にいがた酒の陣2024
『にいがた酒の陣2024』は2024年3月9日(土)・10日(日)に開催された日本酒のイベントです。
毎年3月第2週ころに開催され、新潟県内の酒蔵のほとんど(2024年は89蔵中78蔵)が出展し、ほとんどの銘柄を無料を試飲することができるという、日本酒好き・お酒好きにはたまらないイベントとなっています。
試飲して気に入った銘柄があれば、その場で購入することも可能ですし、イベント限定のお酒も販売されます。
さらには、おつまみとして新潟の料理の販売もされていますので、新潟の日本酒と料理を楽しめるイベントとなっています。
チケット
チケットは指定席がつくAチケット(5,000円)と、座席なしのBチケット(3,500円)がありました。
指定席は会議室にあるような長テーブルとパイプ椅子で、チケット1枚につき1区画(テーブル半分ぐらいとパイプ椅子1脚)が割り当てられるという感じです。
Bチケットの場合もテーブルはありますが、椅子はないので基本的に立ちっぱなしとなります。
また、テーブルも自由席なため早い者勝ちで、場所取りされて早々に埋まっている状況でした。
会場内は指定席以外に椅子など座る場所はないので、座る場所があるという意味ではAチケットの方がいいのかなと思いました。
今回私はBチケットで参加しましたが、2時間半立ちっぱなしで・飲みっぱなしで、座る・食べる余裕などなかったので、個人的にはBチケットでよかったと思います。
安いですしね。
チケットは争奪戦
人気のイベントなのでチケットが販売されたら、数時間で売り切れてしまいます。
もちろん当日券の販売もありません。
1月頃にチケットが販売となりますので、発売日時を事前に確認しておく必要があります。
今回はAチケットの方が早々に売り切れて、Bチケットは数時間して売り切れた印象でした。
アルビレックス新潟 ホーム開幕戦
酒の陣が開催される3月第2週はサッカーJ1 アルビレックス新潟のホーム開幕戦が開催されることが多いです。
2024年は3月9日(土)14:00~vs名古屋でした。
2024年は1月20日(土)に酒の陣のチケットが発売されましたが、この時点でアルビの方はというと3月9日(土)or10日(日)開催という情報しか発表されていませんでした。
詳細は1月23日(火)発表ということで、日程が定まらないなか酒の陣のチケットを購入する必要がありました。
日程が確定となる1月23日まで待っていたら酒の陣のチケットは売り切れで買えないです。。
Jリーグさんもっと早く発表してくださいよ。。
詳細はわからないものの、試合開始時間は土日の13:00~or14:00~であることが多いので、とりあえず酒の陣の土日の午前の部を買っておくしかないと思います。
一応、私は3月9日(土)の午前の部に参加して、14時の試合開始時間にギリギリ間に合いました。。
こういった酒の陣以外のイベントと重なることもありますので、ホテルの予約も早めにしておきましょう。
アクセス
開場は朱鷺メッセです。
新潟駅からは徒歩30分弱、路線バスでは15分程度ですので、基本的にバスでアクセスされることをおすすめします。
晴れていたり暖かかったりすれば、新潟の町並みが見れますので徒歩もおすすめです。
ただ、3月の新潟はまだまだ寒いです。
この日は風も強かったですし雪もちらついていましたので、やはりこの時期の徒歩はあまりおすすめできませんね。。
服装
開場前は外にまで待機列が並んでいる状態ですので、温かい服装で来ることをおすすめします。
会場に入ってしまえば暖房が効いていますので暖かいです。
コートを来ていると逆に暑いぐらいです。
会場内に有料ですがクロネコヤマトのコーナーで荷物預かりも行っているので活用しましょう。
料金は午前or午後のみは500円、1日通しての預かりの場合は1,000円でした。
イベント開始
今回は3月9日(土)と10日(日)の2日間の開催で、それぞれ午前と午後の計4部の開催となっています。
