前置き
ウイスキー文化研究所のセミナーを受講し、『さ竹 恵比寿駅』で十割蕎麦を堪能した後は山手線で次の目的地へと移動していきます。
この日は朝起きれなかったこともあり、セミナー終了後15時頃にようやく1食目でしたので、さすがに蕎麦1杯だけではお腹が満たされません。
もう1杯いくか、夕食まで我慢するかと悩んでいると、ちょうど品川駅に差し掛かりました。
今では少なくなってきたかと思いますが、品川駅は山手線のホーム上に立ち食い蕎麦屋『そば処 常盤軒』がありますので、サクッと食べることにします。
品川駅には山手線のホーム以外にも横須賀線のホーム上に『常盤軒 横須賀線ホーム店』があります。
ちなみに常磐(じょうばん)線という東京から千葉・茨城方面に向かう路線がありますが、こちらのお店は常盤(ときわ)軒と読むようです。
どちらも、じょうばん、ときわと読むことができますが、磐と盤で漢字も微妙に異なっています。
そば処 常磐軒
お店の外にある食券機で食券を購入して店員さんに渡します。
JR構内にありますので、お支払いにはSuicaを使用することができます。
場所柄、通勤時間帯などは混雑していそうではあります。
この日は日曜日かつ16時頃でしたので、何名か他にお客さんはいたものの混雑はしていませんでした。
かき揚げそば
迷わず『かき揚げそば』を注文しました。
食券を渡すとすぐに調理が開始され、1~2分程度で提供となりました。
蕎麦
蕎麦は生麺タイプで、蕎麦の風味はほのかに感じます。
モチッとした食感でした。
つゆ
つゆは甘めで、カツオの出汁も感じますが、醤油やおそらくみりんの甘さが強い印象でした。
かき揚げ
かき揚げはどん兵衛とか緑のたぬきなどのカップ麺に入っているような乾燥タイプのかき揚げのようでした。
少量ではありますがゲソが入っていて、しっかりとした食感を感じました。
少なめのゲソ天+天かすマシマシという表現が正しいのかもしれませんね。。
感想
この蕎麦がサラリーマンの胃袋を支えているのかと思うと感慨深いものがありました。
ただ、かき揚げのクオリティを考えると、500円は少し高いという印象を受けてしまうところではありますね。。
立地から家賃も高そうですし、最近の物価高騰の影響もあるかとは思います。
立ち食い蕎麦には『500円の壁』があります。
クオリティを維持するために値上げが行われて、500円を超えるとどうしても高いという印象を持たれて客が離れてしまうかと思います。
一方で、価格維持のためにクオリティを下げたら、長期的な意味で客が離れてしまうかと思います。
立ち食い蕎麦のような安さを売りとした薄利多売のビジネスモデルには難しい時代になっているかと思いますね。。
そんな時代ではありますが、こういったホーム上の立ち食い蕎麦屋は貴重ですから、機会があれば思い出して立ち寄ってみて欲しいものではあります。