今回は毎月恒例の2024年11月購入したウイスキーをご紹介していきます。
2024年10月に購入したウイスキー紹介は『こちら』。
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- 1本目:三郎丸Ⅴ
- 2本目:ACORN フレンズオブオーク リンクウッド 2008 15年
- 3本目:吉田電材 ウイスキートーク福岡2024ベント限定
- 4本目:井川蒸溜所 デッサンシリーズ フローラ
- 5本目:Rudder 御岳 2021-2024 オロロソシェリーバット 百世不摩
- 6本目:トリニダードラム 2003 21年 バレル for BAR CAPERDONICH & SHINANOYA
- 7本目:バッファロートレース ウイスキーフェスティバルin東京2024
- 8本目:メーカーズマーク プライベートセレクション Bourbon Girl’s Select
- 9本目:イチローズモルト20th Anniversary Edition
- おわりに
- YouTube
1本目:三郎丸Ⅴ
今回も無事に入手することができました、三郎丸Ⅴ(フィフス)です。
今回はエール酵母を成熟酵母の状態で使用したという違いがあるようです。
酵母を培養した初期段階をフレッシュ酵母と言い、終期の段階を成熟酵母と呼ぶようで、成熟酵母の方がより複雑味などを得られるとのことです。
Ⅱは蒸溜機をZEMONに変更した、Ⅲはアイラピートを使用した、Ⅳはハイランドピートを使用したというような、これまでのようにわかりやすいというか、キャッチーな変更ではありませんが、今回もフルーツっぽいニュアンスとピートという感じで美味しいと思います。
三郎丸はシリーズを通して、黄色いフルーツとピートという味わいで安定しているかと思います。
これまでのシリーズは加水よりもカスクストレングスの方が美味しいなと思っていましたが、購入前にバーで飲み比べてみると今回のⅤに関しては加水の方が美味しいと思いました。
加水とカスクストレングスの飲み比べはウイスキーイベントなどで可能だと思いますし、シリーズの飲み比べも面白いと思いますので、バーとかであれば可能だと思いますので、見かけたら試してみてください。
個人的に三郎丸に関してはシングルカスクよりもオフィシャルのヴァッティングされたボトルの方がが美味しいと思う確率が高いので、シングルカスクを追うのもアリなのですが、ぜひオフィシャルにも目を向けてみてください。
2本目:ACORN フレンズオブオーク リンクウッド 2008 15年
エィコーンさんのフレンズオブオークというシリーズのリンクウッドです。
2008年蒸溜で2024年瓶詰めで、15年熟成となっています。。
味わいとしては、リンゴ感が満載で、梨っぽさもあり、オイリーさとナッツを感じて、短熟~中熟くらいのリンクウッドの良さがしっかりと出ているかと思います。
シリーズ最大の特徴は46%に加水されている点で、加水されてもリンクウッドらしさを失わずに、飲み疲れしない度数なのでずっと飲んでいることができます。
ボトラーズに関しては加水はあまり買わないのですが、バーで飲んで美味しかったので速攻でポチりました。
アウトターン160本ですでに完売しているかと思いますので、どこかのバーで見かけたら飲んでみてください。
3本目:吉田電材 ウイスキートーク福岡2024ベント限定
新潟県村上市にあります吉田電材蒸溜所の『ウイスキートーク福岡2024』イベント限定の1本で、一応抽選が行われて当選し購入することができました。
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アルコール度数は55%で、1年熟成となっています。
吉田電材蒸溜所のウイスキーはウイスキーイベントでは試飲したことがありますが、これまで購入したことがありませんでした。
というのも、イベント限定でボトルは販売はされていましたが、人気のため早くに並ばないと購入できないんですよね。。
なので、初の購入したボトルです。
新興蒸溜所はモルトの蒸溜所が多い中でグレーンの蒸溜所という面白みがあります。
直近で1年熟成の1stリリースも発売されたということで、こちらとの飲み比べも良さそうですね。
見かけたら買ってみようと思います。
4本目:井川蒸溜所 デッサンシリーズ フローラ
静岡県にあります井川蒸溜所のシングルモルトとしての1stリリースです。
まずは、1stリリースおめでとうございます。
早速開栓して飲んでみましたが、若干のニューボーンっぽさはありつつも、蜜のような甘さと花っぽいニュアンスがあるかと思います。
フルボトルは売り切れているところが多いと思いますが、イベントではミニボトルの販売も行っているようなので、今後ウイスキーイベントで見かけたら立ち寄ってみたり、バーなどでも見かけたら飲んでみてください。
デッサンシリーズ フローラ&ファウナということで、南アルプスの植物と動物をモチーフに20種類以上展開して、毎年数本ずつリリースが行われるようです。
まぁ厚岸の二十四節気シリーズのような感じですね。
どれがどれだかわからなくなるので、個人的には三郎丸のようにⅠとかⅡとか、津貫・駒ケ岳・安積などの2024年Edition方がわかりやすいと思うんですけどね。。
アルコール度数は53%、バーボンバレルでノンピートタイプになっていますが、バーボン以外の樽やピーテッドなどもイベントではあったと思うので、今後のリリースにも期待しております。
5本目:Rudder 御岳 2021-2024 オロロソシェリーバット 百世不摩
Rudderさんから発売されました百世不摩シリーズの御岳です。
