- TokyoInternalBarshow2025
- 参加費
- 試飲した銘柄紹介
- 1杯目:タリスカー10年 ハイボール
- 2杯目:Barshow2025 秩父 2016年 リフィルバーボン
- 3杯目:長濱 ラムカスク カスクストレングスバッチ2524
- 4杯目:嘉之助 構成原酒シェリー
- 5杯目:嘉之助 シングルカスク オロロソシェリー
- 6杯目:嘉之助 シングルカスク クリームシェリー
- 7杯目:嘉之助シングルモルトピーテッド
- 8杯目:静岡 ポットスティルK シークレットウェアハウス南
- 9杯目:静岡 ポットスティルK シークレットウェアハウス北
- 10杯目:イチローズモルト 秩父ディスティラリーⅡ
- 11杯目:秩父 第1蒸溜所 バーボンバレル 1st fill 10年熟成
- 12杯目:秩父 第1蒸溜所 マデイラホグスヘッド 1st fill 13年熟成
- 13杯目:Y.A. #04
- 14杯目:獺祭 純米大吟醸 にごりスパークリング
- 15杯目:カバラン クラシック
- 16杯目:カバラン ソリスト フィノシェリー
- 17杯目:ミックスドアップ アップルバーボンミュール
- 18杯目:ミックスドアップ グレープフルーツミュール
- 19杯目:グレンファークラス カクテル
- 小休憩&入場規制
- 20杯目:キリン 構成原酒飲み比べ バーボン
- 21杯目:キリン 構成原酒飲み比べ カナディアン
- 22杯目:キリン 構成原酒飲み比べ スコッチタイプ
- 23杯目:Barshow2025 厚岸 ピーテッドシェリー
- 24杯目:グレンモーレンジィ ザ・ネクター
- 25杯目:グレンドロナック18年
- 26杯目:グレンアラヒー12年
- 27杯目:グレンアラヒー15年
- 28杯目:ディーコン
- 29杯目:ハイランドパーク カクテル
- 30杯目:アブサント55
- 31杯目:グランドアブサント69
- 32杯目:ジャックダニエル シングルバレル
- 33杯目:クラシックラディ
- 34杯目:ブルイックラディ アイラバーレイ2014
- 35杯目:カサーシャ・ダ・キンタ ブランカ
- 36杯目:ファゼンダ・ソレダージ イペ
- 37杯目:ワカハ エスパティン
- 38杯目:THE HERBALIST YASO GIN ORANGE
- 39杯目:季の珠 玉露
- 40杯目:ブッシュミルズ21年
- 感想
- おわりに
- YouTube
TokyoInternalBarshow2025
2025年5月10日(土)・11日(日)に開催されたTokyoInternalBarshow2025に参加してきましたので、その様子をご紹介していきます。
5/11(日):11:00開場 18:00(試飲提供終了) 18;30閉場
5月13日がカクテルの日ということで、毎年その周辺の第2土日に開催されます。
今回私は土曜日の方に参加してきました。
ちなみに裏では毎年Rudderさんの周年イベントが開催されます。
なぜわざわざ同日にするかというと、Barshowのために全国からバーテンダー・関係者の方が訪れるので日程を合わせれば訪れやすいからだそうで、理由を聞くと納得です。
ウイスキー好きとしてはどちらに参加するか悩むところではありますが、今年は土曜日はBarshow、日曜日はRudderさんの周年イベントに参加しました。
参加費
1日券 当日券:8,000円
2日券 前売り券:11,000円
2日券 当日券:12,000円
当日券は前売り券よりも1,000円高いので、特別な理由がない限りは前売り券を購入するようにしましょう。
チケットは売り切れることはないので、確実に行けると都合がついたタイミングで購入されるのがよいかと思います。
1日券の場合、土曜日用・日曜日用はありませんので、チケット購入後でも土曜日に行こうと思っていたけどやっぱり日曜日に行こうということも可能です。
入場の際に年齢確認で身分証明書(運転免許証、パスポートなどの顔つきのもの)の提示が必要なので、忘れずに持っていくようにしましょう。
試飲した銘柄紹介
それでは今回試飲した全銘柄をご紹介していきます。
一部のお店で物販は行われていますが、特にめぼしいものはないので、11:00開場のところ12:00くらいにゆったりと訪れました。
