今回は2024年上半期のベストリリースをご紹介していきます。
2024年の1月から6月に発売されたウイスキーの中で私が飲んでこれは美味いと思ったウイスキーです。
上半期は蒸溜所には『富士御殿場蒸溜所』、『ガイアフロー静岡蒸溜所』、『江井ヶ嶋酒造』の3つの蒸溜所を訪れました。
ウイスキーイベントですと1月の『ウイスキーラバーズ名古屋』、2月の『秩父ウイスキー祭』、4月の『ウイスキーハーバー神戸』、5月の『Tokyo Internal Barshow』、6月の『ウイスキートーク福岡』と5イベント参加してきました。
その他バーや酒屋さんなどの試飲を含めると、トータル約250種類ぐらい飲んできましたが、その中からオフィシャル3本、ボトラーズ3本ご紹介していきます。
オフィシャル1本目:三郎丸Ⅳ The emperor カスクストレングス
ハイランドピートが使用されていて、土っぽい煙と黄色いフルーツがあって美味しいかったです。
加水タイプでも良さを十分味わうことができるのですが、カスクストレングスですと味わいが1段階濃いという感じですので、個人的にはカスクストレングスの方が好みでした。
可能であればバーやイベントなどでカスクストレングスを飲んでみてください。
おそらく三郎丸蒸溜所が出展するウイスキーイベントなどではⅣの加水とカスクストレングスの飲み比べが可能だと思いますし、バーであればⅢのアイラピートとⅣの飲み比べできるかと思い、それぞれ面白いと思います。
上半期にジャパニーズの新興蒸溜所から色々リリースがあったかと思いますが、PBのシングルカスク系を除いたら、新興蒸溜所の中ではこちらが1番美味しかったなと思います。
オフィシャル2本目:バリンダロッホ ヴィンテージリリース2015
バーで飲んだのですが、想像していたよりもかなり良かったです。
バナナ、フルーツ、柑橘系、後半はナッツを感じて、少し若い感じもしますが良かったと思います。
2015年蒸溜のものですので、8年熟成程度かとは思いますが、美味しいですので、今後のリリースにも注目していきたいと思います。
お値段が17~18,000円ぐらいと若干高いので、買わずともバーなどで飲んでみるといいんじゃないかなと思います。
スコッチのオフィシャル系のリリースで触れるならアイラ島の新しい蒸溜所のアードナッホーからもリリースがありました。
個人的には若さを感じつつ、土っぽさと弱めピートという印象で、アードベッグの3年を弱くした印象を持ちました。
あとは、ストラスアーンからもファーストリリースがありましたが、こちらはまだ飲めていないので、どこかで飲んでみたいものです。
これらに共通して言えるのはお値段ですね。
スコッチの新興蒸溜所のオフィシャルは15,000円~20,000円が相場になっています。
これからもリリースは増えると思いますが、この価格帯だと手を出しづらいですね。。
オフィシャル3本目:富士 シングルグレーン 50th Anniversary
5月の『Tokyo Internal Barshow』の際に試飲してきましたが、バニラ感などの長熟グレーンの良さが詰まった1本だったなと思います。
富士と言えばグレーンの印象が強いので、富士の良さ・魅力が詰まっている1本だと思います。
ぜひとも買いたかったのですが、ネット販売の抽選に外れて、富士御殿場蒸溜所に行けば買えるとは思うのですが、1月に行ったので行く気力がなくてまだ買えていません。。
富士50周年はシングルモルト、ブレンデッド、グレーンとリリースされましたが、個人的にはブレンデッドが一番で、次点がグレーンかなと思います。
蒸溜所に行けば買わずとも飲めると思いますし、ウイスキーイベントでも飲めたりすると思いますので、ぜひ飲んでみてください。
ボトラーズ1本目:ブロッサムズ グレンマレイ 1995
人気のブロッサムズシリーズからグレンマレイの1995年蒸溜の28年熟成の1本です。
グレンマレイにあるフルーティーさや花っぽさに色味が出てきて、紅茶っぽい要素が出てくるかなと思います。
バーで飲んで非常にこれは美味しかったので、なんとか酒屋さんを探し回って購入することができました。
これから購入することは難しいとは思いますが、バーなどで見かけたらぜひ飲んでみてください。
ボトラーズ2本目:GM トーモア 1999
コマスピさんから発売されました話題のGMのトーモアです。
1998年蒸溜で、ファーストフィルのバーボンバレルで25年熟成の1本です。
めちゃくちゃフルーティーで、96のベンネヴィスなどを思わせる味わいがあるかと思いますので、文句なしでのラインナップ入りです。
バーで飲んで美味しかったので、これは欲しいと思っていまして、なんとか早押し大会に勝利して購入することができました。
これから購入することは難しいとは思いますし、人気なのでバーでもすでに売り切れてしまっているところも多いようですが、もし見かけたらぜひ飲んでみてください。
ボトラーズ3本目:ドーノッホ 2019-2024 5年 フレッシュバーボンバレル 秩父ウイスキー祭2024
画像一番左
『秩父ウイスキー祭』のイベント限定ボトルのドーノッホです。
こちらはまだ発売されていませんが。。発売予定だったということで選定しました。
当初は2024年5月に発売予定でしたが、船便が遅れているとのことで、2024年8月に抽選および発売が行われる予定とのことです。
発売されていないのに、なぜ美味しかったボトルに選定できるのかというと、『秩父ウイスキー祭のセミナー』に参加して、先行試飲をさせて頂きました。
イベント限定ボトルはどのボトルも美味しかったのですが、ドーノッホが飛び抜けて美味しかったと思います。
クミンや生姜などのスパイス系、レモンと少し蜜のような甘い感じがありつつ、余韻にはがっつりパッションフルーツを感じて美味しかったです。
このブログを投稿した段階ではまだ抽選が行われていないので、ぜひとも当選して欲しい1本です。
2024年上半期ベストリリース
2024年上半期一番美味しかったベストリリースは『ドーノッホ』です。
しかし上半期に試飲はしましたが厳密には発売されていないので、発売された中で言うなら『トーモア』かなと思います。
ちなみに昨年2023年に一番美味しかったボトルは『Kyoto Fine Wine and Spirits ベンネヴィス 1996-2023 リフィルホグスヘッド』です。
2023年の4月頃にリリースされたかと思いますが、ずば抜けて美味しかったですし、飲んだときに今年のベストボトルはこれだとなりました。
今年に関しては美味しいボトルはあったのですが、ここまでずば抜けて美味しいボトルはなかったなという印象です。
下半期のリリースに期待しています。
おわりに
今年は買いすぎ防止のために、なるべくバーやウイスキーイベントなどで飲んで、美味しいと思ったら買うということを実践しております。
この取り組みを始める前の懸念点としては人気のボトルが買えないんじゃないかと思っていました。
しかし、イベントで試飲してその場で先行注文ができたり、最初にバーに入れて試飲期間を設けて後日一般販売みたいなやり方をしてくれるので、意外と買えるなという印象です。
なので、ベストリリースと思ったボトルでも購入することができています。
下半期もこの買い方を続けますし、引き続きウイスキーイベントやバーなどで色々飲んでいきたいと思います。
また、下半期編は年末か年明け頃に投稿できればと思いますので乞うご期待ください。