2024年参加したウイスキーイベントまとめ
2024年は全部で6つのウイスキーイベントに参加しました。
各イベントで飲んだウイスキーは詳細記事に記載していますので、今回はイベントの特徴をかいつまんでご紹介していきます。
2024年1月:ウイスキーラバーズ名古屋
2024年1発目かつ東海エリア最大級のウイスキーイベントである『ウイスキーラバーズ名古屋』に参加してきました。
ラインナップ
ジャパニーズウイスキーの大手・新興蒸溜所、スコッチのオフィシャル、ボトラーズ、バーのブースなどバランスよくラインナップされています。
飲食ブースもあり、会場の外に出ることなく食事やおつまみを頂くことができます。
スタンディングのテーブルはありますが、埋まりがちです。
ジャパニーズウイスキー新興蒸溜所:◎
スコッチ オフィシャル:◎
ボトラーズ:◎
バー:◎
飲食:○
当日飲んだウイスキーは『こちら』でご紹介しています。
チケット
例年は11月頃に発売開始されます。
当日券の販売はありませんのでご注意ください。
イベント近くになると売り切れることもあるので、都合がつき次第お早めに購入されるのがよいと思います。
アクセス・会場の広さ・混雑具合
会場は吹上ホールで、地下鉄桜通線の吹上駅から徒歩5分です。
名古屋駅からも乗換なしでアクセス可能です。
さすがにジャパニーズウイスキーの一部のブースには行列ができますが、会場が広いため全体的に混雑は気になりません。
物販・限定ボトル
各ブースでイベント限定のボトルや、蒸溜所のグッズが販売されます。
イベント限定でジャパニーズウイスキーが数種類、スコッチやブレンデッドウイスキーも数種類発売されます。
ジャパニーズウイスキーは抽選での販売が行われます。
個人的にはイベント限定で販売される辰巳蒸溜所のジンが狙い目だと思います。
セミナー
セミナーの開催はありません。
その他
2024年に参加した際は水の補給に注意が必要だと思いました。
水が入場時にペットボトル1本渡され、水の配布ブースで追加で1本無料でもらうことができます。
配布ブースの水も早々に売り切れて、会場内の自販機も売り切れとなっていました。
近くにコンビニがあり、そこまで買いに行って補給する必要がありました。
水やソフトドリンクに関しては持ち込みOKなので、事前に購入してから参加するのが良いと思いました。
2025年はこの点が改善されることに期待しています。
総評
ラインナップ、物販・限定ボトルが充実しているので、東海エリアにお住まいのウイスキー好きは参加必須のイベントだと思います。
新幹線があるので首都圏・関西圏からのアクセスもいいので、訪れて損はないと思います。
ただ、12月にウイスキーフェスティバル、2月に秩父ウイスキー祭と大型イベントに挟まれるので、特に首都圏にお住いの方は見送ってもいいのかもしれません。
2024年2月:秩父ウイスキー祭
伝統的なウイスキーイベントである『秩父ウイスキー祭』に参加してきました。
日本のウイスキーイベントと言えば、秩父ウイスキー祭というぐらいにトップ・オブ・トップです。
ウイスキーイベントはウイスキー好きな方以外からしたら、『なんかイベントやってるな~』くらいしか思われませんが、秩父ウイスキー祭は秩父の街全体が盛り上がりを見せています。
ラインナップ
ジャパニーズウイスキーの大手・新興蒸溜所、スコッチのオフィシャル、ボトラーズ、バーのブースなどバランスよくラインナップされています。
おそらく会場の広さの関係でジャパニーズウイスキーの新興蒸溜所は2017年くらいまでに稼働した本坊酒造(駒ケ岳・津貫)、厚岸、静岡、三郎丸あたりが中心になります。
会場内に飲食ブースはありませんが、秩父神社内で秩父グルメフードフェスと、ガラポン抽選が行われる秩父まつり会館前で絆バザールが同日開催されており、おつまみや秩父の名物などを頂くことができます。
座ることができるテーブルはありますが、埋まりがちです。
ジャパニーズウイスキー新興蒸溜所:○
スコッチ オフィシャル:○
ボトラーズ:◎
バー:○
飲食:◎
当日飲んだウイスキーは『こちら』でご紹介しています。
チケット
チケットは争奪戦必須です。
12月上旬に協力店のバーや酒屋さんで先行販売が行われます。
基本的には当日中に売り切れることが多いと思います。
12月中旬にネットで一般販売が行われますが、例年は1~2分程度で完売します。
