- 秩父ウイスキー祭2025
- 参加費
- 入場待機列
- 試飲した銘柄紹介
- 1杯目:ACORN 秩父 For ハイランダーインクライゲラキ
- 2杯目:T&T TOAYAM カバラン ソリスト オロロソシェリーカスク
- 3杯目:モルト侍トリビュートブレンド 安積
- 4杯目:モルト侍トリビュートブレンド マルス
- 5杯目:モルト侍トリビュートブレンド 嘉之助
- 6杯目:モルト侍トリビュートブレンド 秩父
- 7杯目:新潟亀田蒸溜所 Zodiac sign series Pisces
- 8杯目:富士御殿場蒸溜所 構成原酒飲み比べ スコッチタイプ
- 9杯目:富士御殿場蒸溜所 構成原酒飲み比べ カナディアンタイプ
- 10杯目:富士御殿場蒸溜所 構成原酒飲み比べ バーボンタイプ
- 11杯目:北海道ウイスキー&スピリッツフェス シークレットハイランド
- 12杯目:信濃屋 グレングラント 2006 16年 バーボンバレル
- 13杯目:信濃屋 グレンアラヒー 2005 18年 PXシェリーパンチョン
- 14杯目:クラレンドン 2008 13年 トロピカルエイジング
- 15杯目:ブレイブニュースピリッツ リトルミル 34年
- 16杯目:Rudder 秩父 百世不摩
- 17杯目:祭ボトル リンクウッド 2009-2024 15年
- 18杯目:ePower ミロナリオクイッチ
- 19杯目:Rudder ワーシーパーク 2007 16年
- 20杯目:桜尾ジン スカーレットカスクエイジド
- 21杯目:ウイスキートーク福岡2015 ロングモーン 1992 22年
- イベントの感想
- おわりに
- YouTube
秩父ウイスキー祭2025
2025年2月16日(日)に開催された『秩父ウイスキー祭2025』に参加してきました。
昨年も参加しており、その時の様子は『こちら』。

参加費
チケットは毎回争奪戦が起こります。
まずバーや酒屋さんなどで先行販売が行われますが、基本的には当日中に完売となります。
その後一般販売が行われますが、こちらは開始1分程度で売り切れとなってしまいます。
また、イベント自体のチケットを入手した後は、セミナーチケットの入手も争奪戦です。
特に人気なのは普段一般人が見学することができない『秩父蒸溜所』を見学することができるオープンデーです。

前日には前夜祭とも言えるみやのかわナイトバザールが開催されますので、前入りして宿泊する方も多いためホテルも争奪戦となります。
チケット・セミナー・ホテルどれも入手困難であるため全体的に参加難易度が高いイベントになっています。
入場待機列
一般販売でチケットを購入した方はネックストラップの交換を行います。
こちらは比較的並ばずに交換することができるかと思います。
ネックストラップを交換した後はグラスの交換列に並びます。
バーや酒屋さんなどで購入された方はネックストラップを持っている状態ですので、いきなりグラス交換列に並ぶことができます。
このグラス交換に行列ができ、10分強待つ必要があります。。
グラスは後ほど行うことも可能です。
グラスがなくてもストラップがあれば会場に入場したり、試飲することができますので、お好きなタイミングで交換されるのが良いかと思います。
続いては会場に入るための待機列です。
会場は4箇所に分散されていますが、どれも長蛇の列です。
今回は参集殿に入場するべく並びましたが、列が森の中まで及ぶほどでした。
数は少ないですが物販も行われており、早い方でAM3:00から並んでいたとか。。
試飲した銘柄紹介
それでは今回試飲した全銘柄をご紹介していきます。
1杯目:ACORN 秩父 For ハイランダーインクライゲラキ
フルーティーな秩父で好みな1杯でした。
特に梅っぽさとオレンジを強く感じて、この味わいが強く出ているのはこれまでに飲んだことがないですね。
2杯目:T&T TOAYAM カバラン ソリスト オロロソシェリーカスク
いい具合のシェリーとピートがありました。
フルーティーさもあり、オイリーさもある印象で、即完売する美味しいがあるとは思いました。
3杯目:モルト侍トリビュートブレンド 安積
昨年2024年に亡くなられた池袋J’sBarのモルト侍こと蓮村さんを偲んでの特別企画です。
