2023年7月、ウイスキーイベントの『北海道ウイスキーフェス』に参加するべく北海道・札幌にやってきました。
札幌には2泊3日滞在し、その際『ニコーリフレ』に宿泊しましたので、レビューしていきます。
施設紹介
『ニコーリフレ』は北海道札幌市にあるサウナ・カプセルホテル施設です。
サウナやロウリュで有名なことはもちろん、すすきのに近いのでホテルとしても利用も便利です。
ドラマ『サ道』では第4話に登場した熱波師『エレガント渡会』さんが以前支配人を勤めていた施設でもあります。
サウナ
サウナは2種類ありました。
- ロッキーサウナ
- ゲルマニウムミストサウナ
ロッキーサウナ
温度は90℃程度で、30人程度入ることができるメインのサウナです。
サウナ室内にはTVがありますが、音量は小さく座る位置によってはTVが見えなくなるので、TVあり派・なし派の人両方に優しい設計になっています。
サウナ室前にバスタオルが置いてあり、バスタオルを腰に巻くか、バスタオルを敷いてサウナに入ります。
また、サウナ室前のクーラーボックス内に氷が置いてあり、氷を口に含んでサウナに入ることでいつもよりも長いサウナに時間入ることができます。
サウナ室内は静かなので、口の中で氷を動かすチュパチュパした音や噛んだときのゴリゴリといった音が響き渡ります。
個人的にはこの音が気持ち悪くて苦手でしたね。。
ロウリュ
ニコーリフレと言えばロウリュ。
『いち に サウナ~』の掛け声に合わせて行われることが有名です。
残念ながら私がロウリュを受けることができたのは『サイレントロウリュ』で、掛け声なしで、有名な掛け声を聞くことはできませんでしたが、ロウリュ自体のクオリティは高く、ととのいへと導いてくれました。
ゲルマニウムミストサウナ
45℃程度のミストサウナです。
個人的にミストサウナは酒を抜くのに最適だと思っています。
じんわり、じっくりと時間をかけて汗を出して酒を抜いていきます。
ロッキーサウナの方が人気なので、ミストサウナ側は人が少なく、一人の時間を堪能できることも魅力です。
※お酒を飲んだ状態でのサウナは危険なのでご注意ください。
水風呂
水温は16℃程度でした。
炭が入っていることで、水が柔らかくなっているような。。気がしなくもないです。
そこそこ大きさがあるので、ロウリュ後などの混雑時以外では、他の人に気にせず入ることができます。
休憩スポット
休憩スポットは2箇所ありました。
中央に円形のぬるめのお風呂があり、それを囲むように椅子が置いてあります。
もう1箇所は1段高くなっており、そこに椅子が6脚ありました。
ちょうど壁に足をかけて、足を伸ばして休憩することができます。
椅子は合計10脚程度あるかと思いますので、ロウリュ後の混雑時以外は椅子に座って休憩できるかなという感じです。
お風呂
お風呂は3種類ありました。
風呂
風呂(ぬるめ)
メインは水素風呂でバイブラにTVも付いているのでついつい長く入ってしまいます。
アメニティ
嬉しいポイントとしては、バスタオルとハンドタオルが使い放題です。
化粧水や乳液、ワックスなども置いてあるので、手ぶら利用することができます。
カプセル
スタンダードタイプとデラックスタイプがありますが、今回はスタンダードタイプを利用しました。
カプセルは上下2段になっています。
振動や音の影響を最小限にするため、登るのは面倒ですがカプセルの上段をいつも選択します。
カプセルの設備はTV、電気、コンセントと他店のカプセルと変わりません。
ただ、少し問題点があるなと感じました。
問題点①:コンセントの位置が微妙
コンセント位置が電気(蛍光灯)の下にあり、厚みがある充電器だと刺さりません。
今はApple純正の充電器でも少し厚みがありますし、複数口の厚みがある充電器が主流かと思います。
受付で充電器や延長タップを借りることができるので、それでなんとか接続して充電することができました。
問題点②:エレベーターが1基しかない
6階、7階がカプセルフロアで、4階に受付・サウナがあります。
なので、基本的に6階・7階⇔4階の移動を多くすることになります。
ですが、エレベーターが1基しかなく待ち時間が長いので、エレベーターでのフロア移動には時間がかかりました。
今回私は6階に宿泊で、階段もありますので、基本的には階段を利用してフロア移動をしていました。
6階⇔4階の2階分の移動なのでそこまで苦ではなかったですが、7階に宿泊していたら、3階分の移動を階段で行うことになりますので、特に3階分登るのは少しキツイような気がします。
問題点③:室内が暑い
カプセル内には空調がありません。
カプセル内にいるときはカーテンを閉めるわけですので、カプセル内が寝付けないぐらいに暑くなりました。
少しカーテンを開けて寝ようとしますが、カプセルがある部屋自体もそこまで涼しくないので、寝るのには苦労しました。
+800円するとデラックスタイプに宿泊することができます。
こちらは部屋自体にカーテンをかけることができ、カプセルのカーテンは開けっ放しにできるので、多少暑さを緩和できるかもしれません。
その他
施設内に食堂もありますが、今回食堂は利用していません。
メニューを見るとがっつり系、塩分高め、味が濃そうな『ザ・サ飯』みたいなメニューが多くて美味しそうではありました。
ですが、札幌名物というよりもどこでも食べることができるサ飯という感じです。
すすきのなどが近い良い立地だけに、1歩街に繰り出せば、海鮮、ジンギスカン、味噌ラーメン、スープカレーなどなど魅力的な札幌名物がありますから、旅行者にとってはわざわざ食堂を使う理由はないかなと思います。
他に気になったポイントとしてはの受付の並びのシステムですかね。
受付が新規に入館・退館する人用と宿泊者用の一時外出・戻り用のレーンの2つに分かれています。
受付に2人以上いる場合は分散処理してくれますが、1人しかいないときは新規に入館・退館する人を優先するようなので、外出・戻りのときにタイミングによっては5分以上待たされることもありました。
これ分ける必要ありますかね。。
総評
札幌の立地のいいエリアで5,000円以下で宿泊することができるのは魅力ではありますが、寝付けないぐらいに暑いので、夏にスタンダードタイプのカプセルで宿泊することはオススメしません。。
サウナも氷の音は若干気になりますが、温度や湿度、なによりロウリュはいいものだと思いますので、サウナ目的で利用するには良いかと思います。
次回は『いち に サウナ~』をぜひとも体験したいものです。
施設情報
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