各部4000人限定ということで、かなりの混雑具合を見せていましたが、昔から参加している方曰く某ウイルス騒動前はもっと混んでいたとのことです。
今回私は3月9日(土)・10日(日)それぞれの午前の部に参加してきました。
午前の部は10時頃に会場となり、10:30から試飲開始です。
参加するとおちょことペットボトルの水を1本貰います。
このようにおちょこに注いでもらって試飲をしていきます。
使ったおちょこに水を注いで、おちょこを洗いつつ水分補給も兼ねるという感じでしょうか。
次飲むお酒への影響が気になる方は、蛇口もありますので、洗うことも可能です。
本来であれば飲んだ銘柄を1つずつご紹介してきたいところなのですが。。
試飲の時間が2時間半しかなく、ひたすら飲み続けなければ行けない状況でした。
すべての銘柄に対してコメントやメモできるレベルではなかったので、特に美味しいなと思ったものをご紹介していきます
石塚酒造 ヒメノイ リクラ
杏を感じる甘酸っぱさが美味しかったです。
個人的に杏の要素は日本酒にあまりない味わいなのかなと思います。
酒の陣向けに生酒タイプでリリースされて、この夏には火入れのタイプがリリースされるとのことです。
加茂錦酒造 マルビン
荷札酒などでおなじみの加茂錦酒造の酒の陣向けの限定酒です。
かなりフレッシュな感じで、フルーティーさとヨーグルトのような乳酸を感じられる美味しさでした。
高の井酒造 田友 純米吟醸
お米の味わい系で、コクを感じる1本でした。
河忠酒造 想天坊 純米活性にごり生酒 プロ限定
にごりにしては軽めで飲みやすい印象で、フレッシュな味わいと炭酸のシュワシュワ具合もよかったです。
中川酒造 越乃白雁 純米大吟醸 おりがらみ
初めて知った銘柄なのですが、美味しかったです。
田原酒造 雪鶴
ボトルの撮影はできていないのですが、スパークリングが圧倒的に好みでした。
他のお酒で例えるのは微妙かもしれませんがシャンパンを飲んでいるかのような味わいでした。
最初の1杯、乾杯酒としてスパークリングの日本酒が飲まれる理由がわかりました。
感想
私は新潟出身ではありますが、初めて聞く・飲む酒蔵が多くてびっくりしました。
『新潟 日本酒 ランキング』などで調べると、あべとか村祐とかがでてきます。
もちろんこれらも美味しいのですが、これらは全国流通していたり、東京都内に流通しているからランキングに載るんですよね。
日本酒の場合は新潟なら新潟県内にしか出回らない銘柄、もっと狭く酒蔵のある地域でしか出回らない銘柄があります。
これらはそもそも調べようがないので、その地域を訪れるか、こういったイベントでないと知ること・飲むことが難しいです。
ネットのランキングに載る=美味しいではあるのですが、それが私・あなたにとって美味しいお酒、ランキング上位かというとまた違って、調べようがなかったお酒が美味しいという可能性もあります。
日本酒を深堀りするのであれば、色々なお酒を飲んだり、酒蔵がある地域を訪れる必要があるなと思いました。
今回イベントではお酒単体で飲みましたが、料理と合わせるとまた話は変わってくると思いますので、日本酒は面白みのあるお酒だと感じました。
注意点
いくつか注意が必要だと思ったことがあるのでご紹介していきます。
混雑状況はブースによって様々
ブースによっては混雑していて、試飲までに列に並ぶ必要があるところもありました。
あべでおなじみの阿部酒造、久保田でおなじみの朝日酒造、JALファーストクラスで採用された天領盃酒造、至で有名な逸見酒造、荷札酒でおなじみの加茂錦酒造らへんは結構混雑していた印象です。
その他のブースは列があってないような感じで、注いでくれる酒蔵のスタッフさんにお猪口を持った手を差し伸べて群がるという感じです。
1部だけの参加じゃ無理
試飲時間は2.5時間しかないため、1部だけの参加では十分に堪能することは難しいと思いました。