2021年蒸溜で2024年瓶詰め、オロロソシェリーバットで3年熟成の1本です。
御岳蒸溜所では2022年から一部でシーズニング樽を使用し始めているため、こちらはソレラの樽が使用されていると思われます。
シングルカスク・カスクストレングスでアルコール度数は57.5%になっています。
オフィシャルとのつながりも感じますし、今後はシーズニングなどもリリースされて比較ができるかと思いますので、御岳PBもしくはオフィシャルを何か1本持っておくと面白いかとは思います。
お値段も他のジャパニーズのシングルカスクと比較するとお安めかと思いますので、次回なにかリリースされたら注目してみてください。
6本目:トリニダードラム 2003 21年 バレル for BAR CAPERDONICH & SHINANOYA
新橋にあります名店のBarキャパドニックさんの10周年を記念したボトルです。
ウイスキーではなくラムです。
トリニダードで、当たり年と言われる2003年蒸溜で、2024年瓶詰めの21年熟成の1本となっています。
香りにも味わいにも複雑味があり、スパイシーさから、梅とかプラムのような少し酸味のあるフルーツ、後半にはトロピカルフルーツに変わっていくというめちゃくちゃ美味しい1本となっています。
私は基本的にウイスキーメインで最近ちょこちょこラムを飲むようになってきたラム初心者ですが、こちらはウイスキー好きにも刺さる1本かなと思いますので、バーで見かけたら是非試して欲しい1本です。
7本目:バッファロートレース ウイスキーフェスティバルin東京2024
2024年12月に開催されました『ウイスキーフェスティバルin東京2024』のイベント限定ボトルです。
一応抽選が行われて見事当選して購入することができました。
本命は新潟亀田の3年だったのですが、こちらは残念ながら外れました。。
アルコール度数は45%で、2016年蒸溜8年熟成の1本です。
最近はストレートで飲むのであればバーボンの苦手を克服しつつあります。
こちらはまだ開栓できていませんが、多分美味しいでしょう。
先月も信濃屋さん向けのバッファロートレースを購入しており、徐々にバーボンも集めていこうと思います。
8本目:メーカーズマーク プライベートセレクション Bourbon Girl’s Select
バーボンが続きます。
リカマンさんから発売されました、メーカーズマークのプライベートセレクションです。
リカマン広尾店の2周年記念イベントで試飲をさせて頂きました。
バーボンを苦手とする所以であるであろうスパイシーさやウッディさが抑えられていて、普段スコッチとかジャパニーズを飲んでいる人が好きと感じる甘みやバニラ感が強くでています。
もちろん、ちゃんとバーボンを飲んでいるなという感じもあります。
バーボン玄人には刺さらないかもしれませんが、バーボン初心者や苦手な方には刺さると思い、まさに私には刺さったので購入しました。
11月・12月はバーボンのシングルバレルやブッカーズなどのプレミアムバーボンのリリースが多いので、色々なものを注目していこうと思います。
9本目:イチローズモルト20th Anniversary Edition
サインが入っているので、外箱のみでのご紹介です。
ベンチャーウイスキーが2004年に創業して、2024年で20周年ということを記念してリリースされた20th Anniversary Editionです。
ワールドブレンデッドウイスキーとなっていて、構成原酒の一部として以下が使用されているとのことです。
- 秩父15年
- 羽生39年
- 軽井沢18年
- 川崎47年
- ベンリアック14年
- その他10年以上熟成の海外原酒
秩父15年:もちろん秩父は使用されております。
羽生39年:肥土さんと切っても切り離せないのが羽生ですので、こちらも使用されています。
軽井沢18年:軽井沢蒸溜所は2000年に稼働を停止していますので、18年熟成というのは存在しないのですが。。
2006年に肥土さんの研修のために1週間ほど稼働させたことがあり、その際の原酒が使用されています。
川崎47年:ベンチャーウイスキーが川崎の原酒を保管しているのは有名な話です。
ベンリアック14年:こちらも2007年に肥土さんが研修したことで有名なベンリアック蒸溜所の原酒が使用されています。
などを中心に、その他海外原酒も10年以上の原酒が使用されており、表記として10年表記を付けることができるという贅沢なブレンデッドウイスキーとなっています。
まぁお酒1本としては高いのですが、この構成原酒のラインナップを見たら納得感があると思いますというか、むしろ安いくらいだと思います。
長熟ブレンデッドらしい複雑な香味があり、少しピートもありつつ、モルティでフルーティー、長熟らしいトロピカルな要素もありますので、味わいとしても納得するかと思います。
なかなか購入することが難しいとは思いますが、いくつかのバッチに分けて来年中頃くらいまではリリースが続くようなので、見かけたら購入したり、バーなどで飲んでみてください。
おわりに
2024年11月は全部で9本で合計購入金額は約145,000円でした。
久しぶりにやらかしました。。
11月・12月ってジャパニーズウイスキーのリリースが多いですし、ボトラーズもいいリリースが増えてくるんですよね。。
ラムで片足突っ込みましたが、20年Overの長熟系には手を出し始めるとこんなもんでは済まなくなってきますが、そろそろここらへんにも手を出していきたいです。
引き続きバーやウイスキーイベントで飲んで美味しかったものを厳選して12月も買っていこうと思います。
YouTube
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