特に親交が深かかった安積、嘉之助、駒ケ岳、津貫、秩父の第一・第二の4社6つの蒸溜所の原酒を交換して作成された特別なブレンデッドウイスキーです。
4杯セットでのみの購入ができます。
まずは安積からです。
フルーティーで梅っぽさとバナナ感がある安積らしさが出ている1杯だったと思います。
4杯目:モルト侍トリビュートブレンド マルス
微ピート、ビターな少し苦みを感じました。
結構若い印象受けて、微ピートなので若さをマスクできていない印象を受けました。
5杯目:モルト侍トリビュートブレンド 嘉之助
ピートと潮、フルーティーさを少し感じました。
ピートとフルーティーさの調和・融合があまり取れていない印象を受けました。
6杯目:モルト侍トリビュートブレンド 秩父
ピートと余韻にフルーツを感じました。
こちらはピートとフルーティーさの調和が取れていたなと思います。
野暮ではありますが、あえて順位を付けるのであれば、この順でしょうか。
- 安積
- 秩父
- マルス
- 嘉之助
7杯目:新潟亀田蒸溜所 Zodiac sign series Pisces
新潟亀田蒸溜所のファーストリリースです。
Zodiacシリーズということで星座をモチーフにしてリリースが行われるようです。
今回はPisces(パイシーズ)ということで、うお座です。
蜂蜜っぽさ全開で甘めな1本でした。
推し蒸溜所ということもありますが、ニューポッティな感じもなく美味しいと思います。
こちらはぜひとも購入したい1本です。
8杯目:富士御殿場蒸溜所 構成原酒飲み比べ スコッチタイプ
富士御殿場蒸溜所の構成原酒飲み比べセットです。
すべてグレーンでスコッチ、カナディアン、バーボンタイプの3杯セットとなっています。
スコッチタイプはグレーンらしい甘みがありつつ、アルコールアタック、ちょっと苦手とする昆布感がありました。
9杯目:富士御殿場蒸溜所 構成原酒飲み比べ カナディアンタイプ
カナディアンタイプはグレーンの甘み、バーボンっぽいクセのある感じ、接着剤っぽさがあります。
表現悪いのですが、この感じが美味いんですよね。
10杯目:富士御殿場蒸溜所 構成原酒飲み比べ バーボンタイプ
バーボンタイプは高級バーボンっぽいようなぶどうのニュアンスがあります。
独特の甘みといい美味しいです。
バーボンらしさを強調していた方が美味いですね。
11杯目:北海道ウイスキー&スピリッツフェス シークレットハイランド
シークレットハイランドですがラベルのヤマネコの通り中身はクライヌリッシュです。
柑橘系のニュアンスを強く感じ、クライヌリッシュっぽさはなくて、シークレットハイランド表記のクライヌリッシュだなぁ。。という印象です。
12杯目:信濃屋 グレングラント 2006 16年 バーボンバレル
画像右
洋梨をしっかり感じ、フルーティーな甘さ、余韻にナッツを感じました。
美味しいと思いますが、やっぱり気になるのは値段ですかね。。
オフィシャルからのシングルカスクリリースなので値が張ることは理解できますが、やっぱり値段ですかね。。
16年で4万はちょっときついですね。。
13杯目:信濃屋 グレンアラヒー 2005 18年 PXシェリーパンチョン
画像左
信濃屋さんの95周年記念ボトルでグレンアラヒーです。
しっかりとシェリーの感じはあり、いいシェリー樽を使っていることがわかります。
樽感の強いリリースも多いのですが、出汁感や酸味などもありこれは美味しいですね。
ビリーウォーカーセレクトですし、周年ボトルですし、PXですし、18年のシングルカスクとしては相場通りな価格なので、これは買いだと思います。
14杯目:クラレンドン 2008 13年 トロピカルエイジング
ウイスキーではなくてラムです。
いいトロピカル具合があっていいですね。
お値段も1.5万円なのでまぁありですね。
15杯目:ブレイブニュースピリッツ リトルミル 34年
閉鎖蒸溜所のリトルミルです。
紙っぽさが特徴のリトルミルですが、こちらはまったく紙っぽさがなく、超熟のトロピカルなウイスキーという印象です。
あとは口がキュッとなるようなタンニンの感じがあるかと思います。
16杯目:Rudder 秩父 百世不摩
バニラっぽさ、ミズナラの樽のニュアンスを感じさせつつ、秩父のフルーティーさも感じさせてくれる美味しい1本でした。
まぁ抽選は当たらないと思いますが、開催されたら申し込みたいものです。
17杯目:祭ボトル リンクウッド 2009-2024 15年
