにてイベントを後にします。
祭の湯
イベント終了後は西部秩父駅すぐそばというか直結の『西武秩父駅前温泉 祭の湯』で汗を流します。
秩父令和商会
お風呂のあとはまだ時間があったので、祭の湯のすぐ目の前にある『秩父令和商会』さんへ伺います。
※2024年3月末より改装リニューアル中のようです。
個人的に昨年リリースされたボトルで一番美味しいと思ったこちらのボトルに出会うことができました。
桃ジュースという感じでやっぱり美味しかったです。
帰宅
最後にお土産を買って帰ろうと考えていましたが、営業時間を間違えて買えず。。
予約していたラビューがすでに到着していましたので乗り込んで、少ししたら出発となり、これで秩父を後にします。
結局夕飯は軽くしか食べていないなということで、池袋で『ラーメン豚山 池袋西口店』へ寄りました。
22時過ぎですが、大ラーメンを食べてしまいました。。
いっぱい歩いたことですし、これはサラダでもあるので、カロリー的にはマイナスでしょう。。(大嘘)
イベントの感想
伝統あるイベントということでかなりの盛り上がりを見せておりました。
海外の方もちらほら見かけまして、ジャパニーズウイスキーの人気が伺えたかと思います。
様々な美味しいボトルをいただきつつ、セミナーも土曜日に1つ、日曜日に1つ受講させていただき、かなり勉強になりまして、とても満足のいくイベントでした。
注意点①:チケット争奪戦
争奪戦になるのは秩父ウイスキー祭ぐらいですが、チケットが毎回争奪戦となります。
私はバーでの先行販売で購入しましたが、多くのバーでは当日のうちに売り切れ。
一般販売は開始1分とかで売り切れたとかなんとか。。
また、セミナーチケットに関しても争奪戦となります。
そして、秩父周辺のホテルも争奪戦となります。
争奪戦も年々激化しているようなので、全体的に参加難易度が高いイベントだと思います。。
注意点②:混み過ぎ
今回のイベントに関しては正直混み過ぎだとは思いました。。
前回開催が2500人、今回が1500人増やしての4000人参加とのことでした。
イベント会場自体も前回から1つ、新大テント場が増えていましたが、さすがに1500人分の増加はさばききれていない印象でした。
イベント当日は気温も高いこともあって、テント内は空調がないため、開場したてとかピーク時は軽いサウナ状態になって、昨年の横浜のイベントのことを思い出しましたね。。
秩父の地理に詳しくはありませんが、近場に大きい会場があるならそこでの開催やさらにテントを増やしたり、欲を言えば2days開催や2月とは別に夏頃にも開催するなどしてほしくあります。
ただ、イベントスタッフの多くがバーテンダーの方ですので、2days開催となれば土日のバーの売上がなくなるわけですし、それは痛手だと思います。
難しい問題であるとは思いますが、何かしらの対処は必要だなとは感じました。
購入品紹介
それでは今回のイベントで購入したものをご紹介してきます。
まずは参加するとこちらのストラップとグラスを頂くことができます。
注意点③:ストラップの不良品が多い
今回はストラップが壊れやすい・不良品が多いとの噂を耳にしました。
実際私の目の前で壊れている人も見かけました。
私のストラップもよく見てみると縫い目のところがほつれてきていました。。
この状態ではグラス提供がない他のイベントで再利用することは難しいと思いますので、思い出としてしまっておきます。
1本目:AMAHAGAN
イベント限定で長濱蒸溜所から販売されたAMAHAGANです。
今回はホワイトポートカスクです。
ポートワインにも赤と白があるようで白のポートワイン樽ということですね。
2本目:長濱シングルモルト
こちらもイベント限定で長濱蒸溜所から販売された長濱シングルモルトです。
今回はソーテルヌカスクですです。
今回から瓶の形状が変更になっています。
イベントのたびに購入していますが、AMAHAGANも長濱も結構溜まってきているので近々開栓していこうと思います。
3本目:グレンアラヒー30年
イベントで購入したものは以上で、ここからは麻屋商店さんで購入した量り売りをご紹介していきます。
画像左です。
グレンアラヒー30年のバッチ3です。
昨年販売された1本です。
最初からボトルで購入するのは無理だと諦めていまして、どこかバーで飲めればいいかなと思っていました。
それが量り売りで購入することができるのであればと、ありがたく購入させていただきました。
これまで飲んだことがあるグレンアラヒーで、最長が25年ぐらいのボトラーズなので、非常に楽しみな1本です。
4本目:BBR 秩父
上の画像真ん中です。
珍しいBBRの秩父です。
樽ごとBBRの熟成庫に輸送されたとかされないとかで、それを瓶詰めされて日本に送られてきた関係で、輸送費などなどかかって1本10万オーバーぐらいする1本とのことです。
秩父らしさが味わえるようなので楽しみな1本ですね。
5本目:キルケラン8年 シェリーカスク
上の画像右です。
こちらも普通には買えないので、量り売りであるのであればと買わせていただきました。
おわりに
来年2025年は2月16日(日)に開催されるとのことです。
また参加できるように、チケットの争奪戦、セミナーの争奪戦、ホテルの予約などなど準備していこうと思います。
次のウイスキーイベントへの参加は4月に開催される『ウイスキーハーバー神戸2024』の予定です。
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