2025年下半期ベストリリース
今回は個人的に思う2025年下半期ベストリリースを決めていきます。
下半期に飲んだボトルの中で特に良かった・美味しかったと思うボトルをオフィシャルから3本、ボトラーズやプライベートボトルから3本挙げていきます。
2025年上半期ベストリリースは『こちら』。

オフィシャル1本目:シングルモルト KOMAGATAKE
昨年までは2024Editionのように限定リリース扱いでしたが、今年からは通年販売の定番商品としてのリリースになりました。
マスカットやシトラス、麦っぽさ、熟した柿を感じ、麦とフルーツという印象でさすがという味わいでした。
2011年に蒸溜を再開して、今年で14年経過しましたので、原酒などが豊富に揃いつつあるのではと予想します。
シングルカスクでも美味しいものが多くなってきている印象ですが、オフィシャルでこれぐらいのクオリティをパシっと出してくるのはさすがです。
もう呼んでいる人もいないかとは思いますが、新興蒸溜所とは呼べない存在になってきたかと思います。
今後のリリースも期待しております。
オフィシャル2本目:ロッホローモンド12年
今年リリースというわけではないので若干趣旨とはそれますが、下半期に飲んでこれはと思ったので2本目にご紹介をします。
シングルカスクですとケミカルなフルーツっぽさを感じますが、オフィシャル12年はほんのりとトロピカルを感じます。
ストレートでもいいですし、水割りハイボールも良いかと思います。
何よりお値段4,000円というのが魅力的かと思います。
軒並み値上げしてブレンデッドとかもこの価格帯するものもありますが、シングルモルトでこのお値段は安いかと思います。
ロッホローモンドはウイスキー福袋のハズレ枠的な位置づけとなってしまっていますが、ジャパニーズウイスキーブームが落ち着きウイスキー福袋の人気も落ち着きつつある今、試してみてほしい1本かと思います。
オフィシャル3本目:新潟亀田 Zodiac Sign Series Capricorn
上半期も新潟亀田のシングルモルトのファーストリリースを選びましたが、下半期も選ばさせてもらいました。
これからボトルは買うのですが、まだ撮影段階ですと購入できておりません。。
私は新潟出身で地元が近いということで推し蒸溜所が新潟亀田ではあるのですが、その忖度を抜きにしても美味しかったですね。
第2弾はピートとなっており、口当たりはトロピカルな要素があり、中盤にかけてピート、余韻にバナナとピートで焼きバナナっぽいニュアンスがあります。
新興蒸溜所のシングルモルトはニューポッティさが目立つボトルが多いのですが、新潟亀田のシングルモルトはニューポッティさをあまり感じません。
シングルカスクも個人的に色々買ったりしていますが、シングルカスクはちょっとニューポッティさや若い原酒に感じる梅っぽい印象を感じるものが正直ありますが、オフィシャルのシングルモルトに関してはブレンドが上手なのかあまり感じないんですよね。
買わずともウイスキーイベントや各所でセミナーなどを開催しているので何かしらのかたちで飲んでみてください。
ボトラーズ1本目:ブッシュミルズ 1991-2025
上半期にご紹介した名古屋にありますバーフィンチさんとノンピートさん向けのブッシュミルズのシスターカスクです。
濃いももとぶどうを感じます、ほんのりトロピカルとかフルーティーなウイスキーはこの世に巨万とありますが、ここまで濃いのは中々ないんじゃないかと思います。
桃とぶどうに加えて少し樽感のニュアンスがあるのと、個人的に長熟のブッシュミルズに感じるミントっぽさもあるので桃やぶどうのミンティアっぽい要素があります。
1本14万だったかしますので、バーで飲んでもそれなりにお値段いきますが、見かけたらぜひ飲んでみてください。
ボトラーズ・PB2本目:ボウモア 2016 9年 Dein Whisky
フルーティーで特にパッションフルーツを感じ、潮とピートを感じます。
ジャパニーズの短熟でフルーティーなボトルやパッションフルーツなど特定のフルーツを感じることはありますが、スコッチの短熟で感じたのは初めてレベルですね。
スコッチは気候の関係で15年オーバーの中熟くらいからフルーツが現れてくる印象でしたが、ボウモアは2016年から製造方法を変えてフルーツよりな味わいにしているとのことで、まさにそれが現れていたかと思います。