1杯目:タリスカー10年 ハイボール
最初の1杯はタリスカー10年のハイボールです。
安定の美味しさです。
Barshowはウイスキーイベントというよりもカクテルメインのイベントとなっています。
ブースには実際にお店を立たれているバーテンダーの方がいらっしゃり、眼の前でハイボールはもちろんのことカクテルなどを作られています。
つまりはプロが作ったお酒を飲みまくれるというイベントです。
2杯目:Barshow2025 秩父 2016年 リフィルバーボン
2016年蒸溜で8年か9年熟成の秩父です。
毎回Barshow向けにボトリングされ、以前は販売が行われていたようですが、コロナ明け以降は有料試飲のみの提供となっています。
ヘビリーピーテッドなのでピートの煙たさを感じつつも、オレンジやバニラを感じました。
若干アルコールアタックはキツめでしたね。
3杯目:長濱 ラムカスク カスクストレングスバッチ2524
シングルカスクの長濱で、ラムカスクです。
ピーテッド原酒とのことですがあまりピートは感じず、ラムっぽいトロピカルな要素と余韻のナッツとバナナの感じが印象的でした。
4杯目:嘉之助 構成原酒シェリー
嘉之助シングルモルトの構成原酒となっていて、複数の原酒がヴァッティングされています。
シェリーの嫌な部分を感じさせず、甘い部分のいいところだけという美味しさがありました。
5杯目:嘉之助 シングルカスク オロロソシェリー
ボトルの写真ではなく恐縮ですが、シングルカスクのオロロソシェリーです。
オロロソシェリーのスパイシーな部分を全面に感じました。
6杯目:嘉之助 シングルカスク クリームシェリー
続いてもボトルの写真がないのですが、シングルカスクのクリームシェリーです。
シェリーのゴムっぽさが全面にくる印象でした。
7杯目:嘉之助シングルモルトピーテッド
Barshowの開催が5月10日・11日で、嘉之助シングルモルトピーテッド自体の発売が5月22日なので、発売前にいただくことができました。
正直嘉之助のピーテッドはシングルカスクで飲んだことがあり、どれも好みではなかったのですが。。
こちらは適度なピートと嘉之助原酒の甘さが融合していて美味しかったです。
ハイボールが良さそうで、バカスカ飲んですぐに無くなってしまいそうな美味しさがありました。
8杯目:静岡 ポットスティルK シークレットウェアハウス南
画像中央左、下に赤色の線が入っているラベル
静岡のポットスティルKで蒸溜された原酒を静岡県以外の特別な熟成庫で5年熟成させた1本です。
2本リリースされて、南と北があります。
まずは南ですが、こちらは梅っぽさを全開に拾ってしまい、ニューポッティな印象を受けてしまいました。
9杯目:静岡 ポットスティルK シークレットウェアハウス北
画像中央左、下に金色の線が入っているラベル
続いては北です。
こちらは黒糖やバナナのニュアンスを感じて、個人的には北が好みでした。
10杯目:イチローズモルト 秩父ディスティラリーⅡ
6月8日より発売される秩父 第二蒸溜所のシングルモルトがBarshowで初お披露目となりました。
オレンジっぽさを感じつつも後半にはトロピカルな要素があり、美味しいと思います。
抽選とかで当たったり、たまたま見かけたら購入したいですね。
11杯目:秩父 第1蒸溜所 バーボンバレル 1st fill 10年熟成
画像左
オレンジっぽさ、余韻にトロピカルな要素があり、フルーティーな私の好きな秩父でした。
さすがに熟成年数が違うので第二よりもこちらの方が美味しいと感じました。
12杯目:秩父 第1蒸溜所 マデイラホグスヘッド 1st fill 13年熟成
画像右
マデイラはポルトガルの酒精強化ワインです。
≒シェリーのイメージで良いかと思います。
甘さとユーカリの爽やかさと黒糖を感じました。
美味いですね。
どこかのPBとかでマデイラカスク発売されないですかね。。
13杯目:Y.A. #04
キラキラ系のフルーツを感じました。
買えるチャンスあれば買ってもいいですね。
14杯目:獺祭 純米大吟醸 にごりスパークリング
Barshowにはなんと日本酒もあります。
米のコクを感じつつ、炭酸で少し苦みやドライな印象を受けます。