また、数日前から秩父入りをしてバーやグルメを楽しむ方が多く、前夜祭(正確にはみやのかわナイトバザール)が開催される前日のホテルに関しても争奪戦となります。
アクセス・会場の広さ・混雑具合
会場は秩父駅周辺で開催されます。
多くの方は西武秩父駅から秩父に乗り込むかと思いますが、西武秩父駅から秩父駅までは徒歩15分程度です。
開場は2024年から新大テント会場が新設され、大テント会場・地場産センター・参集殿の計4箇所に分かれています。
会場の規模に対して参加者が多いので、ピーク時はテント内はサウナ状態だったりと、混雑は覚悟しておいた方が良いです。
物販・限定ボトル
各ブースでイベント限定のボトルや、蒸溜所のグッズが販売されます。
イベント限定のジャパニーズウイスキー・スコッチは基本的に抽選にて販売されます。
また、イベント当日にガラポンでのイベント限定のウイスキーの抽選も行われます。
セミナー
セミナーはイベント前日と当日に開催されます。
セミナーの参加にはイベントのチケットに加えてセミナーのチケットが必要になり、どのセミナーも販売直後に完売となるほど人気です。
特に多くの方のお目当ては秩父蒸溜所のオープンデーかと思います。
秩父蒸溜所は普段一般人向けの見学が行われていませんので、こういった日でないと見学はなかなか難しいので、人気が集中します。
総評
チケット・セミナー・ホテルの争奪戦を制したもののみが楽しめるイベントです。
参加難易度は激高ですが、それに見合った楽しさがあるかと思います。
ぜひ一度は参加してみてほしいイベントです。
2024年4月:ウイスキーハーバー神戸
神戸で開催された『ウイスキーハーバー神戸』に参加してきました。
ラインナップ
ジャパニーズウイスキーの大手・新興蒸溜所、スコッチのオフィシャル、ボトラーズなどは他のイベント遜色なくラインナップされています。
ただ、バーのブースが圧倒的に少ないです。
神戸には西の聖地と呼ばれる『メインモルト』さんなど、有名なバーがいくつかありますので、イベント外で楽しんで!ということかもしれません。
会場の駐車場エリアにキッチンカーの出店があります。
テーブルなどが少ないこと、当日雨が降っていたこともあって、利用はしませんでした。
ジャパニーズウイスキー新興蒸溜所:◎
スコッチ オフィシャル:○
ボトラーズ:○
バー:×
飲食:○
当日飲んだウイスキーは『こちら』でご紹介しています。
チケット
2月上旬から実行委員会や協力店で先行販売されます。
2月中旬からネットにて一般販売が行われます。
2024年はグラス・ストラップ付きチケットは一般販売開始後に即完売し、通常チケットも開催日前には完売となっていました。
その後先行販売分の在庫などを調整して再販が行われました。
都合がつき次第早めに購入されるのがよいかと思います。
通常チケット:4,500円
アクセス・会場の広さ・混雑具合
会場はKIITOデザイン・クリエイティブセンター神戸で、三宮駅から徒歩20分、最寄り駅はポートライナーの貿易センター駅ですがそこからも徒歩10分かかります。
バスという選択肢もありますが本数は少なめなので、アクセスは悪めです。
さすがにジャパニーズウイスキーの一部のブースには行列ができますが、会場がそこそこ広いため全体的に混雑は気になりません。
物販・限定ボトル
各ブースでイベント限定のボトルや、蒸溜所のグッズが販売されます。
毎年1本だけイベント限定のウイスキーが抽選販売されます。
Kyoto Fine Wine and Spirtsさん(通称:京都さん)選定で、2023年はクライゲラヒ、2024年はプルトニーと玄人向けなチョイスとなっています。
セミナー
セミナーはいくつか開催されます。
入場チケットの他にセミナーチケットが必要となり、人気のセミナーは即完売となるので、発売と同時に購入するようにしましょう。
総評
年明け1発目の関西開催のイベントなので、関西圏に住んでいる方は参加されるのが良いのではないでしょうか。
ただ、例年6月にはウイスキー文化研究所主催のウイスキーフェスティバルin大阪、例年夏頃(2024年は9月開催)には京都でリカマンウイスキーメッセが開催されるので、これらと比較するとやや見劣りするラインナップかなと思います。
2024年12月現在で開催の発表はありませんが、2024年は3月に開催された倉敷ウイスキーフォーラムがあると中国地方の方は参加を見送られるかもしれません。
そして、さらに2025年は翌週にウイスキーフェスティバルin横浜が開催されるので、首都圏の方は参加を見送る方もいらっしゃるかもしれません。