ボウモアだと2011年、2013年など比較的美味しいヴィンテージはあるのですが、2016年は今後要チェックになるヴィンテージかと思います。
こちらのボトルに限らず2016年ヴィンテージ要チェックです。
ボトラーズ・PB3本目:信濃屋 アンオークニー 2006 18年
アンオークニーなのでハイランドパークで、見た目通りシェリーです。
レーズン、アンティーク家具、レザー、ヘザーハニー、りんご、ピート、潮、ナッツとハイランドパークの特徴とネガティブな要素がないシェリーの組み合わせとなっています。
それぞれの特徴が出つつ、ここまで複雑味が感じられるのは個人的に刺さりましたね。
それでいてお値段は18年熟成で税込み2万円を切るので、熟成年数×約1000円と買いな1本ですね。
今年は大型ボトルのリリースが多く、5万飛び越えて6万・7万が平均的で10万前後も割とリリースがありました。
アイラとか30年オーバーとかなのでお値段的に納得感はあるものの、そんなボトルばっかりでどうなの?この1年だけならいいけど資金枯渇でウイスキー離れちゃう人が増えない?と思っていましたが。。
年末にこのような比較的安くて美味しいボトルが発売されたという、高額ボトルに対するアンチテーゼじゃないですけど、そういう意味でもこの1本を選びました。
話題にはなったかと思いますが、バットなので本数があってまだ入手は可能だと思いますので、気になる方はお早めにどうぞ。
2025年ベストリリース オフィシャル
2025年にリリースされた・飲んだというオフィシャルのボトルからベストリリースを決めていきたいと思います。
- 【上半期】新潟亀田 Zodiac Sign Series Pisces
- 【上半期】The Y.A. #04
- 【上半期】秩父ディスティラリーⅡ
- 【下半期】シングルモルト KOMAGATAKE
- 【下半期】ロッホローモンド12年
- 【下半期】新潟亀田 Zodiac Sign Series Capricorn
この中であれば新潟亀田セカンドリリース、『新潟亀田 Zodiac Sign Series Capricorn』が良かったと思います。
ピートとフルーツの融合ということで、もう一度言いますが推し蒸溜所という忖度を抜いても良かったと思います。
ぜひ何かしらのかたちで試してみて頂ければと思います。
2025年ベストリリース ボトラーズ・PB
続いては2025年にリリースされた・飲んだというボトラーズ・PBのボトルからベストリリースを決めていきたいと思います。
- 【上半期】津貫 リキッドイースト
- 【上半期】ウイスキーエイジ ブッシュミルズ 1991 32年
- 【上半期】スリーリバーズ 四季 インペリアル 1998 25年
- 【下半期】ブッシュミルズ 1991-2025
- 【下半期】ボウモア 2016 9年 Dein Whisky
- 【下半期】信濃屋 アンオークニー 2006 18年
この中であれば『津貫 リキッドイースト』が良かったと思います。
通常乾燥酵母を用いるところに、液体酵母を用いています。
その影響で4年などの短熟ではありますが、かなりフルーティーな1本に仕上がっています。
スコッチだとドーノッホなどは発酵時間が1週間など、酵母や発酵時間などの発酵に重きを置いた製造方法のウイスキーは単純に美味しいので個人的には良いと思います。
一方でフルーティーなだけで複雑味がないとかで批判もされていたりします。
たしかに長期熟成に耐えられるのかという疑問はありますが、どのウイスキーも適正な熟成年数はあるので現段階で美味しければいいでしょというのが個人的な感想です。
津貫のリキッドイーストはちょこちょこリリースされていますので、なにか1本試してみて頂ければと思います。
おわりに
2025年はかなり大型のリリースが続いた1年でした。
バーでそれなりには飲んできたつもりですが、まぁ金銭的には結構辛かったですね。。
その金額や熟成年数があるならそりゃ美味しいよねと思うボトルが多数ですが、その中に製法にこだわった短熟や中熟コスパウイスキーが美味しかったリリースとして食い込む(食い込ませたとも言えますが。。)のが印象的でした。
たまたま大型リリースの多い1年であったことを祈るばかりで、来年2026年はポツポツとリリースはあるものの比較的落ち着いた年であることを祈ります。
その中でまた美味しいリリースやボトルを見つけていこうと思います。
ということで、2026年も適度に飲んでいければと思います。