乾杯酒だったり、和食や鮨屋の1品目というような軽めのおつまみとの相性が良い気がします。
15杯目:カバラン クラシック
カバラン自体ははこれまでも飲んだことがありますが、クラシックは初めて飲むと思います。
ややウッディな要素がありつつも黒糖っぽい甘さをしっかりと感じて美味しかったですね。
16杯目:カバラン ソリスト フィノシェリー
カバランのソリストシリーズはシングルカスク・カスクストレングスとなっています。
カバランと言えばシェリーで、珍しいフィノシェリーがありましたので飲まさせてもらいました。
シェリーの良いところしかない、口も鼻もシェリーに包まれる香りまで美味しかったです。
17杯目:ミックスドアップ アップルバーボンミュール
カクテルが缶で飲めるという画期的なアイテムです。
まずはアップルバーボンということで、バーボンのクセをアップルリキュールでいいところだけ残したという味わいで美味しいですね。
1缶500円程度なので、各社から発売されているハイボール缶と近しいお値段なので、たまに飲むのには普通に選択肢に入ってくるかと思います。
18杯目:ミックスドアップ グレープフルーツミュール
これは普通にグレープフルーツジュースですね。
飲みやすくてバカバカ飲んでいると急に酔いが回るやつですね。
19杯目:グレンファークラス カクテル
続いてはグレンファークラスを使用したカクテルです。
口当たりはオレンジで飲みやすく、余韻にファークラスっぽい黒糖の余韻が残ります。
小休憩&入場規制
ここらでお腹が空いてきたので、会場から出てご飯を食べてきました。
会場に戻ると入場規制がかけられていました。
入場待ちで長蛇の列になっており、結局会場に入ることができたのは45分後と結構な時間を待つことになりました
酔いが冷めたという意味ではいいのですけどね。。
20杯目:キリン 構成原酒飲み比べ バーボン
画像左
気を取り直してキリンの構成原酒飲み比べセットです。
バーボンタイプは高級バーボンに感じるようなぶどうのようなニュアンスがあり美味しいです。
21杯目:キリン 構成原酒飲み比べ カナディアン
画像中央
接着剤っぽさがありますが、奥に甘さがあります。
22杯目:キリン 構成原酒飲み比べ スコッチタイプ
画像右
ふくよかな印象です。
接着剤っぽさはこちらにもありますね。
23杯目:Barshow2025 厚岸 ピーテッドシェリー
Barshow2025イベント向けの厚岸です。
ニューポッティさが先行しますが、ピートと黒糖の甘さ、オレンジのような柑橘系を感じました。
厚岸はもう少し熟成がかかるといいのかなと思いますね、8年とか10年とか。。
1シート200円なので8枚必要なので1600円というのは、現状の味わいからすると高いですね。
24杯目:グレンモーレンジィ ザ・ネクター
ネクタドールからザ・ネクターになってからといいますかラベルが変わってから初めて飲みます。
甘いんですが、薄いんですよね。。
25杯目:グレンドロナック18年
ラベルが変わってから初めて飲みます。
黒糖と余韻にトロピカルを感じますが、薄いんですよね。。
26杯目:グレンアラヒー12年
ラベルが変わってから数回飲んでいますが、1年以上経っているので経過観察といきましょう。
美味しいんですけどね、こちらも薄くなりましたね。。
27杯目:グレンアラヒー15年
こちらも経過観察です。
相変わらず余韻のナッツがきつく感じるほどです。
グレンアラヒー好きなのですが、旧ボトル含めて15年だけは苦手に近いんですよね。。
28杯目:ディーコン
ピートとフルーティーで独特なので、他にライバルは少なそうな味わいです。
好きな人には刺さるし替えがきかないと思います。
1本3,500円~4,000円するのがネックで、一番ハイボールとかで競争率の高い価格帯なんですよね。
これが1,000円安ければ覇権を取っていたんじゃないかと思います。
29杯目:ハイランドパーク カクテル
ハイランドパークを使用したカクテルです。
ぶどうを全面に感じつつ、カクテル飲み慣れていない私に言わせたら、少々失礼な表現になるかもしれませんが炭酸なしファンタという感じで普通に美味しいです。
30杯目:アブサント55
アブサンのクセをしっかり感じ、アルコール度数も55%あるのですが、個人的にははもう少しクセがほしいなと思いました。