今回は78蔵の参加がありましたが、これらを全部飲もうとするのでれば、2.5時間(150分)で78杯なので、約2分に1杯は飲んでいないといけない計算になります。
1酒蔵1種類だけでなく、数種類出展されていますし、中には行列ができているブースもあるため、時間的に厳しいものがあります。
また、気に入った銘柄を買おうとするのであれば、お会計の時間などありますので、さらに難しくなってしまいます。
今回私は土曜日の午前の部と、日曜日の午前の部の2部参加してきました。
土曜日は買い物中心、日曜日は飲み中心みたいな感じで立ち回って、この2部でほぼ全部の蔵、100杯(100種類)は飲むことができたんじゃないかと思います。
個人的には2部参加することで飲みも買い物も楽しめるんじゃないかと思います。
ここに食べを追加すると、さらにもう1部必要という感じでしょうか。。
売り切れが早い場合ある
全4部開催ですが、各部50本ずつのように販売の本数や試飲提供の本数・量などを決めているブースもあれば、どんどん提供して売り切ってしまうブースもありました。
土曜日の午前の部だけで完売となってしまう銘柄もあったようなので、都合が合うなら土曜日の午前の部に参加するのがよいのかなと思います。
おちょこを落とさないように注意
会場の朱鷺メッセの床はコンクリートでできています。
なので、おちょこを落としてしまうと割れてしまいます。
開催時間の中盤に差し掛かって、皆さん酔いが回ってくるととあちこちでパリンとおちょこが割れている音が聞こえてきます。
手にしっかりと持っておくか、会場に入る前のところでおちょこストラップなるものが販売されていましたので、こちら購入されるのもありかと思います。
私は手に持って参加していましたが、無事に割らずに済みました。
BGMが耳から離れない。。
注意点ってほどではありませんが。。
酒の陣の開催中、桑名シオン with パタヤビーチボーイズの『乾杯しよてば』という曲が無限リピートされています。
試飲中の2.5時間ずっと聞きっぱなしですし、私は2部参加したので5時間ぐらい聞いていた計算になります。
間違いなく今年1番聞いた曲ですね。。
購入品紹介
今回購入したものをご紹介します。
- 石塚酒造 ヒメノイ イショニ
- 石塚酒造 ヒメノイ リクラ
- 田原酒造 雪鶴 スパークリング
- 阿部酒造×越後薬草 生
- 朝日酒造 久保田 にごり
- 朝日酒造 久保田 万寿 無濾過生原酒
- 加茂錦酒造 マルビン
どれも飲んで美味しかったなと思った銘柄を購入しました。
飲んでから買うという買い方ができるのはイベントならではかなと思います。
7本の合計購入金額はだいたい17,000円です。
ウイスキーだと1本2万オーバーはざらなので、普段ウイスキー買っている身からするとめちゃめちゃ安く感じます。
しばらくは夕食のときに飲む酒には困らなそうです。
発送
会場内にクロネコヤマトのブースがあり有料ですが荷物を預かってもらえたり、こちらから発送も行うことができました。
その場で丁寧に梱包もしてくれますので、伝票を記入して、送りたいものを渡すだけでOKでした。
7本の発送で、クール便+梱包材で新潟→東京への発送で、送料は2,000円ぐらいでした。
7本は重すぎて手で持ち帰るのは厳しいです。
購入したものの中には生酒もあるので、手でも持って帰ると品質への影響もあります。
これらを考慮すると送料はむしろ安いと思うレベルです。
割れたりすることなく無事に到着しましたので、当日担当されていたクロネコヤマトの方々には感謝しきれないぐらいです。
購入品紹介
にいがた酒の陣、非常に楽しいイベントでしたので、来年も参加したいと思います。
ホテルは実家があるのでいいとして、チケットの争奪戦には勝利したいものです。
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