イベント限定の祭ボトルの1本です。
昨日のセミナーでは飲めなかった1本なので、飲んでみました。
公式テイスティングコメントにもありますが30分放置すると良いとのことです。
しばらくグラスに入れてみましたが、最初から割と悪くないという印象でした。
ただ、私が求めるリンクウッドのりんご感など、少し方向性は違いました。
18杯目:ePower ミロナリオクイッチ
ウイスキーではなくてラムです。
正確にはラムでもなくて、混ぜものが入っているのでリキュールになります。
飲むプリンとキャッチコピーが付いていますが、個人的には飲むプッチンプリンだと思います。
ラムはトロピカルな要素もありますが、こういったカラメル的なものもあります。
これを飲んで美味しいと思った方はディクタドールというラムを攻めてみると、よりケーキ屋で売っているような300円とか500円ぐらいするような高級プリンのカラメルを味わうことができると思います。
ぜひバーで探してみてください。
19杯目:Rudder ワーシーパーク 2007 16年
ウイスキーではなくてラムです。
アルコールアタックとゴリゴリの接着剤感のエステリーさがありますが、それを超えたときにトロピカルがやってきます。
まさにラムという味わいでした。
20杯目:桜尾ジン スカーレットカスクエイジド
スカーレットという薬草系のリキュールの樽でフィニッシュをかけたジンです。
味はスカーレットの味ですね。
安積のスカーレットカスクなんかもありましたが。。
面白いのですが個人的にはスカーレットカスクは芸人の一発屋みたいな印象を持っていて、もういいかなと思っています。
21杯目:ウイスキートーク福岡2015 ロングモーン 1992 22年
ウイスキートーク福岡2015のPBです。
先ほど飲んだスカーレットが余韻に残ってしまっていて、よくわからなかったのが正直な感想です。
味もわからなくなってきましたし、ちょうど終了時間となりましたので、これにて退散しようと思います。
イベントの感想
天候にも恵まれて、色々な方にお会いすることができて非常に楽しいイベントでした。
今回イベント中にボトルを購入していません。
祭ボトルに関しては購入しておりまして、これらは別途ご紹介できればと思います。
注意点①:混みすぎ
やっぱり第一印象としては混み過ぎですね。。
昨年が4,000人で今年は4,500人ということですが、昨年でも混み過ぎと思いましたが、会場規模は増えていないのに人数だけ増えたので、さらに混み過ぎだなと思いました。
会場を増やしたり、2日間開催にするなど、そろそろ何か対策が必要なんじゃないかなと思いますね。
注意点②:お金の使いすぎに要注意
有料試飲が結構多くて、有料試飲の合計金額は13,200円でした。
歩くたびに課金が進んでいくという感じでしたね。
私は現行品を中心に飲んでいるので、これぐらいで収まりましたが、オールド系を攻めている方だと、これの2倍、3倍以上行くんじゃないでしょうかね。
酔うと財布の紐が緩くなりがちですが、お気をつけください。。
懸念点:新作リリースが少なかった(サイレントリリースが多かった)
個人的にはイベントには普通に楽しむ目的でも行っていますが、各社新作のボトルの先行試飲および先行購入のために言っています。
イベント前にSNSなどで新作リリースしますよとか、先行試飲できますよと案内されることが通例なのですが、今回の『秩父ウイスキー祭2025』で行われることが少なかったです。
なので、当日は今回新作が少なくて寂しいなと思っていたら。。
後日SNSなどで実は試飲することができましたとサイレントリリースされるボトルが多かったです。
混雑防止の観点なのか意図はわかりませんが、完全に飲み逃していましたね。。
おわりに
チケットの入手、前夜祭から参加する方はホテルの確保、蒸溜所のオープンデーやセミナーの予約などなど色々と争奪戦で参加難易度が高いイベントではありますが。。
楽しいイベントだと思いますので、ぜひ1回は参加してみるとよいのではないかと思います。
混雑などの少し問題だと思う点はありつつも総じていいイベントなので、私もまた来年も都合をつけて、チケットの争奪戦に勝利して参加できればと思います。
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