31杯目:グランドアブサント69
アルコール度数が69%あるので、よりクセが強くなっていますが、個人的にはもっとあってもいいと思います。
32杯目:ジャックダニエル シングルバレル
美味しいですね。
ややウッディさはありますが、高級バーボンに感じるジューシーなぶどうを感じます。
33杯目:クラシックラディ
新ボトルになって初めて飲むかもしれません。
麦とフルーツで美味しいですね。
旧ボトルも好きだったのですが、新ボトルも美味しいので今度買おうと思います。
34杯目:ブルイックラディ アイラバーレイ2014
麦と潮という印象です。
悪くないですが、個人的にはクラシックラディの方が好みです。
35杯目:カサーシャ・ダ・キンタ ブランカ
こちらはカサーシャで、ブラジルの蒸留酒です。
サトウキビから作られていることもありホワイトラムのような印象です。
36杯目:ファゼンダ・ソレダージ イペ
ブラジルはアマゾンなどがある関係で木の種類が豊富で、樽の種類の豊富さがカサーシャの魅力となっています。
今回はイペという木を使用した樽で熟成をかけています。
香木っぽいオリエンタルな印象が加わり、余韻が甘くハーバルな印象です。
37杯目:ワカハ エスパティン
こちらはメスカルで、ほぼテキーラだと思っていただければと思います。
厳密には製造する地域や製造方法が少し異なっています。
三つ葉のようなグラッシーで香草の香りが鼻を抜ける感じがありました。
38杯目:THE HERBALIST YASO GIN ORANGE
YASOのオレンジは安定して美味しいです。
39杯目:季の珠 玉露
季の美のプレミアムシリーズの季の珠 玉露です。
お茶の香りをしっかりと感じて美味しいです。
40杯目:ブッシュミルズ21年
高級バーボンに感じるぶどうっぽさ、黒糖っぽさもあります。
最近はシングルカスクのブッシュミルズを数本飲む機会がありましたが、ぶどうやグレープのニュアンスはオフィシャルにもあるんだと勉強になりました。
感想
TokyoInternalBarshow2025に参加してきました。
ウイスキーメインのイベントではなくて、カクテルメインのイベントではありますが、基本的にはサントリー・ニッカ・キリンの大手3社や秩父・嘉之助などの振興蒸溜所の老舗やスコッチのオフィシャルの出展がありますので、ウイスキー好きにも十分楽しめると思います。
普段ボトラーズ中心の私としては、普通のウイスキーイベントに参加してもボトラーズに行っていまいますので、オフィシャルを色々と飲めて良かったなと思います。
ウイスキー以外でも新しいお酒との出会いもありますので楽しいイベントだと思います。
注意点①:酔い過ぎ注意
ウイスキーやジンなどの蒸溜酒や日本酒やシェリー酒、ビールなどの醸造酒の提供がありますので、様々なお酒を飲むちゃんぽん状態になります。
そして、カクテルやハイボールなどで提供されるため、飲みやすいのでスイスイ飲んでしまい、気付いたら酔っているということが簡単に起こり得ます。
いつも以上に水分を取ったり、適度に休憩するなどして、酔い過ぎないように注意しましょう。
注意点②:混み過ぎ
コロナ明けの2022年から毎年参加していますが、年々混雑がキツくなってきています。
すれ違うのが大変は場所もありましたし、なによりも入場制限がキツイです。
開催時間が決められている、言ってしまえば時間制限のあるイベントなので、入場制限中はその分飲めないことになります。
さすがに約45分待たされるのはちょっとないかと。。
今後はチケットの枚数を制限したり、もっと大きい会場にするなど、何かしらの対策は必要なんじゃないかと思います。
おわりに
ウイスキー中心ではないので、ウイスキー好きの方は純粋なウイスキーイベントに参加した方が有意義だとは思います。
しかし、ウイスキー以外のお酒やウイスキーを使用したカクテルなど、新しいお酒・飲み方との出会いがありますので、参加する価値は大いにあるかと思います。
混雑など少しマイナスな面もありますが、総じて楽しいイベントなので、酔い潰れに注意しつつ、ぜひ参加を検討してみてください。
来年も開催されるかと思いますので、私もおそらく参加します。
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