ラインナップと日程的に損をしていますが。。イベントも良いのですが、神戸はグルメやバーが充実していますので、個人的にはこれらを目的に訪れるのをおすすめします。
2024年5月:Tokyo Internal Barshow
ウイスキーのイベントというよりカクテルと蒸溜所のイベントではありますが、『Tokyo Internal Barshow』に参加してきました。
ラインナップ
カクテルと蒸溜酒のイベントで、年々ウイスキー要素が薄まってカクテルメインになっていっている印象です。
ジャパニーズウイスキーは大手3社、ベンチャーウイスキー、本坊酒造、嘉之助、長濱、静岡のみ出店されていました。
スコッチのオフィシャルはそこそこラインナップがありました。
通常のウイスキーイベントは各ブースは簡素な作りではありますが、Barshowではバーカウンターなどがあり、手の込んだ豪華な作りとなっています。
バーブースはなく、レアなボトラーズウイスキーは飲めません。
ただ、各ブースでカクテルを作っている方は日本全国各地の名店のバーテンダーの方で、目の前でカクテルを作ってくれる姿には圧倒されます。
飲食ブースはありませんが、周辺には飲食店がたくさんありますので、一時外出して食事するには困りません。
ジャパニーズウイスキー新興蒸溜所:×
スコッチ オフィシャル:○
ボトラーズ:×
バー(カクテル):◎
飲食:×
当日飲んだお酒は『こちら』でご紹介しています。
チケット
チケットは基本的に売り切れることはないので、確実に行けるとなったタイミングで購入されるのが良いと思います。
土日開催なので、2日券を買ったほうがお得です。
入場の際に身分証明書(運転免許証、パスポートなど)で年齢確認が行われますので、忘れずに持っていくようにしましょう。
2日券:11,000円
アクセス・会場の広さ・混雑具合
東京ドームのプリズムホールで開催されます。
JR水道橋駅、都営地下鉄三田線の水道橋駅、東京メトロ丸ノ内線・南北線の後楽園駅などの複数路線でのアクセスが可能です。
会場自体は広いのですが、参加者がかなり多いです。
人気のブースは30分以上待ちだったり、混んでいて通りずらい通路があったりと、混雑は覚悟しておきましょう。
物販・限定ボトル
一部の過去のイベント限定ボトルの販売が行われています。
新規でのイベント限定ボトルの販売はありませんが、毎年イベント限定ボトルで秩父蒸溜所からリリースが行われます。
これを飲むために参加しているまであります。
セミナー
メインステージでは無料でトークショーなどが開催されます。
マスタークラスとして有料のセミナーも開催され、こちらは当日先着順で申し込みを行います。
また、各ブースでは時間限定で限定カクテルの提供などがあります。
その他
ウイスキーイベントではなく、カクテルと蒸溜所のイベントなので、様々なお酒をちゃんぽんすることになります。
また、カクテルは度数の割に飲みやすかったりするので、気付いたら結構酔っ払っています。
いつも以上に水を飲んだり、食事休憩などを挟んで、酔いつぶれないように注意しましょう。
総評
ウイスキーだけでなく、色々なお酒に興味があるという方におすすめなイベントです。
ウイスキー以外にも興味を持つきっかけになると思いますので、個人的には毎年参加するようにしています。
2024年6月ウイスキートーク福岡
歴史のあるイベントの『ウイスキートーク福岡』に参加してきました。
ラインナップ
ジャパニーズウイスキーの大手・新興蒸溜所、スコッチのオフィシャル、ボトラーズなどは他のイベント遜色なくラインナップされています。
福岡や九州だけに限らず日本全国各地のバーが出展されていて、バーのブースが圧倒的に多いです。
飲食ブースもありますが、屋外で当日暑かったこともあって、利用はしませんでした。
ジャパニーズウイスキー新興蒸溜所:◎
スコッチ オフィシャル:◎
ボトラーズ:◎
バー:◎
飲食:○
当日飲んだウイスキーは『こちら』でご紹介しています。
チケット
例年4月頃にチケットが販売開始されます。
2024年は会場が広かったということもあり、チケットの売り切れはありませんでした。
当日券の販売はないので、確実に参加できるという都合がつき次第購入するようにしましょう。
アクセス・会場の広さ・混雑具合
2024年よりマリンメッセ福岡B館で開催されています。
