今回は2024年9月に買ったり、バーなどで飲んだりして美味しかったウイスキーをご紹介していきます。
1本目:乾杯会 グレンバーギー 1995-2018
乾杯会さんから発売された1995年はグレンバーギーの当たり年とも言える期待の1本です。
少し面白いのは2018年に樽から払い出され、5~6年間はタンクで保管されていたとのことです。
なので熟成年数の表記としては樽から払い出さた段階となるので、2018年・23年熟成となります。
注ぎたてはややフルーティーな印象でしたが、時間が経つにつれてトロピカルな要素がはっきりと出てきます。
ラベルにあるようにかき氷のシロップ、いちご、白い花を感じました。
余韻には砂糖の少しベタつく感じとナッツを感じました。
2本目:ACORN クライヌリッシュ2010 13年
2010年蒸溜で13年熟成のクライヌリッシュで、ACORNさんから発売された1本です。
どんぐりラベルですので期待のできる1本です。
バナナや南国系フルーツの甘い味わいと香りがありました。
フルーティーなウイスキーとしてみたら美味しいのですが、これはクライヌリッシュなのか。。!?という疑問が個人的には残りました。
これまでオフィシャルやボトラーズ含めてクライヌリッシュっぽさを全く感じない1本で、価値観を変えてくれるような1本でした。
3本目:三郎丸 2019-2024 5年 バレル for SHINANOYA
信濃屋さんから発売された三郎丸のシングルカスクです。
2019年蒸溜および三郎丸Ⅱなので、ZEMON(蒸溜機)が使い始めた際の原酒になります。
黄色いフルーツとややピートと、中熟くらいのラフロイグっぽさを思わせる味わいがありました。
これまで三郎丸のオフィシャルボトルは全体的に外れはないのですが、シングルカスクは外れが多い印象を持っていました。
そのシングルカスクの中でもトップクラスに美味しく、オフィシャルよりも美味ししいと思うボトルでした。
抽選販売が行われましたが、普通に外れて購入することはできませんでした。。
4本目:Kyoto Fine Wine and Sprits グレンマレイ 2007 15年
Kyoto Fine Wine and Spritsさんから発売されたグレンマレイです。
2007年はグレンマレイの当たり年と言われていて、美味しいボトルが多いとされています。
こちらは麦感、白い花、フルーツ、紅茶っぽさを感じて、15年熟成前後に求めるグレンマレイの良さがすべて詰まっている、当たり年を象徴するような美味しいボトルでした。
個人的にこれまで飲んだ2007のグレンマレイの中でもトップクラスに美味しかったです。
唯一気になるのはお値段で、1本24,200円という高さです。。
1万円台後半だったら即買ったのですが、昨今の値上げ状況を見ると難しいリクエストなのかもしれません。。
値段の高さから少し悩んでいたら、アウトターンが160本という少なさから、完売してしまいました。。
5本目;ペンダーリン 8年 2016 ピーテッド クォーターカスク for Bar Speak Easy Gifu
岐阜にあります『Speak Easy』さん向けのプライベートボトルです。
ペンダーリンはウェールズで作られているウイスキーです。
ウェールズと言えば『ギャレス・ベイル』でしたが、ウイスキーを飲むようになってからは『ペンダーリン』がそこに追加されました。
ペンダーリンにはケミカルなフルーツ要素がありますが、まさにその特徴を体現しているボトルでした。
ロッホローモンドにもケミカルなフルーツの要素を感じますが、それに近しいものを感じました。
後半にはややピートと余韻に砂糖のような甘さが残りました。
完全ノーマークでしたが、これは美味しかったですね。
おわりに
2024年9月は少し期待していたものが個人的好みでなかったりもしましたが、十分美味しいボトルに出会うことができました。
引き続き2024年10月もバーに行って、美味しいボトルと出会えればと思います。