今回は2024年6月に買ったり、バーやウイスキーイベントなどで飲んだりして美味しかったウイスキーをご紹介していきます。
1本目:麻屋商店×とーふ シングルキャスク ミルトンダフ 2009 14年
秩父にあります有名な酒屋さん:麻屋商店さんととーふさんが選定したシングルキャスクの1本です。
『ウイスキートーク福岡』の際に試飲して、美味しかったので、その場で注文してしまいました。
ラベル通りの味わいで、花を思わせるフローラルな味わいです。
この華やかな感じたと暑い夏でもストレートで抵抗感なく飲むことができます。
2本目:バリンダロッホ ヴィンテージリリース 2015
2014年に創業したバリンダロッホ蒸溜所からの初の日本向けのリリースです。
スコットランドでウイスキーと名乗るためには最低3年間の熟成が必要となります。
ちなみに日本もジャパニーズウイスキーと名乗るためには最低3年間の熟成が必要となります。
つまり蒸留所を開業して3年経たないとウイスキーを出荷できませんので、その期間は収入がない状態となります。
さすがにそれでは成り立たないので、その期間に未熟成のニューポットや、3年には満たないものの熟成を行ったニューボーンなどをリリースして収入を得るというのが通常です。
しかし、バリンダロッホ蒸留所からはニューボーンなどを含めて、これまで一切リリースがなく、ようやく8年以上の熟成期間を経てリリースが行われました。
つまり資金力のある蒸溜所ってことですね。
肝心の味わいとしては、フルーティーさ、特にバナナや柑橘系の要素があったと思います。
後半にはナッツを感じて、全体的に美味しいと思う1本でした。
ただ、気になるのは値段です。
2015年蒸溜ですので8年熟成程度かとは思いますので、これで約17,000円だとスペックだけで判断するとやや割高感はあるかと思います。
値段に見合う味かは個人の判断によるかとは思いますが、購入はせずともぜひ飲んで欲しい、そして今後も注目していきたい蒸溜所だと思います。
3本目:ブロッサムズ グレンマレイ 1995
人気のブロッサムズシリーズからの1本で、今回はグレンマレイです。
最初にライチのようなみずみずしいフルーツ感があり、後半には蜜と紅茶や黒糖が鼻を抜けていくという、めちゃくちゃ美味しい1本でした。
6月中旬頃にリリースがあり、バーで飲んだのは下旬頃で、買おうと思って探してみましたが、どこの酒屋さんでも売り切れの状態でした。。
なんとかして確保したいものです。。
4本目:スプリングバンク ローカルバーレイ2024
スプリングバンク10年ですら個人で買えないのですから、ローカルバーレイなどの限定品は当然個人では買えません。
買えないのならバーに飲みに行けば良いじゃない、ということで早速飲んできました。
口当たりはトロピカルな印象で、後半は出汁醤油という印象でした。
スプリングバンクの中では好みの方でしたので、今回の選定に入れました。
5本目:三郎丸Ⅳ THE EMPEROR カスクストレングス
前回のⅢはZEMON蒸溜+アイラピーテッドで、今回のⅣはZEMON蒸溜+ハイランドピーテッドです。
前回にも感じた黄色いフルーツというのは今回も感じて、アイラとハイランドのピートの違いを楽しむことができます。
今回は土っぽいピートで、アードモアなどに近い印象を感じました。
加水タイプとカスクストレングスの両方飲ませて頂きましたが、カスクストレングスは加水タイプの味わいを全体的に濃くしたという感じで個人的にな好みでした。
カスクストレングスは本数少なめで購入が難しいのですが。。
加水タイプのⅢは持っているので、Ⅳも加水タイプでいいのでなんとか購入して、自宅で飲み比べてみたいものです。
6本目:乾杯会 シークレットハイランド 1981-2023 42年
1981年蒸溜のシークレットハイランドですが、中身はグレンモーレンジィとのことです。
トロピカルな要素、ジンジャーや黒糖感があって美味しいと思います。
この年代ですとリアルシェリーなんじゃないでしょうか。
お値段は1本10万円しますが、味には納得ですし、42年熟成なのでむしろ安いと思うぐらいかと思います。
6本目:THE WHISKY HOOP ブルックラディ 1992
数年~数十年前など昔にリリースされたものを飲んで、美味しい!欲しい!となってもほぼほぼ入手する手段がないので、基本的にはウイスキーは数ヶ月以内にリリースされたものしか飲みません。
まぁ昔のものは高いし、星の数あるので追えないという理由もありますが。。
しかし、ウイスキーイベントなどで東京以外を訪れたときは別です。
その地域のウイスキーで有名なモルトバーに行って、普段飲まないようなものを楽しむことにしています。
ということで、『ウイスキートーク福岡』で福岡を訪れた際に『バー キッチン』さんに行ってきました。
味わいとしては青リンゴと麦、ややガムっぽいコーティング感というかワックスっぽさがあります。
やはり90年代のラディは美味いですね。
自宅にも90年代のラディを常備したいものです。
7本目:カーンモア セレブレーションオブザカスク ブナハーブン 1989
麦とフルーツとややトロピカルな要素を感じて美味いです。
自宅に1988年のブナハーブンを持っていますが、ここらへんの年代のブナハーブンは間違いなさそうですね。
8本目:ボウモア ハンドフィル
シェリーのボウモアです。
甘くてスモーキーで余韻に黒糖を感じ、最後の〆の1杯に飲むのが正解だと思います。
ボウモアのハンドフィルって大体当たりな気がします。
いつかはアイラ島に行き、自らの手でハンドフィルをしてみたいものです。
番外編①:Elisir M.P. Roux
ウイスキーではないので、番外編としてご紹介させて頂きます。
京都にあります喫酒幾星さんの10周年を記念して、Kyoto Fine Wine and Spiritsさんから発売されたボトルです。
分類としては薬草・ハーブ系のリキュールになるかと思います。
甘さとミントの爽やかさ、ジンジャーやスパイス、苦みなど複雑な香味を感じます。
苦みなどの言葉だけ見るとマイナスな表現もありますが、飲んで感じるのは複雑なんだけどバランスが取れていることです。
以前アブサンを飲んでこの世の味に思えなかったので、薬草・ハーブ系のお酒は苦手としていましたが、こちらは美味しいと感じました。
薬草・ハーブ系のリキュールとしては比較的弱めで入門編とのことでしたので、少しづつ強めのものを飲んでみたいと思います。
番外編②:パープルヘイズ
こちらもラムですので、番外編としてご紹介させて頂きます。
『ウイスキートーク福岡』で試飲しました。
トロピカルな要素と黒糖感をはっきりと感じて美味しいので、その場で注文してしまいました。
ウイスキーでもフルーティーとかトロピカルな要素を求めますが、ラムだと簡単に出るんですよね。
なので、最近ラムにも興味が出ています。
おわりに
今月はいいリリースが多かったですね。
いいリリースが多いと嬉しいのですが、それなりに出費も嵩みます。。
特にいいなと思ったボトルはなんとか入手しようと思いますし、7月も引き続きバー活していきます。