博多駅からはバスか地下鉄+徒歩でのアクセスが必要となります。
会場の広さはこれまで参加したウイスキーイベントで一番広く、ジャパニーズウイスキーの一部のブースでは行列こそ発生しますが、混雑しているとは感じさせないほどの広さがあります。
広すぎて持て余しているスペースがあるのは少し勿体ないとも思うぐらいに広いです。
物販・限定ボトル
各ブースでイベント限定のボトルや、蒸溜所のグッズなどが販売されます。
イベント限定ボトルは後日抽選が行われ、スコッチからジャパニーズウイスキーと幅広いラインナップが揃っています。
特に秩父・嘉之助・津貫が人気だと思います。
セミナー
セミナーはいくつか開催されます。
入場チケットの他にセミナーチケットが必要となり、人気のセミナーは即完売となるので、発売と同時に購入するようにしましょう。
総評
個人的には一番好きなウイスキーイベントです。
ラインナップのバランスも良くイベント自体も楽しめますが、何より福岡のグルメが美味しいので、そちらも楽しめるのが好きな理由です。
2024年12月:ウイスキーフェスティバルin東京
首都圏最大級のウイスキーイベントの『ウイスキーフェスティバルin東京』に参加してきました。
ラインナップ
ジャパニーズウイスキーの大手、特に新興蒸溜所のラインナップがすごく、ニューポットだけの製造開始間もない蒸溜所も出展されています。
スコッチのオフィシャル、ボトラーズなどは他のイベントと遜色なくラインナップされています。
バーのブースは極少なめです。
飲食ブースはありません。
ジャパニーズウイスキー新興蒸溜所:◎
スコッチ オフィシャル:◎
ボトラーズ:◎
バー:×
飲食:×
チケット
一般販売よりも1週間早くウイスキー文化研究所会員向けに先行販売され、一般販売は例年9月下旬頃にチケットが販売開始されます。
発売された瞬間に完売ということはありませんが、数日以内に完売となります。
そのため、少しでも参加したいのであれば、都合がつかなくてもとりあえず買っておいた方が良いと思います。
土曜日のAM・PM、日曜日のAM・PMの4部開催です。
各部均等に提供してくれるブースもあれば、どんどん提供して売り切ったら終わりというブースもありますので、なにか飲みたいボトルがあるのであれば、土曜日のAMに参加されることをおすすめします。
また1部あたり3時間半という時間制限があり、すべてのブースを訪れるのは困難なので、遠方から訪れる方は2部分購入されるのも手かと思います。
アクセス・会場の広さ・混雑具合
会場はベルサール高田馬場で、JR高田馬場駅から徒歩10分ほどで到着します。
イベント会場は広めではありますが、ジャパニーズウイスキーブースを固めて配置するので、そこだけ混雑します。
会場が地下で開催されるのですが、楽天モバイルの電波が入りません。
WiFiもないので事前に何か対策されていくことをおすすめします。
物販・限定ボトル
各ブースでイベント限定のボトルや、蒸溜所のグッズなどが販売されます。
イベント限定ボトルは4本ラインナップされ、どれも事前抽選が行われます。
ラインナップはジャパニーズウイスキー中心で、毎回蒸溜所が異なります。
セミナー
セミナーはいくつか開催されます。
入場チケットの他にセミナーチケットが必要となり、人気のセミナーは即完売となるので、発売と同時に購入するようにしましょう。
各部ごとに開催されるセミナーが異なり、土曜日のAMに開催されるセミナーなら、土曜日のAMの入場チケットが必要となります。
また、各部3時間30分の制限時間がある中で、セミナーに1時間を使うのは少し勿体ない気もします。
総評
ジャパニーズウイスキーの新興蒸溜所の味わいチェックや、オフィシャルの味わいをチェック、ボトラーズの新作をチェックするのに非常に役立つイベントです。
首都圏にお住まいの方は参加必須のイベントで、1年の締めくくりに相応しい大規模なイベントだと思います。
感想
2024年は6つのウイスキーイベントに参加してきました。
前半はコンスタントに参加できていましたが、6月のウイスキートーク福岡から12月のウイスキーフェスティバルin東京まで半年くらい空いてしまったのは反省ポイントです。
来年はコンスタントに参加していこうと思います。
また、首都圏以外で開催されるイベントは名古屋・神戸・福岡と行く場所が固定化されてきているので、これら以外のイベントにも訪れてみたいと思います。
2025年も引き続きウイスキーを楽しんでいこうと思います。