2023年9月17日(日)に開催されたツール・ド・東北2023に参加してきました。
本記事は『前日編』です。
イベント当日の様子は『当日編』に記載しています。
ツール・ド・東北とは
ツール・ド・東北とは、東日本大震災で被災したエリアを走る人気のロングライドイベントです。
ロングライドイベントなので、弱虫ペダルのように順位やタイムを競うのではなく、完走目的のイベントです。
コースは65kmから最長で石巻~気仙沼を往復する210kmと初心者から上級者まで楽しめるイベントとなっています。
参加難易度が高い
人気のイベントなので、申し込めば必ず参加できるわけではなく、高い倍率の抽選を経て、見事当選した人だけが参加できます。
前回大会までは縮小開催で今回久しぶりに通常通りに開催されること、そして記念すべき第10回大会ということもあって、更に高い倍率だったようです。
1人での申込みはもちろんできますし、ペアでの申し込みもできるので友人2人、夫婦やカップルで申し込むこともできます。
+2万円弱くらい払えば、ほぼ確実に参加できてノベルティが貰えるというプランもあります。
3人以上のグループで参加したい、毎年参加しているから確実に参加したいという方など、確実に予定を調整できるって方はこちらが良さそうではあります。
ホテル問題
見事当選して参加できるとなっても次なる問題はホテル問題です。
イベントにはトータル2,000人以上が参加します。
スタート・ゴール地点の石巻のホテルだけでは2,000人以上の人が宿泊することができるキャパがないので、+10km~15km周辺地域のホテルが満室となります。
それでもホテルが予約できずにあぶれてしまう人がいるようです。
開催日は事前に発表されるので、当選発表の前にまずは宿を仮予約しておくのが基本のようです。
落選してしまったらキャンセルすることになりますので、あまりよろしくないやり方だとは思いますが、こうでもしないとホテルが予約することができないくらいにホテルの争奪戦となります。
最終手段としてネットカフェや道の駅で車中泊する方もいるようです。
私は当選してからホテルを予約しようとしましたが、予約サイトを見ると全滅。。
しばらく見ていると運良く当選発表後にツールド東北プランを発売したホテルを予約することができ、ネットカフェ・車中泊コースを回避することができました。
前日
まずは東京駅から仙台まで新幹線で向かい、その後は仙石線に乗り換えて石巻方面を目指します。
下車したのは石巻ではなく、石巻よりも6駅手前の矢本駅です。
予約できたホテルは石巻周辺ではなく、矢本駅周辺のホテルです。
スタート・ゴール地点である石巻専修大学までは約10kmの距離にあります。
210km走る前に自走で10km走ることになりますが、ほぼ平坦なので飛ばさなければ問題ないですし、何よりも自走で行ける距離のところに泊まることができるだけで十分です。
本日宿泊するのは『バリュー・ザ・ホテル東松島矢本』です。
ホテルと言うよりもアパートのような外観をしています。
室内はいたって普通の机、ベッド、ユニットバスがあるホテルでした。
嬉しいのはツールド東北プランということで、室内にロードバイクを持ち込むことができます。
ホテルの隣にはイオンタウン矢本があり、スーパーや飲食店があります。
車ではなく輪行で来ている身にとっては、買い出しのためにロードバイクに乗って遠出しなくていいのでありがたい立地です。
チェックイン後は遅めの昼食兼早めの夕食へ、隣のイオンタウンへ向かいます。
お目当てのラーメン屋は昼休憩だったので、某高級イタリアンレストランへ。
炭水化物、タンパク質をたくさん取りました。
食後はスーパーで水や明日の朝食を購入しました。
部屋に戻った後はシャワーを浴びて、ベッドでゴロゴロして20時頃に消灯しましたが、結局寝ることができたのは21時過ぎでしたでしょうか。
よくイベントなどに参加されている方はここで疑問を持たれるかと思います。
前日受付してなくね?
そうなんです。前日受付をしていません。
というのも、今回のツール・ド・東北2023は前日受付がなく当日受付のみとなっています。
こういったイベントは前日受付を行って、翌日にイベントが行われることが一般的かと思います。
前日受付を行うことで、参加者はほぼ宿泊せざるを得なくなりますので、地域に少なからずお金が落ちます。
ただ、前日受付がなくても近隣に住んでいない限りは宿泊することになりますし、結局どこのホテルも満室で混雑しているので、お金もちゃんと落ちていると思いますので、この点は問題ないかと思います。
むしろ、前日受付がないことで前日は移動だけで済みますので、参加者にとっては負担が減るのでいいですね。
ということで、次回は『当日編』で。